今回はピッコマで連載中のTeam IYAK (winter・heyum) / G.M先生の
「皇帝と女騎士」原作小説(ノベル)版の194話195話※海外版準拠(ピッコマ漫画版は106話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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皇帝と女騎士 194話 195話 ネタバレ
前話のネタバレはこちら!
↓↓↓
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194話
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ポリアナがストラを守って・・・??!!
『ウィンター侯爵!』
誰もが叫んだが、最も絶望的な声を上げたのは皇帝で、
『ポリアナ!!』
と咆哮しポリアナに駆け寄った。
ストラは、自分の体を覆っているポリアナの体に触れると、手が震えた。
ポリアナはストラの上に横たわったまま全く動かなかった。
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・・えっ。
ポリアナはとても華奢な体つきをしていたが、ストラにとっては大きな岩に押しつぶされたような感覚だった。
ストラは息が切れて声を出すこともできなかった。
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おいおいおいおいおい・・・!!!!
しかし__
少しそのままだったポリアナが目を覚まし、ストラは安心して泣き出した。
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うおおおおッ!!よかった・・・・!!!!
ポリアナは、
『ストラ様、大丈夫ですか?』
と尋ねた。
『私は大丈夫です。私が心配しているのは、侯爵様の方です!
侯爵様は大丈夫なのですか・・!?あぁ・・!なんてことを・・・!!』
ポリアナはストラの頬を優しく撫で、立ち上がった。
早く立ち上がりたかったのだが、すぐに自分の体がおかしいことに気がついた。
真っ直ぐに立てないのだ。
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えっ・・・。
ポリアナは自分の身体に何が起きているのかがわかった。
他の衛兵たちも、彼女の動きを見てわかった。
ルクソスと妻たちは、「医者を呼べ!」と叫んだ。
一方のポリアナ自身は
『なんでみんなこんなに騒ぐんだろう…』
とつぶやいていた。
ポリアナは地面に座ったまま、上半身を確認した。
『あー。あーっ。ふーうっ。』
話すことも、息をすることも問題なくできた。
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発声を確認するポリアナ。
つまり、肺の状態も問題なかったのだ。
ゆっくりと立ち上がると、痛いながらも立ち上がることができ、つまり足も大丈夫だということがわかった。
肋骨が折れているってわけだ…。
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冷静すぎるでしょ・・むちゃくちゃ頼もしいけど・・・
集まってきた周りの人が助けようとすると、ポリアナはそれを止めて、
『私は大丈夫。関節も内臓も問題ないみたいだ。』
と周りに答えた。
ポリアナは、「今の自分は運が良かった」と思った。
このように馬や鹿に蹴られた被害者は、死亡したり半身不随になったりすることも珍しくない。折れた肋骨が肺に穴を開けたかもしれないし、背骨が損傷したかもしれない。
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・・・ゴクッ。
すぐに医者が駆けつけて、ポリアナと同じ診断を下した。
肋骨は確かに折れているが、まだ繋がっているという。
治るまではできるだけ体を動かさないようにしなければならない。
命に別状がないことを告げられたストラは、安心してハンカチに向かって泣き出してしまった。
彼女はポリアナに、
『侯爵様、本当に申し訳ありません。すべて私の責任です。あなたが注意してくれたのに、どうしても鹿に触りたくて……。』
『心配しないでください、ストラ様。あなたとトリー様をお守りするのが私の務めです。あなたが傷つくのを防ぐ機会を得られたことが嬉しいのです。』
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人格者よの・・(泣
ポリアナにとって、これは大したことではなかった。
それどころか、彼女は自分が素早く動けなかったことを責めていた。
いつもなら、ストラを抱えて鹿から離れて転がることができたのに、今回は鹿に蹴られて意識を失ってしまったのだ。
それは、彼女が年を取ったせいもあるが、周りの環境があまりにも快適になったからだと思う。彼女はすべてを手に入れたので、生きることに必死ではなくなった。金も権力も、そして皇帝の寵愛も……ポリアナは以前のような警戒心を失っていた。
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皇帝の寵愛(本当の意味での愛)だけはポリアナは気付いていないけどね・・。
ストラは自分の馬車をポリアナに差し出した。
ポリアナが馬車に乗り込むと、ストラは彼女を追いかけて馬車に乗ろうとしたが、皇帝に止められてしまった。
『でも殿下、侯爵様のことは私にお任せください…』
『その必要はない。私自身がポリアナ卿を診るから。』
ストラが抗議する前に、ルクソスが先に馬車に乗り込んだ。
ストラがついていこうとすると、それをいつの間にかそこにいたアイノが止めた。
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アイノいつの間に・・!!笑
あなたひとりでどっか行ってて不安だったのよ!!何してたの・・?
『ストラ様、殿下はポリアナ卿とお話ししたいことがあるのでしょう。』
『でも、誰かが彼女の傷の手当てをしないと…!』
『城に戻ってから、ゆっくり診させますので。』
ストラは再び泣き出し、アイノはストラを別の馬車に乗せるのを手伝った。
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ここでもアイノ、気を遣ってくれてるんかね・・?
__
__
ポリアナが馬車で横になり天井を見上げていると、誰かが入ってきた。
ストラだろうと思っていたが、それがルクソスだとわかると、思わず立ち上がろうとした。ルクソスが手を振って止めると、ポリアナは再びゆったりと横になった。
彼女は、皇帝ルクソスの前で横になることを許された数少ない特別な特権を持っていたのだ。そうでなくても、怪我をしているからというのが、彼女の言い訳だったが。
ポリアナは、自分でも苦しくなるほどの深いため息をつきながら、ルクソスに向かって
『殿下、私はあまりにも現状に満足していました。平和に慣れすぎてしまったのです。あの時の私の反射神経の鈍さをご覧になりましたか?完治したら、私はもう二度とあんなことは起こしません。これから自分を高めるために真剣にトレーニングを始めます。』
実際ポリアナは、最近は狩りのための訓練に集中していたため、他の訓練は怠っていた。そして、自由な時間があればプラウと過ごしていたが、それは今になって後悔している。プラウと一緒にいろいろなレストランに行く代わりに、乗馬や腹筋をするべきだったのだ。
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・・・。
ここで後悔と共に出てくるプラウよ。。
『蹴られた瞬間、息ができなくなって、気を失ってしまったのです。あんな失態をしたなんて信じられません。恥ずかしくてたまりません。私は…!怠け者になってしまいましたっ…!!』
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律儀すぎるよ・・!そんなこといいからゆっくり休んでくれ・・。
ポリアナは、皇帝に罪悪感のある笑顔を見せた。
馬車が動き出すと、ルクソスは両手で彼女の体を支えて動かないようにした。
ルクソスの顔は硬直していた。鹿に蹴られて地面に倒れた彼女を見たとき、彼女を追いかけて悲鳴を上げないようにするのには、ルクソスの自制心のすべてが必要だった。ルクソスは、自分の本当の気持ちを彼女に見せてはいけない、それはポリアナを不安にさせるだけだと思っていた。
だから穏やかな声で、
『二度とあんなことをしないでくれ。』
とポリアナに言った。
『…どういうことですか?殿下?』
『何があっても二度とあんなことをしないでくれ。たとえそれが私や妻たちであっても、他人を救うために自分を犠牲にしてはいけない、ポリアナ。そなたは私の騎士だ。つまり…そなたの命は私のものだろう…?』
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うむ・・!!!
__
__
195話
ルクソスは、ポリアナを見ながら涙を流していた。
涙が頬を伝い始めると、ポリアナはショックのあまり同様で両手を振ってしまい、肋骨の痛みにまた呻いた。
ルクソスの心遣いに、彼女の目も潤んできた。
彼は歴史上最も心温かな皇帝に違いない。
__
突然、馬車が止まった。
ポリアナは床に倒れそうになったが、ルクソスは彼女をしっかりと抱きしめた。
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????!!
何の前触れもなく扉が開き、アイノ卿が大声で
『殿下、ヤパから緊急の知らせがありました!!』と告げた。
『ルゾ公爵があなたに代わって受け取り、ここ知らせを急ぎ持ってきたのです!』
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・・・うわ・・これ・・!!
ルゾ公爵が自分で急いで持ってくるということは、よほど重大な内容の手紙だったのだろう。アイノ卿の手から手紙を受け取り、それを読んだルクソスの顔はさらに暗くなった。
ポリアナは緊張した面持ちで、
『殿下、どうしましたか?ヤパで何かあったのですか?』
と聞いたが、
『心配しなくてもよい。ポリアナ卿。ただ休んでいなさい。』
とだけルクソスは返した。
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・・元老会がついに動いたっての・・?
『でも、殿下・・・何があったんですか?なぜそんな顔をするのです?
問題を解決するお手伝いができるならします。どうか教えてください。』
『ポリアナ卿、私は…
ルクソスは歯を食いしばっていた。
彼は伝えたかった。
彼女を愛していると伝えたかった。
しかし、おそらくその機会はないだろうと思っていた。
ルクソスはただ悲しげにポリアナを見て、
『お前が私にしてやれる最善のことは、生きることだ』
と続けた。
ルクソスは馬車から降りて、後ろ手に扉を閉めた。
ポリアナは、『殿下!』と呼びかけた。
ルクソスは彼女に向かい、彼女に命令を下した。
『ウィンター侯爵、そなたは怪我が完治するまでナナバに留まりなさい。怪我が完治するまでナナバに留まり、ヤパにいたときと同じように、妻たちの保護に責任を持たせる。怪我が治らないうちにヤパに戻るようなことがあれば、私の直接の命令に背いたものとみなす。その場合、罰を覚悟しておけ。』
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・・ルクソス敢えて厳しい言い方を・・。
ルクソスはアイノ卿と護衛の数人を連れて、馬に乗って素早く去っていった。
彼らは数秒で姿を消し、彼らが残した静寂は不気味に感じられた。
__
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ポリアナは嫌な予感がした。
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・・・。
彼女は近くにいた使用人に、
『すぐに私の馬をつかまえてきて!』
と命じた。
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うわうわうわ・・!!
『殿下のご命令に背くつもりですか?!!』
静かに見守っていたルゾ公爵が彼女に声をかけた。
しかし、公爵のその目は穏やかで、
『まずはナナバ城に行きましょう』とポリアナに言った。
公爵の表情を読み取ろうとして、ポリアナは思考を巡らせた。
王国は平和であり、それを乱すものは今のところ考えられなかった。
ポリアナはルゾ公爵に
『レベッカ様が危険なのか』
と尋ねた。
ルクソスがこのように急いで出発する理由は、いくつか考えらた。
南部地域が反乱を起こしたか、妊娠中の妻の調子が悪いのか。
ルゾ公爵はすぐには答えなかったが、その沈黙で十分だった。
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・・そうなの?元老会じゃなかったのか・・
ルゾ公爵はポリアナに
『侯爵様、あなたは本当に陛下の直接の命令に背くつもりですか?殿下は間もなくヤパに到着されますので、何も心配する必要はありません。あなたがそこに行く必要はありません。』
と訴えた。
__
__
馬車から降りたトリーとストラも心配そうに震えていた。
何かがおかしいと感じていたのだ。
ポリアナはしばらく二人の妻たちを見ていたが、馬に乗るのをあきらめた。
彼女はどうしてもルクソスについていきたかったが、怪我をしている今の状態ではルクソスの負担になるだけだとわかっていた。二人の妻の安全を確保するのも自分の役目だ。
トリーはルゾ公爵に「ルゾ公爵、何があったのですか」と尋ねた。
ルゾ公爵は黙っていようとしたが、トリー、ストラ、ポリアナの視線があまりにも強烈だったので、仕方なく答えた。
『…どうやらレベッカ様が意識を失ったようです。手紙によると、陛下がヤパを出発してから何度かあったそうですが、今回はこの2日間、全く目を覚まさなかったそうです…。しかし…、もうすぐ殿下がお見えになりますので、きっと大丈夫でしょう。陛下がそばにいれば、レベッカ様はきっと元気になられるでしょう…!。』
ストラの泣き声が大きくなり、ポリアナも顔をしかめた。トリーは大きく息を吸い、唇を噛んでから「ルゾ公爵様のおっしゃる通りです」と答えた。
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・・・。トリー強いな・・。
みんなを不安にさせまいと・・。
トリーは、『きっと大丈夫…きっと…。』とつぶやき続けていた。
ポリアナも黙っていたが、前向きに考えようとしていた。
バクシーもバニッサも無事に赤ん坊を産んだのだ。
衛兵の妻たちも、ほとんどが無事に出産した。
ルゾ公爵夫人も一年も経たないうちに元気な男の子を産んだ。
多くの女性が無事に出産しているのだから、レベッカもきっとそうなのだろう。
レベッカは大丈夫なはず、大丈夫なはず…。
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皇帝と女騎士 194話 195話 感想・考察
鹿に蹴られそうになったストラを庇って蹴られたポリアナ・・なんとか無事で本当に安心しました・・!
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肋骨いっちゃってたけど・・
ルクソスが必死に名前を呼んで真っ先にポリアナに駆け寄る場面はヤバかった・・。漫画で読みたい・・。
そんな怪我を負ってしまったポリアナを運ぶ馬車の中。
ルクソスはポリアナにポリアナがどれだけ大切なのかを伝えます。
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でも…ここでも最後まで伝えることはなかったね・・。
そしてルゾ公爵からの速報が。
ついに元老会が動き出したのかと思ったら・・
どうやらレベッカが妊娠に伴って、体調が悪化し意識が2日間戻らないとのこと・・。
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もともと身体が弱かったレベッカ、、大丈夫なのかよ。。
そして、トリーの背後の元老会、こんな時に攻めてこないよ・・な・・?
ルクソスとアイノは祝賀会を前に再びヤパへトンボ帰りするようです。
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ルクソス・・頼むレベッカを励ましてあげてくれ・・。
そして、アイノが一緒に帰ってくれそうでよかった。元老会の手下どもを倒してくれ・・!!!
次回も気になります・・!
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本をお手元に置いておきたい方はこちらをどぞ!
次回第196話ネタバレはこちらから
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