今回はSpoon/Plutus先生の「ある日、お姫様になってしまった件について」72話を読んだので紹介したいと思います。
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ある日、お姫様になってしまった件について72話 あらすじ
前話71話のネタバレはこちら!
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皇宮のクロードの寝室でお茶をするクロードとアタナシアとフィリックス。
ルーカスの治療の甲斐あっていくぶんかクロードの顔色は良くなっているように見えます。
これは一時的なものだとわかっていながらアタナシアはつい、
昔みたいな日常が戻ってきたと思ってしまいます。
フィリックスの計らいで、テーブルにリペ茶が出されます。
ひと口飲んだアタナシアは
『この香りが好きなんです。
これを飲むとまるで私の口に花が咲くようで・・』
とかつてダイアナが言った台詞を話します。
クロードの頭の中にまたあるイメージが呼び起こされますが・・?
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ある日、お姫様になってしまった件について 72話 ネタバレ
『おはようございます、陛下。』
皇宮・クロードの寝室。アタナシアは笑顔でクロードに挨拶しています。
『お前は本当に毎朝会いにくるな…。』
ルーカスのお陰でいくぶんか顔色が良くなっているクロードが訝しげに答えます。
『陛下が彼女にそう命じたのでしょう?』
『今までもずっとお呼び出し頂いていたので・・(シクシク)』
側にいるフィリックスもクロードを睨み、アタナシアは哀しそうなフリをします。
なんだか全部昔みたいに、元通りに戻ったみたい・・
アタナシアはホッとした表情を見せます。
『失礼します__』
メイドがやってきて、お茶の準備を始めます。
そこには人数分の甘そうなケーキと紅茶がありました。
(ケーキだ!お父様はケーキ嫌いだから、これはもしかして。。私のため??)
アタナシアは嬉しそうにクロードをチラッとみますが、
クロードは明らかに嫌悪感満載でテーブルを見つめています。
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絶対違う。笑
『全て、陛下がいつもご用意されているものをお持ちしましたー。』
フィリックスはクロードの背後でニコニコしながら棒読みします。
アタナシアは怪訝そうなクロードと目を合わせることができず、
目の前にあった紅茶に手を伸ばして一口飲みます。
(あっ・・、リペ茶。)
(いつもの花の香り。すごく久しぶり・・。)
アタナシアはフッと笑い、その様子をクロードはじーっと凝視しています。
『・・・。』
『・・・。』
『お父、、陛下は何か召し上がらないのですか?』
沈黙に耐え切れなくなったアタナシアがクロードに問い掛けます。
『その紅茶が好きか?』
不意にクロードは尋ねます。
『はい。好きです。この香りが好きなんです。
これを飲むとまるで私の口に花が咲くようで・・』
バッ・・!
クロードの頭の中に美しいブロンドヘアの女性のイメージがよぎります。
(なんだこの、、二度と思い出したくないような・・イメージは・・)
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ダイアナの記憶。。
(あーーーん。ぱくぱくぱくぱく・・。
もぐもぐもぐもぐ。。はぁーーーっ!!)
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姫様久しぶりのケーキ。大満足。(かわいい)
(・・ハッ!!!!
今まで、お父様は何やら神妙な面持ちでずっと考えていたから、
よし!なら好きなだけ食べちゃおう、どうせコッチ見てないし・・
なんて思ってたら見られてた!!)
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心境の解説。笑
横でひたすら笑いをこらえて咳き込むフィリックス。笑
『と、とても美味しいのよお父様!一口あげるわ・・!
サッ・・!
アタナシアはケーキをフォークで刺し、そのままクロードの口の中に入れ込みました。
(や、やってしまったぁ・・いつものクセで・・)
『・・・!!!』
(もぐもぐもぐもぐ・・!!)※口の中のケーキで話せないクロード。
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ひたすら咳き込むフィリックス。笑
『へ、陛下、、だ、だいじょ・・
『出てけ。
お前ら2人ともだ。今すぐ。』
・・・
・・ロジャー(シロおじさん)邸
ロジャーとアナスタシウス、ジェニットがお茶をしています。
『・というわけで姫様とお茶をして戻りました。』
ジェニットがロジャーに報告します。
『そうですか・・ところで・・
なぜパターソン子爵(※アナスタシウスの別名)がここに・・?』
ロジャーは困惑してジェニットに聞きます。
『彼がちょうどここに向かっているところだったので、ご一緒しました』
『エントランスでばったり会ったのです』
『そうですか。それで、姫様はお元気でしたか?』
『はい。ここ最近はとても塞ぎ込まれておりましたが、
偉大なる魔法使い様が戻られてからは・・
『魔法使い・・?』
アナスタシウスが口を挟みます。
『あ、はい、塔の魔法使い様でルーカス様です。
彼は久方ぶりに戻られましたが、また2、3日前に出てしまいました。』
『そう・・ですか。』
『陛下は以前よりはお顔色も良くなって、
また国政を執り行っているとのことです。』
『それはよかった。』
・・・
『あぁ!もうこんな時間!』
『ジェニット、先生が見られるお時間ですね?』
『はい・・
それでは、失礼しますね。』
ジェニットは一礼してその場を去ります。
部屋の中にはロジャーとアナスタシウスだけになり沈黙が訪れます・・。
『・・・。』
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足をくずして楽にするアナスタシウス
『なるほど、姫が戻ったか。
で、お前はこれからどうするつもりだ?』
『今のところは・・静観している。』
『俺は姫がこの皇宮にいる間に何かできないか画策しているが、、
誰が姫がこんな早く戻ってくると想像できた?』
チャンスを逃した、とアナスタシウスは語ります。
『確かに・・・ん?と、すると姫は今どこに・・?』
『戻ってくる前は知らんが、姫はココにしばらくいるぞ。』
『ふむ、、アタナシア姫はココにいると・・。
え!!? 彼女はココ?!このアルフィアス邸宅内にいると?!』
『知らなかったのか?
お前の息子も、ジェニットも知ってるぞ。』
『なっ、何だって!!』
『なんで知らなかったんだよ。』
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ハハッと笑うアナスタシウス。
『わ、私は魔法使いではない!こんな大きな邸宅の中でわかるわけがなかろう!
・・言ってくれれば良かったものを・・。』
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秘密主義なアナスタシウス笑
『わかっていたところで、お前には何もできなかっただろう。姫は魔法を使うんだ。』
(わかってながら、何か目的があってアナスタシウスは言わなかったな、、全く信用できん。。)
『まぁ全て過去のことだ、忘れろ。で、問題は・・・』
『問題?』
『姫が皇宮に帰ってきた今。
ジェニットがアタナシアに勝ち、クロードの寵愛を受けられるか俺にはわからない。』
『確かに。だが、ジェニットが未だに皇宮に定期的に呼ばれているが・・』
偉大なる魔法使い様が戻られてからは・・
(ルーカスが世界樹から帰ってきたと考えるが、
まだクロードの記憶が戻ったという話は聞かない。
クロードの記憶まで失わせるつもりはなかったのだが、
ルーカスは治せなかったってことか・・?
もしそうなら…)
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アナスタシウスは意図しなかったとはいえ、記憶を失くさせたクロードをルーカスが復活させると思っていたが、そうじゃなかったってことね。
そびえ立つ塔、その最上階。
『ん・・?誰かが俺の話をしているな・・。』
ルーカスはとても冷たい目をしています。
『あ?』
『なんだ・・これは?』
塔の最上階。ルーカスの部屋。
ワイングラスは割れ、書籍は散乱し、破られ部屋が荒らされています__
ルーカスの頭にアナスタシウスらしき男の映像が浮かびます。
『俺がいない間にネズミ野郎がウロウロしていたようだな・・』
ルーカスは紅い目を光らせ、ニヤリと笑います___
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ある日、お姫様になってしまった件について 72話 感想・考察
少しだけ、一時的でも体調が良くなったクロードに対して、
フィリックスはケーキとリペ茶をテーブルに用意してはからい、
それを見てアタナシアが、ダイアナの台詞を繰り返します。
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みんなクロードのことを想っていてなんだか泣けてくるよ、、
アタナシアが今できることはクロードのそばにいることだけですが、
何かしら打開策を打ちたいモヤモヤがつのります。。!
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とか思っていたらクロードの口にケーキ突っ込んで追い出されるんだけど。笑
一方で、アタスタシウスとロジャー側。
こちらもアタナシアが戻ってきたとあって、策略変更を行いそうです。
注目シーンは最後の場面で、
アナスタシウスはどうやら先手を打って、ルーカスの部屋まで忍び込んで何やら行ったようですね。
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ルーカスはもちろん気付いて反撃に出る。
さて次回も気になりすぎます・・!
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次回第73話ネタバレはこちらから
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