今回は顎木あくみ | 高坂りと | 月岡月穂 先生の
『わたしの幸せな結婚』 17話を読んだので紹介したいと思います。
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わたしの幸せな結婚 17話 あらすじ
前話第16話はこちらから!
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清霞の家に、美世は戻ってきました。
清霞は美世の面倒を見ます。
斎森の家が全焼したこと、斎森の家族のこれからのことを、清霞は美世に伝えます。
辰石実は当主の座を一志に譲りました。
一志は久堂の監督のもとで行動制限を受け入れました。
美世は清霞に斎森の屋敷跡に連れてきてもらいました。
美世は桜の切り株に手を伸ばした時、鋭い痛みを感じた気がしました。
自分を鍛え直すことにしたと、幸次は美世に告げます。
幸次は自分のこれからのことと現況を伝えます。
僕も守りたいものを守れるようになると、幸次は誓います。
僕が言いかけたこと覚えてる?と、幸次は美世に問いかけます__
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わたしの幸せな結婚 17話 ネタバレ
美世は澄美に近寄ります。
しかし、美世は呼ばれて振り返りました。
まだそちらへは行けないことを美世は澄美に伝え、
また会いましょうと笑顔で言いました。
澄美が何か言っていますが、美世は聞き取れません。
目を開けた美世は布団に横たわっています。
対異特務小隊の隊長・久堂清霞の家に、美世は戻ってきました。
布団で起き上がっている美世の口に、清霞は食べ物を運びます。
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優しす・・
美世は清霞に面倒を見てもらうのは嬉しいですが、恐れ多いし恥ずかしいです。
美世の顔色が優れないので、清霞は顔を近づけて、気分が悪いのか訊きました。
美世は焦って否定します。
もう動けると美世は主張しますが、清霞はそれを許しません。
打ち身が酷いから数日は安静にしているように医者に言われたからです。
使用人・ゆり江が、たらいと布を持って現れました。
美世が目覚めた後、ゆり江は美世の手を握って何度も名前を呼びました。
食事が終わったら体を拭くことを、ゆり江は申し出ます。
坊ちゃんがしますか?とゆり江が冗談を言うと、清霞は頬を赤らめて彼女に任せました。
斎森の家が全焼したことを、清霞は美世に報告します。
誰も亡くならなくてよかったと、美世は微笑して言います。
美世の両親は地方の別邸に移ること、
そこでは貧しい暮らしになるだろうことを清霞は伝えます。
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・・・。
美世の異母妹・香耶は、厳格で有名な家に奉公に出されます。
香耶は見鬼の才はあるが拙い術を使える以外に異能はないので、外部に預けても危険ではないだろうと、清霞は言います。
皆行き先があることに、美世はほっとします。
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ここまでの仕打ちを受けたのに、元家族のことを心配する美世・・
実が法的に裁かれることはありませんが、
責任を取って、当主の座を長男・辰石一志に譲りました。
遊び歩いてばかりの一志に次期党首が務まるか、次男・幸次が心配していたこと
を、美世は思い返します。
事実上、辰石家は久堂家の麾下になります。
そんななか、
美世は清霞に1つお願いをします。
__
美世は無理を言って、清霞に斎森の屋敷跡に連れてきてもらいました。
美世を二度と斎森の屋敷に来させる気がなかった清霞はムスッとしています。
少しぬかるんでいるので、清霞は美世の手を取りました。
美世にとって辛い思い出が多いですが、幸せな思い出も少しは残っていた場所が。
澄美の嫁入りの時に植えられた桜の切り株に、美世と清霞は近づきました。
美世が物心つく頃には、その桜の木は枯れて切られました。
最後に見ておきたかった美世は、その切り株に手を伸ばします。
その時__
美世は鋭い痛みを感じた気がしました。
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・・・!!!
これもしかして美世に・・
明日には斎森の屋敷の後片付けが始まります。
それでもう、澄美のいた証は美世の身一つです。
お母様は最後だからとこの場所に呼んでくれたのだと、美世は思います。
今日斎森の屋敷で区切って前へ進むことを、美世は決意します。
新しく幸せを得るすべを美世は持っているからです。
美世と清霞は微笑み合います。
美世と清霞が路地に出ると、車の傍に幸次が立っていました。
幸次と美世はぎこちなく挨拶します。
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あ・・・。
少し話せないかと、幸次は申し出ます。
幸次もこの街にいられるのはあとわずかです。
これが最後の機会だからと、幸次は訴えます。
美世は清霞をチラッと見上げます。
清霞は溜め息をつき、先に車に戻りました。
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幸次、最後にも美世を助けてくれたもんね・・
美世と幸次は外の階段に座って話します。
2人は昔は遊ぶ合間にそうやって休んでいました。
澄美を亡くして斎森の家にも居場所をなくした美世がやってこられたのは、幸次との時間があったからです。
先日助けに来てくれたお礼を美世は言います。
僕はこの間も何も出来なかったと、幸次は悔しそうに言います。
幸次のおかげで早く美世を助けに行けたと清霞が言っていたことを、美世は伝えます。
幸次は両手をギュッと握り、何も出来なくて悔しかったと吐露します。
幸次は異能を持っていますが、実用に足るものではありません。
君を助けると息巻いても何もしていなかったと、幸次は語ります。
それでも、自分の代わりに怒ってくれる幸次の存在は、美世の心の支えでした。
誰も味方がいなかったら、今頃は美世はこの場にいませんでした。
だから自分を鍛え直すことにしたと、幸次は晴れ晴れとした顔で告げます。
これから旧都に行って異能者としての修行をすること、香耶との婚約は白紙にならないこと、斎森家の時期当主の立場もそのままなこと、自分の成長次第で斎森家の再興もありうると清霞が言ったことを、幸次は伝えます。
君のことは久堂さんが守ってくれると思うけど、僕も守りたいものを守れるようになると、幸次は誓います。
僕が斎森の家に呼ばれた日、
僕が言いかけたこと覚えてる?と、幸次は目を逸らして問いかけます。
僕は君を――
と幸次は言い、美世の手に手を伸ばしました。
そのことを、美世はよく覚えています。
しかし、美世は幸次が望むだろう答えを口にします。
忘れました
と美世が答えると、大したことじゃないと幸次は笑顔で返します。
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・・・。そっか・・。
2人は歩き出します。
味方でいてくれたお礼を、美世は心の中で言います。
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うわああ・・なんだか切ない・・。
でもめっちゃよかった・・。
__
車の傍で立って待っていた清霞のところに、美世は急いで戻りました。
清霞は美世の頭にぽんと手を置き、優しい眼差しで話しかけます。
美世は微笑みます。
幸次は少し離れたところから2人の様子を眺めています。
おとなしくて、優しくて、家族の仕打ちに耐える強さもあって、そんな美世の輝きに惹かれました。
美世の泣き出しそうな顔を目にすると、自分が守ってあげなければと感じました。
でも美世を守るのは僕じゃないと、幸次は悟りました。
清霞が美世を助けて抱きしめた時のことを、幸次は思い返します。
いつかまたと、美世は幸次に声をかけます。
また会おうと、幸次は満面の笑みで手を振りました。
と、幸次は心の中で言います。
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おおおぉこちらもなんかぐっとくる・・・。
___
清霞と美世の正式な婚約は、簡単な手続きで終わりました。
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あっさり婚約できたのね。ひとまず、ほんとにおめでとう!
清霞と美世は街中を並んで歩いています。
本当に清霞の両親に挨拶をしなくてもいいのか、美世は確認します。
すると、清霞はこう説明します。
久堂家の当主は私だから許可もいらないこと。
もう縁談を持ってくるなと連絡したことを。
清霞と美世の縁談は、清霞の父親が持ち込んだものでした。
父親がいつも縁談を仕入れてくると、清霞は愚痴ります。
妹を紹介するつもりだったのだろうがお前が来てよかったと、清霞は言います。
美世は頬を赤らめて俯きました。
今日は、美世の父親・斎森真一、義母・香乃子、異母妹・香耶が帝都を離れる日。
美世は見送りに行きませんでした。
私は余計なことをした、大ごとになったのは私の責任もあると、清霞は辛そうに言います。
美世は斎森家を出た時点で縁は切れたと考えていましたが、向こうはそうではなかったから。
美世にも過去を断ち切るための行動が不可欠だったからです。
旦那様がしてくれたことは余計ではありません、嬉しいですと、美世は微笑みます。
清霞は足を止め、美世の両手を取ります。
これから先お前に苦労をかけること、戦場に行くこともあるだろう、私は性格がつまらないと、清霞は言います。
だが私はお前と一緒になりたい、
こんな面倒な男と結婚してもらえるだろうか
と、清霞は結婚を申し込みました。
私の方が面倒ですと、美世は返します。
旦那様こそ後悔しませんか?と、美世は微笑んで尋ねます。
清霞は強く否定しました。
美世は笑顔で結婚を承諾しました。
清霞は微笑します。
2人は手を繋いで歩き出します。
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ウワアアン! 最高のラストすぎる・・!!
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わたしの幸せな結婚 17話 感想・考察
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最後、切ないね・・
でもこの今にも消えちゃいそうな作画と相まって、心が優しい気持ちになるよ。。
目を瞑って頬を赤らめてもぐもぐしている美世がとても可愛かったです。
美世は鋭い痛みを感じた時、異能に目覚めたのではと感じました。
今後の展開が楽しみです。
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そう!思った!電気っぽいの走ったよね?!
実と香乃子の所業が公になっていないことが納得いきません。
実は誘拐と放火を、香乃子は暴行と殺人未遂を犯しました。
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これな・・
権力がある人間は裁かれない悪しき風習よ・・
幸次が美世を車でさらうんじゃないかと、ずっとハラハラしていました。
幸次にちゃんと告白させてあげた方がよかったんじゃないかとも思いました。
幸次が味方でいてくれたお礼を、美世はなんで口で伝えないのか不思議でした。
何も出来なかったと幸次がまた落ち込むかもしれないからでしょうか。
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2人だけにはわかるのかもね、あの応対がベストだったのかも。
水溜まりに子供時代の美世と幸次が映っていて、素敵な演出でした。
美世が私なんかとと自分を卑下することなく、笑顔で結婚を承諾したのが嬉しかったです。
次話から新章に入るようです。
清霞と美世の恐らく甘々な新しい生活が始まり、新しい人物も出てくるようなのでとても楽しみです・・!
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幸せな2人がずっと続きますように・・!そして今話では2人にこの言葉を送りたいと思います!”ご結婚おめでとー!!!”
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次回第18話ネタバレはこちらから
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