
山田金鉄先生『あせとせっけん』を、1巻から最終11巻・結末まで一気に振り返れる完全ガイドです。汗っかきがコンプレックスのOL麻子と、その体臭を“ご褒美”のように愛でる香太郎の、甘くてやさしいオフィスラブの全てをまとめました。
©山田金鉄/講談社
※この記事には『あせとせっけん』1〜11巻および最終回の結末のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください。本作は全11巻で完結済みです。
『あせとせっけん』とは——あらすじと基本情報
『あせとせっけん』は、山田金鉄(やまだ きんてつ)先生による恋愛漫画です。講談社の『週刊Dモーニング』で2018年に連載が始まり、のちに本誌『モーニング』へ移籍、2021年に全11巻(全97話)で完結しました。第2回 電子書籍漫画賞 大賞を受賞し、累計発行部数は440万部を超える人気作です。2022年には佐藤寛太さん・大原優乃さん主演で実写ドラマ化もされています。
物語の主人公は、化粧品&バス用品メーカー「リリアドロップ」の経理部に勤める八重島麻子(やえしま あさこ)。重度の汗っかきが長年のコンプレックスで、自分の体臭をずっと恥じてきました。ところがある日、同じ会社の商品開発部のエース名取香太郎(なとり こうたろう)に「君の匂いは素晴らしい」と真顔で告げられます。
並外れて鼻が利く香太郎にとって、麻子の体臭は新商品開発のヒントになる“宝物”でした。香りを通して距離を縮めた二人は、やがて惹かれ合い恋人同士に。「自分が一番嫌いだった部分を、まるごと好きと言ってくれる人がいる」——コンプレックスが肯定へと変わっていく過程を、ピュアでちょっと官能的に描いた、王道にして唯一無二のラブストーリーです。
主要登場人物
八重島麻子(やえしま あさこ) — 主人公・ヒロイン
化粧品&バス用品メーカー「リリアドロップ」経理部のOL。重度の汗っかきが長年のコンプレックスでしたが、香太郎に体臭を褒められたことをきっかけに、少しずつ自分を肯定できるようになっていきます。
名取香太郎(なとり こうたろう) — ヒーロー
リリアドロップ商品開発部のエースプランナー。並外れて鼻が利き、麻子の体臭を「素晴らしい」と評価します。新商品開発への協力を依頼したことから二人の関係が始まりました。実直でまっすぐな愛情表現が魅力です。
一瀬こりす(いちせ こりす) — 商品開発部の同僚
名取と同じ商品開発部に所属する、面倒見の良い先輩格の女性。香太郎から絶大な信頼を寄せられており、二人の関係を温かく見守ります。
八重島桂太(やえしま けいた) — 麻子の弟
麻子の年下の弟で、イタリアンレストランで働く料理人。姉思いで、麻子と香太郎の関係にもさりげなく関わります。
全巻あらすじダイジェスト(1〜11巻)
各巻の流れを簡潔にまとめました。リンクのある巻は、より詳しいネタバレ記事へ進めます。
1巻:始まりは“体臭が素晴らしい”の一言
汗っかきのOL麻子が、商品開発部の名取香太郎に「君の体臭は素晴らしい」と告げられ衝撃を受ける。商品開発のため匂いを嗅がせるうち、二人は急速に距離を縮めていく。
2巻:順調に深まる仲・弟の桂太登場
付き合い始めた麻子と香太郎が、初々しくも甘い時間を重ねていく。麻子の弟・桂太も登場し、二人を取り巻く人間関係が広がる。
3巻:近づく二人の心の距離
デートやすれ違いを通して、お互いの素顔や本音に触れていく巻。香太郎の不器用な優しさに、麻子の気持ちも深まっていく。
4巻:同棲へ・両親への挨拶
二人は同棲を決意し、麻子の両親への挨拶に臨む。関係が“恋人”から“パートナー”へと一歩進む大切な巻。
5巻:クリスマス・家族・同棲準備
クリスマスや家族への挨拶など、カップルにとってのビッグイベントが目白押し。二人の絆がイベントごとに深まっていく。
6巻:同棲スタート・初めてのケンカ
いよいよ同棲生活がスタート。麻子が香太郎に珍しく本気で怒ってしまう一幕も。一緒に暮らすからこそ見える、相手の新しい一面が描かれる。
7巻:交際1周年が近づいて
交際1周年記念日を前に、二人がそれぞれ相手を想う気持ちを募らせる。記念日に向けた甘い緊張感が高まる巻。
8巻:1周年記念・社員旅行
交際1年記念日や社員旅行を経て、麻子が水着姿を披露する場面も。コンプレックスだった身体を“見せられる”ようになった麻子の成長が光る。
9巻:過去との再会・強くなる絆
麻子の過去に関わるいじめっ子との再会を通して、二人の絆がさらに強くなる。香太郎が麻子をまるごと肯定する姿が胸を打つ。
10巻:「結婚したい。麻子さんと」
香太郎がついに「結婚したい」と気持ちを伝える。二人の関係が、人生を共にする約束へと大きく踏み出す重要な巻。
11巻:最終巻・ふたりの結婚と新しい命
結婚式に向けて準備を進める香太郎と麻子。挙式・披露宴を経て、新しい家族の物語へ——感動の完結巻。
【ネタバレ】最終回(11巻)の結末——麻子と香太郎はどうなった?
最終11巻で、麻子と香太郎は結婚します。香太郎のプロポーズを経て、二人は麻子の誕生日である3月に結婚式・披露宴を挙げます。披露宴で麻子が読み上げる“新婦の手紙”では、汗っかきで体臭がコンプレックスだった自分を、まるごと愛してくれた香太郎と、育ててくれた両親への感謝が綴られます。香太郎は「幸せにする」と誓い、いつものようにそっと麻子の匂いを嗅ぐ——二人らしい愛情表現で式が締めくくられます。
エピローグでは、結婚式から数か月後に麻子の妊娠が判明。やがて女の子・紬(つむぎ)が誕生します。そして数年後、成長した娘が、父・香太郎の開発した新作石鹸を大切そうに抱きしめて笑う場面で物語は幕を閉じます。コンプレックスから始まった恋が、新しい命と家族へとつながっていく、幸せそのもののハッピーエンドです。

自分が一番嫌いだった“汗と匂い”を、誰かが心から愛してくれる。そのうえ、その匂いが新しい商品や、新しい命にまでつながっていく——コンプレックスが幸福に変わるラスト、本当に沁みます。
考察——“コンプレックス”が“愛される理由”に変わる物語
『あせとせっけん』が単なる甘いラブコメに留まらないのは、ヒロインのコンプレックスそのものを物語の中心に据え、それを否定ではなく肯定へと反転させたからです。麻子にとって汗と体臭は、ずっと“隠すべき欠点”でした。それを香太郎が「素晴らしい」と言い切るところから物語は始まります。
重要なのは、香太郎の愛が決して“特殊な性癖”として消費されない点です。彼は麻子の匂いを入り口にしながら、その奥にある人柄や努力、優しさを丁寧に見つめていきます。だからこそ麻子は、身体だけでなく“自分という存在まるごと”を肯定してもらえたと感じられる。水着を着られるようになり、過去のいじめと向き合えるようになっていく麻子の変化は、その肯定が積み重なった結果です。
そして最終巻、麻子のコンプレックスだった体質が、香太郎の手で新しい石鹸(=商品)に昇華され、二人の子どもへと受け継がれていく構図は見事です。「嫌いだったものが、誰かに愛され、価値あるものに変わる」——この一貫したテーマがあるからこそ、本作の結婚とエピローグは深い余韻を残すのです。
『あせとせっけん』を実質無料で読む方法
結末を知ったうえで1巻から読み返すと、香太郎の言葉の一つひとつが伏線だったことに気づきます。全11巻をお得に読む方法をまとめました。
① U-NEXT(イチオシ):31日間の無料トライアル登録で600円分のポイントがもらえ、そのポイントで『あせとせっけん』をすぐ購入できます。動画も見放題で、無料期間中の解約もOKです。
② DMM Books:初回90%OFFクーポン(上限2,000円OFF)を使えば、既刊をまとめてお得に読めます。買い切り型なので月額料金もかかりません。
③ Kindle Unlimited:読み放題の対象になっていれば、月額980円で何冊でも読めます。初回30日間は無料です。
よくある質問(FAQ)
Q. 『あせとせっけん』は完結していますか?
A. はい。全11巻で完結しています(2018〜2021年連載・全97話)。
Q. 麻子と香太郎は最終的に結ばれますか?
A. はい。最終11巻で結婚し、女の子・紬(つむぎ)も誕生して、幸せな家族としてハッピーエンドを迎えます。
Q. 実写ドラマはありますか?
A. 2022年に佐藤寛太さん・大原優乃さん主演で実写ドラマ化されています。原作の序盤〜中盤が中心なので、続きや結末が気になる方は原作のチェックがおすすめです。
Q. どんな人におすすめ?
A. 「コンプレックスをまるごと肯定してくれる恋」に弱い方、ピュアで少し官能的な大人のオフィスラブが好きな方にぴったりです。
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同じように一気読みできる完全ガイドはこちら。気になる作品から、ネタバレ・結末・お得な読み方までまとめてチェックできます。
まとめ——『あせとせっけん』はこのページから全巻追える
“体臭が素晴らしい”という衝撃の一言から始まり、同棲・プロポーズ・結婚、そして新しい命へ——『あせとせっけん』は、コンプレックスが誰かの愛によって幸福へと変わっていく過程を、丁寧に描いた恋愛漫画の名作です。各巻のより詳しいネタバレは、この完全ガイドから順にたどれます。






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