今回はHERO | 萩原ダイスケ先生の「ホリミヤ」10巻を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。
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ホリミヤ 10巻 あらすじ
前巻第9巻はこちら
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クリスマスの結婚しようの件から、
照れから気まずい空気が流れる堀と宮村ですが、２人で二年参りに行くことになります。
２人はお参りしておみくじも引きます。
２人とも吉ですが、堀は二人足すと大吉越しちゃうねと言います。
堀は自分のおみくじを読み上げ、宮村のおみくじの内容をききます。
宮村は堀が笑ってくれてたらそれでいいと言い、
堀も宮村が笑っててくれればなんでもいいよと言います。
２人は屋台で甘酒を買って、ベンチにすわりながら甘酒を飲んで温まります。
今年最後に会うのが宮村で来年最初に会うのも宮村なんて不思議だと堀は言い、
この先もずっとそうだといいと宮村も言います。
年を越して、新年になり、時計を見ていなかった二人は慌ただしく挨拶をしあいます。
宮村が堀に手を差し出し、帰ろうと言います。
２人は手を繋いで歩き出します。
堀が私たちずっと一緒？と宮村に問いかけると、宮村はずっと一緒と答えます。
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ホリミヤ 10巻 ネタバレ
宮村家で、宮村と石井は進藤に学校の課題を教えてもらっています。
進学校に在籍している進藤はテキパキとスマートに教えていき、
宮村と石井に天才と言わしめます。
一方、由紀とレミも堀と桜に課題を教えてもらっています。
堀と桜は由紀とレミのあまりの飲み込みの悪さに、どう教えていいのかと追い詰められるているのに、由紀とレミは余裕の態度です。
堀家で創太が漢字の練習をしています。
課題の話をしている堀と宮村だが、会話が止まってしまったりと気まずい空気が流れます。
宮村がクリスマスのことを話そうとします。
堀は少し照れながらも宮村の話に耳を傾けます。
と、キッチンから京介の邪魔が入り、堀は気が沈みます。
宮村が帰るときに今年堀家に来れるのは最後になると思うから創太によろしく言ってくださいと京介に伝言します。
年明けにあいさつに来ますと言い宮村は送る堀とともに堀家を後にします。
掲示板に初詣のポスターを見つけた堀は、一緒に行かないかなっと宮村を誘います。
すぐ、堀はお店が忙しかったらいいよと焦りながら言います。
宮村は堀のおでこと自分のおでこを合わせながら、気遣わせてごめんね、一緒に行こうと言います。
赤面しながら宮村に抱きつき、堀は二年参りに行くと言います。
__
物凄い人の境内を見て、堀は宮村と絶対はぐれてしまうと強く手を繋ぎます。
２人はお参りしておみくじも引きます。
２人とも吉ですが、堀は二人足すと大吉越しちゃうねと言います。
堀は自分のおみくじを読み上げ、宮村のおみくじの内容をききます。
宮村は堀が笑ってくれてたらそれでいいと言い、
わざと聞こえないふりして、もう一度言うように堀は仕向けます。
失敗に終わった堀は、自分も宮村が笑っててくれればなんでもいいよと言います。
２人は屋台で甘酒を買って、ベンチにすわりながら甘酒を飲んで温まります。
今年最後に会うのが宮村で来年最初に会うのも宮村なんて不思議だと堀は言います。
この先もずっとそうだといいと宮村も言います。
年を越して、新年になり、時計を見ていなかった二人は慌ただしく挨拶をしあいます。
宮村が堀に手を差し出し、帰ろうと言います。
２人は手を繋いで歩き出します。
堀が私たちずっと一緒？と宮村に問いかけます。
宮村はずっと一緒と答えます。
__
課題ノートをカバンから出そうと、宮村は堀に腕をぶつけてしまいます。
宮村が堀にアバラにぶつけてしまってごめんと謝ります。
怒りと悲しみで震えた堀はアバラじゃなくて胸だと言います。
生徒会室で由紀、桜、レミでがワイワイおしゃべりをしています。
悲痛な顔をした堀は泣く由紀の胸を後ろから一心不乱に揉みまくります。
由紀の胸が大きくなった、どうしたら大きくなるのか、牛乳飲んでるのにと叫ぶ堀に、レミは桜が飲んでないから牛乳は関係ないよと言います。
堀はおもむろに桜の胸を鷲掴みします。
レミが宮村に言われたわけじゃないならいいじゃないと言います。
沈痛な様子で堀は胸をアバラだと言われたと言います。
由紀は同情から涙ぐみ、レミは笑いをこらえきれず大笑いをします。
揉むといいって言うよねとフォローを入れる桜に、堀は無表情で揉む面積も体積もない場合はどうすればと言います。
生徒会室の女子の様子を伺っていた男子たちは続いて女子の胸ネタで言い合いになります。
リビングで寝てしまった宮村は窓から変な音がすることに気付いて恐る恐る近づきます。
窓の外には沢田が開けてといいながら立っています。
沢田の家に今日は誰もいなくて、音に怯えて来てしまったのです。
家鳴りだと宮村が教えると沢田はホッとして笑顔を見せますが、宮村を沢田のおにいちゃんと間違えかけてしまいます。
シュンとして沢田は謝ります。
宮村は沢田がどうせ寝れないだろうから、ゲームをしようと言い、朝まで付き合います。
学校で宮村がそのことを堀と石川に話すと、石川は堀的には違う女と夜中に宮村がいるのはいいかと訊きます。
堀は最近は男はダメだけど、女ならいいのよと恐ろしい表情を浮かべています。
沢田が堀に抱きついてきて、堀のお誘いでホラーを一緒に見ることに決まり、沢田はカタカタ震え、宮村は黒い笑みを浮かべます。
楽しそうに笑う沢田を見て宮村は安心します。
宮村がひとりで帰宅しようとすると、落ちていたマフラーを踏んづけてしまいます。
宮村が気にしながら通り過ぎると、沢田が必死になって走ってきて、そのマフラーを拾います。
校舎の２階から沢田を見ながら笑っている女子たちが宮村の目に入ります。
いじめられているのかと宮村は沢田に訊きますが、沢田は何も言いません。
続けて、宮村は何も言わなくていいからマフラーを捨てたのは２階で笑っている女子だったら自分の方に来てと言います。
沢田は宮村のもとへと行きます。
わかったとだけ言って、宮村は声をださずに「死ねブス」と２階女子にむかって言って、怒らせます。
沢田は意見の違いがきっかけでシカトされるようになったと宮村に説明します。
宮村はそんなもんだよと言い、友達がたくさんいる宮村にはわからないと沢田は叫びます。
つらいのは今だけだよ、あんな馬鹿な奴らは沢田からシカトすればいい、むこうが友達になってほしいと頭をさげてきたら沢田の勝ちだと宮村は微笑みます。
沢田は元気を取り戻しマフラーを踏んじゃったという宮村を叩きます。
__
コンビニで堀と宮村が買い物をしていると、仙石父に遭遇します。
高校生の堀に仙石父までもが圧を感じビビります。
宮村を見て、仙石父は癒されます。
堀家に堀と宮村が帰ると、そこにまたもや仙石と仙石父が京介に連れ去られてきています。
堀と宮村が付き合っているという話題から、仙石がレミという彼女がいることを全く仙石父が知らないことが判明します。
堀がこれで仙石をいじれると黒い笑みを浮かべます。
そして気付けば、京介と仙石父が高校時代のことで言い合いを始めます。
宮村は今も昔も仙石家は堀家に振り回されているんだと察します。
本屋で仙石とレミが一冊の文庫本を手にとります。
レミにとっても特別なお話だと仙石に言い微笑みます。
高校一年生の仙石はクラスの上岡がレミのことを顔が小さくてかわいいと騒いでいます。
レミをどう思うかと訊かれると、仙石は話したことがないと言い、顔のことだと言われると普通だと答えます。
桜を引き合いに出す上岡に、同じように普通だと仙石は答えます。
レミが仙石に呼んでいた本について話しかけてきます。
本の話になり、レミはグリム童話が好きだと言います。
それを見ていた上岡がうらやましさをにじませながら、今度はレミをお高くとまっていると言い、レミと桜は女子の中でも浮いていると批評しだします。
仙石は女子を見すぎだと冷めたコメントを残して去ります。
童話の本の入った袋を仙石はレミに渡します。
隣にいた桜にもよかったら読んでみてと同じように勧めます。
レミの表情がとても嬉しそうに輝きだします。
本の貸し借りをする中で、レミは仙石の家の書庫に行ってみたいと軽く言います。
仙石がいいよと言うと、ポカンとしたレミは焦ったかのように変なことはしないからと言い、仙石を戸惑わせます。
仙石家の書庫でレミは本をひっくり返し、誇りまみれになってしまいます。
レミが気になって奥から引っ張り出した本は世界が終わる一日前の話です。
自分だったら世界が終わる一日前に何をするかという話になり、レミはいつもは食べれない高いお菓子を食べると言い、仙石を引かせます。
いつもより高い位置で結んでいるツインテールをいいじゃんと仙石が褒めるとすごく嬉しそうなレミの姿があります。
レミが借りた本を返しに仙石のところへ来ます。
その様子をレミに気がある上岡たちがじっと見ています。
仙石が上岡がレミのことを好きなんだと言うと、ぴくりとも笑わずそっけない反応がレミから返ってきます。
レミは仙石の家にまた行っていいかとニコニコしながら訊きます。
仙石はいいよと言う言葉と、レミは男子に慣れているから気にしないかもだけど、自分はカンチガイをしてしまうととも言います。
仙石家の書庫でレミはこわばった表情をして仙石を見つめています。
どうしたと振り向く仙石に、とりつくろってレミは明日地球が終わるとしたら仙石は何をするのと訊きます。
仙石はレミに告ると言い、背を向けて続けて、地球のチリとなるとオワリと静かに言います。
からかっているのかとレミがきくと、仙石はいいえと答えたあと、やっぱり忘れてと言います。
レミが仙石を振り向かせると、そこには赤面して照れている仙石の姿があります。
照れてないという仙石に嘘をついているとレミは嬉しそうです。
レミも仙石のことが好きだと言い、観念したかのように大きなため息をついて、仙石もレミのことが好きだと言います。
本屋でレミは地球が終わる前の日の本を閉じながら、思い出に浸っています。
レミは仙石に告白はしちゃったから宇宙のチリにならないし、何をするのと訊きます。
答えにつまる仙石はレミはどうするのかと言います。
レミは嬉しそうに含み笑いをします。
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石川が仙石にレミとお泊りとかしているのかと言い、してないとむきになる仙石に笑いながら冗談だと言います。
宮村が自分は普通に堀家に泊っていると言い、石川を固まらせます。
妬ましそうに仙石は宮村はいつも堀家に出入りしていると言います。
堀の親に何か言われないのかと石川がきくと、宮村は特に言われないと思い出しながら話しをします。
宮村が泊れると言うと京介がはりきりだし、一緒にお風呂に入ることになります。
入浴後には疲れ切ってぐったりした宮村の姿があります。
入浴後の宮村を見て、京介は宮村の髪が伸びたなと言い、メガネはかけないのと言い、宮村は若手芸人みたいになるからと会話します。
堀が入浴後、京介とした同じ会話をして宮村をデジャヴと言わしめます。
続いて入浴後の創太も同じ会話を繰り返します。
話し終わった宮村に仙石はうらやましさをにじませながら、楽しそうで何よりだと言います。
石川がそのあとは何をするのかと訊くと、二人きりで勉強をすると言います。
バックハグをしながら勉強をしている妄想を石川と仙石はしてうらやましさを爆発させます。
実際は、厳しい堀の指導とチェックの元勉強は進んでいきます。
創太は堀じゃなく、宮村と寝たがり、二人いっしょに寝ます。
創太のトイレにつきあい、宮村が立っていると、
スパルタ先生でさっきまで怒っていた堀が宮村に抱きついて甘えてきます。
おやすみとあいさつを交わし一日が終わります。
石井と仙石が想像するような変なことはしていないと宮村が言うと、石井は結局堀家に何しに行ってるのかと言います。
宮村は京介の相手と創太の子守とは言えずにいます。
宮村の家に堀は来ないのかと石井が言うと、昼の進藤、夜の沢田を思い出し絶対無理だと宮村はぞっとします。
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ホリミヤ 10巻 感想・考察
仙石とレミがどのような過程で付き合うことになったのかが気になっていたので、
とても興味深い巻でした。
レミも仙石も容姿がいいから、よくある美男美女の法則で付き合っている感じで片付けられてしまいそうですが、
二人とも、人に求めるものが容姿以外に重きを置いていることがとてもよくわかり、とても応援したくなります。
仙石はレミの顔も桜の顔も普通だったわけで、
話していく内に明るい笑顔に惹かれていきます。
そして、レミは自分にも桜にも他の男子のように見た目で態度を変えることなく、
当たり前のように接している仙石に目をキラキラさせています。
小悪魔のイメージのあるレミのこんな姿に、まだまだ違う魅力が隠れているんじゃないかと楽しみです。
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