ホリミヤ 1巻 ネタバレと感想。堀京子と宮村伊澄、2人でホリミヤ。物語の始まり。

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今回はHERO | 萩原ダイスケ先生の「ホリミヤ1巻を読んだので紹介したいと思います。

この記事は高確率でネタバレを含みます。

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管理人halu
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ホリミヤ 1巻 あらすじ

学校では派手で目立つ堀京子は、学校では地味で暗い宮村伊澄とひょんなことから他人には見せない一面を共有する仲になりました。

家では主婦のように過ごす堀と私生活ではピアスだらけの派手な宮村は、堀の弟の創太が宮村と遊びたいからという理由で、堀家でよく一緒に過ごすようになりました。

それがいつしか日常になっていく二人は、この時間が自分だけの特別なものだと感じるようになっていきます。

堀が宮村と仲良くし始めたことで、堀を好きな石川透や、堀の友達の吉川由紀も宮村のことを気にかけていくようになります。いつも一人でいた宮村にも、いつしか友達が出来ていたのです。修学旅行も楽しめるほどになっていました。

関係や交友を深めながら、季節は巡っていきます。
石川は堀の気持ちが宮村に向いているのではないかと指摘しますが、宮村はそれを認めようとはしません。人気者の堀が自分なんかをと思うからです。でも、あまりにも自分に対して警戒心の無い堀に対して、意地悪な答えを言ったりもします。

二人は互いの言動にぐるぐる考えたりドギマギしたりしながら、日々を過ごしていました。

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ホリミヤ 1巻 ネタバレ

学校では派手でギャルな堀京子は、他人には見せない一面があります。

それは、家で主婦業のようなことをやっていること。
小さい頃から仕事の忙しい両親に代わり、弟や家のことをするのはいつも堀でした。

放課後友達と遊んだり寄り道をしたり、そんなことはほぼ無い生活です。
でもそれが普通でした。

だから、弟の創太が怪我をして帰ってきた時に連れて帰ってきてくれた人が、まさか同級生だとはその衝撃は凄かったことでしょう。

その同級生、宮村伊澄は、学校では長い髪に眼鏡をした暗いオタクのような人物です。

しかし今目の前にいる彼は、
ピアスだらけでとてもチャラそうで、学校の姿とは似ても似つかない姿でした。

翌日学校で悶々と考える堀ですが、
何よりもスッピンを見られたことへのダメージが大きかったのです。

管理人halu
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笑!

しかし意を決して堀は宮村に話しかけにいきました。
要件は、また家に遊びに来てほしいというお願いでした。

弟の創太が宮村と遊びたがっているのです。
宮村はてっきり避けられるのかと思っていたので、堀が話しかけてきたことに驚いていました。

でも、そんなことはしないと平然と言う堀に、宮村は嬉しそうに無言で照れました。

__

宮村が堀家に来るのが日常になりました。

その中で、勝手に宮村に抱いてきた印象は全く違ったのだと堀は気付いていきます。

こういう姿を知っている人はあんまりいないだろうことも堀は気付いていました。

ある日、卵のタイムセールなのに委員会が入ってしまった堀は宮村をパシることにしました。

時間がないので眼鏡を外し上着を脱いで走る宮村は、
途中で堀が仲良くしている吉川由紀に会いました。

それを後で報告すると、堀は胸がちくっと痛みました。

自分以外の人に、宮村のそういう恰好を見てほしくないと呟く堀に、
宮村も堀のラフな姿や家事をしている姿を他の人に見られたくないと思うと堀に言いました。

この時間だけは、自分だけのものだと思うと無自覚に宮村は堀に伝えます。

照れて麦茶をゴンと宮村のほほに激突させる堀ですが、堀も内心そう思っていたのです。

二人は、他人には見せない時間の共有者になったのです。

__

__

夏になり皆夏服に変わる中、宮村だけは冬服のままです。

理由はピアスだけでなく入れ墨もしているからなのですが、
堀以外のクラスメイトが知るはずもありません。

宮村はとても暑そうです。
暑いからアイス食べに放課後行かないかと女友達に誘われる堀ですが、あんまり外で食べないから、とやんわり話す堀は、内心寄り道を羨ましく思っていました。

家に帰ると宮村がいました。創太と会ったからです。
家には宮村が買った創太のものがどんどん増えていました。

今日も絵本を買ってもらってようです。
堀がアイスを食べて帰ってくると思っていた宮村ですが、
堀は自分が家のことをやらなきゃいけないから行かないと答えます。

私がもっとしっかりしなきゃと漏らす堀を見て、
学校と家での堀の様子を思い浮かべる宮村。

後日、買い物帰りの堀を宮村が待っていました。
堀が頑張っていることを知っていると堀に伝えて、堀へのプレゼントを渡しました。

創太のものではなく自分へのものに驚きと嬉しさを隠せない堀は、
たどたどしくありがとうと伝えます。

プレゼントは飾るタイプの指輪でした。
それをつつきながら嬉しそうに堀は笑いました。
堀は明るく誰にでも優しく可愛いです。

だから狙っている人は多く、クラスメイトの石川透もその一人でした。

宮村が堀と仲良くなっていく様子を見て予想外だと焦る石川は、
宮村に接触することにしました。

とげのある言い方で質問をしてくる石川に宮村はタジタジしますが、そこで宮村はもしかして、と思いました。

堀が好きなのかスパッと無神経に聞く宮村ですが、
それを肯定されると、本当にそうなの?!と驚いています。

そんなこんなしている内に、次が体育なのをすっかり忘れていた二人は遅れて二人だけで着替えることになりました。

真夏にジャージも上下長いもので着ている宮村に、
なんでそんな暑苦しい恰好なのか石川は問います。

思った以上に追及がしつこかったので、宮村はその理由を見せることにしました。

暗いオタク野郎だと思っていた石川は、宮村に対する印象を少し変えました。

結局体育をサボり屋上で話す二人は、宮村が意外とおもしろい奴だと話していました。

堀となんで仲いいのかは気になると話す石川ですが、
自分が仲良くしてもらってる感じだから友達以外の何者でもないと宮村は答えました。

そんな宮村に対し、なら自分は堀に告るけどいいか確かめます。
それは堀が決めることだと答える宮村は、体育の後上手く堀と顔を合わせられません。

石川が放課後話があると堀に言い、
宮村も、自分が創太のお迎えに行くからと堀を石川の元へ行かせました。

宮村は堀家で創太と過ごしながら考えます。
もし石川と堀が付き合ったら、自分はもうここには来れないだろうと考えていました。

そこに堀が帰ってきます。
覚悟を決める宮村でしたが、堀から出てきた言葉は意外なものでした。宮村が自分と釣り合わない、仲良くしてもらってるだけと言っていたことに怒っていたからです。

堀の株が下がることを気にしていた宮村ですが、
何故宮村が自分の株とかを気にするのかと堀は泣き出してしまいました。

そんな堀に対し、宮村は本気で謝るのでした。
結局、石川のことを堀は振っていました。
翌朝登校すると、そこには泣いてフラフラの石川の姿がありました。

話そうとする石川に、言わなくていいから!と慰める宮村。宮村に男友達が出来ました。
ある日、堀が買い物を終えて家に戻ると、堀の母の姿がありました。

宮村のことを話す堀に、会ってみたいなぁと話す堀母。
後日上手い事、堀を買い物に行かせ宮村と会うことに成功した堀母はご満悦そうです。

仕事に戻る前に宮村にいつも本当にありがとうと母親の顔をしてお礼を言いました。
後日、風邪を引いた宮村を心配する友達たち。

宮村にメールしたら大丈夫と返ってきたと言う石川ですが、
宮村の大丈夫はイマイチ信用できないとのことでお見舞いに行くことにしました。

二人でお見舞いに行くと、フラフラと宮村が出てきました。
横になると鼻が詰まるからと起き上がろうとする宮村に、起きたら絶交だと石川が言ったおかげでしぶしぶ布団に宮村は収まります。

おかゆを作っている堀を意外だと言う石川ですが、そんなことないよ、と宮村はぽつぽつ話します。石川はどういうことなのか聞きたいのですが、宮村は寝てしまいました。

戻ってきた堀に、二人の関係を聞く石川ですが、真顔で友達だと返されてしまいました。堀が帰った後も、石川はまだ宮村の部屋にいます。

堀の意識は宮村に向いているんじゃ?
と言いますが、有り得ないと宮村は一蹴しました。

季節は秋に変わり、一行は修学旅行で京都へ来ていました。

堀・宮村・吉川・石川の4人で見て回ります。

はしゃぎまくる吉川を横目に、宮村は風呂や着替えの心配をしていました。

そんな状態で果たして楽しめるのか?と思う宮村と堀。

さらに同室にハイテンションな井浦がいることもあり、不安は募るばかりです。

ホテルに戻ると、さっそく入浴時間になり強制的に井浦に男湯に連れていかれました。

石川に助けを求める宮村ですが、
石川から出たフォローはまさかの宮村生理だから、というものでした。

ざわつく男子風呂ですが、なんとかいちかばちかの作戦は上手くいったようです。

とぼとぼ歩く宮村を見つけた堀が声をかけます。
事情を聞いて、なら自分達の部屋のシャワーを使うかと堀は提案しました。

今の時間、吉川は友達の所に行っているのだそうです。
戸惑う宮村ですが、お言葉に甘えることにしました。

お風呂から上がった宮村は、
困っている男子がいたら皆こうやって部屋に入れてしまうのか堀に問いました。

入れないと答える堀に、自分は入れたじゃないかと宮村は言います。

宮村は大丈夫じゃんと答える堀ですが、何が?
といつもと変わって真剣な笑顔で宮村は言い放ちました。

宮村は何もしないでしょうと照れながら慌てて答える堀ですが、
なんで?とやはり宮村は笑顔で言いました。

そろそろ部屋に戻るねと宮村は堀の部屋を後にします。

ぐるぐる先程のことを考えてしまう堀ですが、
宮村以外を部屋に入れる気など本当にないのです。

宮村だから、部屋に入れるのです。
修学旅行はあっという間に終わりました。

吉川が撮った写真を見て、嬉しそうにする堀。

帰りのバスに乗る前に、堀は宮村に言いました。

修学旅行楽しかったねと。

宮村もそれに対して、そうだねと答えるのでした。

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ホリミヤ 1巻 感想・考察

誰しも人には見せない一面は確かにあると思います。

それは色んな理由があると思いますが、二人の場合はその一面や時間を共有することが、寂しかった気持ちを埋めてくれる、救ってくれるものになっているんじゃないかと思います。

お互いしか知らない一面を他の人に見られたくなかったり、自分だけが知っていたかったり、そんな共有する時間が特別だと思ったり、とても甘酸っぱくて特別な感情だなと思いました。

 

管理人halu
管理人halu

二人の絶妙な距離感がなんともいえません。

宮村はなんだかんだで堀のことをちゃんと見ているので、堀が望んでいるものや言葉を与えてくれます。

それが堀にとってどんなに嬉しいことなのか考えたら胸があったかくなります。

 

管理人halu
管理人halu

こんなことをされたらきっと誰だって嬉しいはずです。

それなのに石川に対しては天然無神経を発揮したり、とても不思議な子です。

相手を知ってちゃんと認めて仲良くなれる石川や吉川も素敵だなと思いました。

宮村に対して警戒心の無い堀に言い放つ宮村の言葉はドキッとさせられました。

二人の関係がどう変化していくのか、周囲との関係がどう広がっていくのか、繊細に描き出す作品なので先の展開がとても楽しみです。

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管理人halu
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