【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 241話 242話ネタバレと感想。新章23章”逆転の運命”開幕。ミエールを扇動するアリア。

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【小説版】悪女は砂時計をひっくり返す

今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の

悪女は砂時計をひっくり返す原作小説版 241話・242話(漫画版は78話?)を読んだので紹介したいと思います。

この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 241話 242話 ネタバレ

・・・の前の管理人のつぶやき。

前話ネタバレはこちらから

↓↓↓

【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 239話 240話ネタバレと感想。ニヤリと笑うサラの"お願い"。
今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の 「悪女は砂時計をひっくり返す」原作小説版 239話・240話(漫画版は77話?)を読ん...

241話

管理人halu
管理人halu

幸せなサラな結婚式が始まります・・!

サラの結婚式は、帝国で唯一の侯爵の結婚式らしく、とても盛大で豪華なものだった。

外出しないように細心の注意を払っていた皇帝も一瞬顔を見せたし、来賓の貴族たちも続々と集まっていた。
管理人halu
管理人halu

皇帝パイセンチッスチッスあんまり顔見せないね?元気してた?(皇帝に気安い感じマジヤメロ

式が始まり、サラとヴィンセント侯爵が大きさも美しさも尋常ではない指輪を指にはめているのを見て、アリアは隣に座っているアースの手を握りながら静かに言った。

管理人halu
管理人halu

大きさも美しさも尋常ではない指輪。
ビッグ・ビューティフル・アンビリーバブル・リングね。OKOK。(何が

『私は青色が好きですよ…?』

『・・・えっ?』

管理人halu
管理人halu

・・・へ?

アースは急に「青色が好き」と言われても、何を言っているのかわからないという感じで聞き返した。

それでも、アリアの手を握る手に力を入れることは忘れなかった。

指輪。アース様の目の色に似た青色、がいいなって。みんながうらやましがるでしょう?』

管理人halu
管理人halu

あ!ビッグ・ビューティフル・アンビリーバブル・リング・フューチャリング・アリアの話ぃ?!(うるさい。いいシーンだから黙れ・・。

アリアがはっきりとそう言ったとき、アースは意味を理解したのか、立ち止まってアリアを見つめていた。

サラの結婚式を見ていたアリアは、アースとの将来の結婚式のことを話していたのだ。

アースはうなずきながら、抑えきれない愛らしさに耳を赤くして答えた。

『そうですね…世界で一番美しい青色でご準備しますね。』

管理人halu
管理人halu

あーら!!!聞きました?!奥さん!!!

アースは、恍惚とした表情をしていた。
アリアはそんな彼の目を見つめながら、秘密を告げるようにアースの耳元で静かにささやいた。

『でも…アース様の目のようなもの(色)はないでしょう?』

と。

管理人halu
管理人halu

ヒィ!!!!(耳元で!!!!

耳をくすぐるアリアの澄んだ声に、
アースの瞳孔は揺さぶられ、彼の答えは少し遅れてしまった。

『・・・それでは、目を抜いてお渡ししましょうか…?』

『えぇ、もし余っているなら、それも悪くないですね…?』

管理人halu
管理人halu

イッツ・ブラックジョーク。笑

低い声でそう言って微笑むアリアに、彼は眉をひそめた。
それは、本当の花嫁を迎えるヴィンセント侯爵よりも幸せそうな笑顔だった。

アリアの18歳の誕生日まであと数ヶ月である。
ミエールを追い出して、帝国の幸福を促進している間に来てしまうかもしれない。

待ちに待ったその日がそう遠くないと思った、アースは唾液を飲み込んで緊張の色を見せた。

『・・・なんだか急に焦ってきてしまいました。』

ああもう、私の言葉にいちいち反応するあなたの姿は、どれほど可愛らしいことか…

『そうだ…すぐにここから出て、結婚式の準備を急ぎましょう』

とアースが言うと、アリアは赤くなったアースの耳の先に触れながら、口を塞いだまま少し笑った。

『私は、どこにも逃げませんから、安心してください?』

するとアースがは短い呻き声をあげて、アリアの腰に手を当てて頬にキスをした。

管理人halu
管理人halu

オッフ。

『…アース様!』

驚いたアリアはアースの頬を包み込むようにして、低い声でアースの名を呼んだ。

『みんなが注目しているのに、どうしてこんな行動をなさるのですか?』

しかし、アースは他人の目を気にしていないかのように振る舞った。

『それなら…侯爵の結婚式が早く終わってほしい。』

『・・・式が終わったら、お屋敷に帰らないといけないんです。』

アリアは「式が終わったら予定がある」ときっぱりと断った。

『少しも…時間がないのですか?』

『ご覧になったかもしれませんが、急ぎの用事があるんです。』

ミエールの怒りが冷める前に、やらなければならないことがあった。

管理人halu
管理人halu

帰ったミエールに対してのなんらかの処置、だね・・。

どうして私の恋人はこんなに忙しいのだ…?

そう言わんばかりのアースの目には何とも言えない後悔と悲しみが宿っていて、それを読んだアリアは一瞬周囲を見回した。

管理人halu
管理人halu

最近気付いたけど、アースは表情筋が豊か過ぎてみんなに心の声を明確に言語化されるという自分では制御できないもうひとつの能力も持っています。笑

皇太子とアリアを率直に見るとは言わないまでも、ちらちらと見ていたのだ。

それに気づいたアリアは、アースのように大胆な行動をとるのではなく、扇子で人々の視界を遮りながら小声で話すふりをして、彼の頬にそっとキスをした。

管理人halu
管理人halu

おっおっおっおわあああああああああああ!!!///

『私はちゃんと待っていられる男性が、好きですよ?』

『・・・!!!』

そんなの…どうやって文句を言えばいいんだ…?

結局、言葉を失ったアースは、額に手を当てて深いため息をつくことになったのだ__

__

242話 第23章 逆転の運命

管理人halu
管理人halu

ここから新章23章”逆転の運命”が始まります・・。
多分これが最終楽章だ・・!(うわああ嫌だああああああ・・。

当然のことながら、屋敷に戻ったミエールは医者にかかることができなかった。

執事はしっかりと首を振り、アリアからの命令だと言っても答えようともしなかった。

『お前はそこまで具合が悪そうな顔をしていないから、ゆっくり休めば治るだろう?お嬢様が戻ってきたら、また話せ。』

そんな冷たい言葉を残した執事は、もう用はないと言わんばかりに背を向けた。
管理人halu
管理人halu

・・・。

『うっ…うっ…ううう…』

悲しみと怒りで涙を流すミエールを慰めたのは、他ならぬジェシーだった。

彼女は、外出時に深刻な雰囲気を感じていたので、状況を把握していたようだ。

『ミエールさん!町からお医者さんを呼んできましたよ!』

管理人halu
管理人halu

ジェシー・・。
いや、ジェシーまじでいいやつなんだけど、ちょっと不安になるな・・。

ジェシーは自ら村の医者を呼び寄せ、ミエールの状態を診てもらった。
少し前まで貴族だったミエールは、あまり体力がないことをジェシーは知っていたのだ。

管理人halu
管理人halu

・・なるほどね・・。

『診てみましたところ…彼女は何かにとても驚いていたと思うのですが、健康には問題ありません。一日か二日休めば、彼女は元気になりますよ?』

『そうですか…!ありがとうございました。』

ジェシーは、ミエールの問題ないという診断結果にほっとしていた。
しかし、ジェシーの心配は尽きなかった。
ミエールが自身の痛みについて訴えてきたのだ。

『アニー…!アニー…!!アニー…!!!アニー…!!!!』

管理人halu
管理人halu

怖ぇえよ・・。

ミエールはアニーの名前だけを呼んで泣いていた。
過去の経験から、ジェシーはミエールがアニーに屈辱を感じていることを察した。

『あああ…ミエールさん、きっと大丈夫です。アリアお嬢様とお話しましょうね。』

いくらミエールが過去に悪いことをしたとしても、なぜアニーはこんなことをするのかしら…?アリアお嬢様だってミエールを助けようとしているのに…。
管理人halu
管理人halu

いや・・ジェシーのこういうところよね・・。
すっごくいい子なんだけど、ちょっとほんわかしてるところあるから・・。

ジェシーは、悔しそうにため息をついた。

ジェシーは、夜遅くまでミエールの側にいて、
アニーの行動が酷すぎると判断した彼女は、帰宅後すぐにアリアの部屋を訪れたのだ。
管理人halu
管理人halu

え?あれ??
サラの結婚式パートはあれでおしまい?
幸せな時間は・・もうないの・・?笑

__

__

『・・・お嬢様、お帰りになったばかりで本当に申し訳ないのですが、ちょっとよろしいですか?』

結婚式が長引いていたこともあって、ジェシーの声はとても慎重なものだった。

彼女はミエールのことを心配し、アニーのことを怒っていたが、このことがアリアに迷惑をかけないか配慮している顔をしていた。

アリアは、ジェシーがこの話題を持ち出すだろうと思っていた。
いや、むしろこれを待っていたのだ。
管理人halu
管理人halu

待ってた・・?

アリアは笑顔を隠し、少し困ったような表情で答えた。

『ごめんね。朝、妹を一人で屋敷に帰らせたことが心配だから、あなたのお話の前に先に会ってくるね?ジェシーのお話は大事なこと?』

管理人halu
管理人halu

・・わかってるのにね。笑

『はい!?あ、いえ!その…ミエールさんのことでした…!』

『あら、そう?じゃあ、ミエールを私の部屋に呼んでくれる?具合が悪そうだったけど、彼女が来れるかしら…?私から行った方がいいと思う?』

『あ…その…そんなに悪くないと思います。彼女はちょっと驚いていただけだって…お医者様もただリラックスすることが必要だと言っていたので…。』

『そうなの?もしかしたら重症かもしれないと心配していたのよ、よかった…。』

屋敷に戻ってきたアリアが純粋にミエールを心配して、
すぐにミエールの話題を出してくれたので、ジェシーの表情も柔らかくなった。
管理人halu
管理人halu

・・・。

『すぐに、戻りますね!』

そして相当明るい顔で消えていったジェシーが、すぐにミエールを連れて再び現れ、アリアのリクエストに応えて大喜びで紅茶も持ってきてくれた。

『それでは…、私は失礼しますね。お嬢様、ミエールさんをよろしくお願いいたします。』

そう言って、ジェシーはアリアが可哀想なミエールを助けてくれることを期待して、丁寧にお辞儀をして部屋を出ようとした。

しかし、思いがけない声が去るジェシーの背中にかけられた。

『あら?もう帰ってしまうの?ねぇ、一緒に話をしない?
あなたはミエールと一番親しい存在だと思うから、力になって欲しいわ…?』

ジェシーは、アリアが非難されないように、
もうすぐ起こる出来事の証人にならなければならなかった。
管理人halu
管理人halu

こんな不穏なナレーションがあるだろうか・・いやない・・。

『・・・私ですか?』

ジェシーがアリアに念の為聞き返すと、
ミエールも安心したようにうなずいて肯定した。

『そうしてください、ジェシー。』

『そうですか…お役に立てるかどうかわかりませんが・・・はい、そうします。』

ジェシーがようやく座ったので、
アリアは少しお茶を飲んでじっとしてから、ミエールに今日の出来事を聞いてみた。

『私は遠くにいたから、起こったことを知らなかったわ…?アニーとトラブルになったの?』

管理人halu
管理人halu

あのアニーが大声出してた時だよね?
アリア、しっかり聞いてたよね?笑

すると、ミエールは思い出したように、カップを持っていた手を震わせながら答えた。

『そうなの…。アニーが…私を困らせたの…。それも、わざとらしいくらいに…。その必要もないのに、みんなに聞こえるように私の名前を何度も呼んで…。』

その言葉だけで、ミエールがどんな屈辱を受けたのかを推測したジェシーは驚いた。
ジェシーが手で口を覆うと、アリアの顔も暗くなった。
管理人halu
管理人halu

正確には暗く”した”だろうけど。笑

『先日、アニーを厳しく注意したから、あなたとの関係が良くなったと思っていたのに…』

アリアの声は、まるで何かを後悔しているかのように、静まり返った部屋に響いていた。

『お姉様が見ていない時にしていたのよ…。』

管理人halu
管理人halu

なんだこのいじめられっ子が先生にいじめた子のことをチクる縮図は・・。

ミエールが言葉を絞り出すと、アリアは大きくため息をつき、

『(ミエール本人が)黙っているだけでは解決しない問題もあるのね…』

と言葉を溢した。
しばらく悶々としていたジェシーも、「私もそう思います」と言った。

『…お嬢様のお考えに同意します。
ミエールさんは今、苦しくて苦しくてたまらないようです…。
ミエールさんはメイドとしては確かにアニーより立場が下かもしれませんが、こんなに我慢する必要はないと思うのです…だからミエールさんは黙っていないで言うべきことを言えるようにしないと…いけないと思うのです…。』

管理人halu
管理人halu

・・・。

『…ミエールは怒りを表してでもアニーに反論するべきってこと?』

『私は…そう思います。実際、使用人やメイド同士は仕事でぶつかることが多く、トラブルになることも多いのです。そのトラブルを解決するために周りの人が手助けをするのですが、一番手っ取り早い解決方法は、その当人たちの間で会話をすることなのです。』

『…ミエールはどう思う?』

アリアとジェシーの意見がどうであれ、それを決めるのはミエールであった。
陰湿な性格のミエールのことだから、じっとしていられないのだろうが。

『・・・でも、もしアニーが私を牢獄に戻したら?』

管理人halu
管理人halu

その言葉が怖いんだよね?

最終的に、ミエールの首輪を握っているのはアニーだった。
その首輪を持つ主人に仇なせば、牢獄に戻される……これほど恐ろしいことはないだろう。

そして、ミエールが一番恐れていることを熟知していたアニーは、
その脅しを適切に使っていたからこそ、ミエールは今まで屈辱を受けても耐えていたのだ。

しかしアリアは「何を言っているの、ミエール」と額をひそめて言った。

『アニーは書類上ではあなたの保護者だけど、
私の許可なしにはそう(牢獄に戻す)できないことを知っているでしょう?』

管理人halu
管理人halu

・・なんかポケモンセンターみたいに出したり連れて行ったり簡単にできるんじゃなかったっけか・・ボソッ。

アリアが「たとえミエールが復讐するにしても、ミエールを牢獄に戻すことはない」と言ったとき。

ミエールの顔は明るくなった。
ジェシーも、アリアが積極的に関わる姿勢を見せたことで安心した様子だ。
管理人halu
管理人halu

・・・いやでも待って・・これちょっと不穏なんだけど・・ミエールがアニーに復讐・・する・・?え・・・?ま・・??

『だから安心して、不当な扱いを受けたときにはあなたは声を上げていいんだから。…あ、お茶がちょっと冷たくなっちゃった。ジェシー、ごめんね?新しいお茶を持ってきてくれる?』

『はい!お嬢様!今すぐ!』

管理人halu
管理人halu

・・・ジェシー、いなくなるっと・・。

__

__

アリアはジェシーを部屋から追い出してから、ジェシーがもはや聞くべきではない本題を持ち出すことにした。
ドアが閉まると同時に妹を心配する姉の表情を消したアリアは、邪悪な表情でどうやってアニーに復讐しようかと悶々としているミエールに一つの“策”を提案したのだ。
管理人halu
管理人halu

きたか・・・。

『ミエール、ただでさえあなたの評判は悪いわ…だからこのまま、言葉で反論するのは良くないと思うの。』

もっともらしい悪女の顔になったアリアに、ミエールは驚いたように慎重に聞き返した。

『・・・じゃあどうすれば・・?』

そもそも、ミエールは誰かと正面から戦える人間ではなかった。

『今まで通りでいいじゃない。』

そう、ミエールの得意とすることは、”他人を使って”その対象を陥れることだった。
管理人halu
管理人halu

そう、いっつもそうだったよね・・。
失敗しても責任は取らないけど・・。

過去には、メイドをアリアに差し向けて悪事を働くように仕向けたり、自分は被害者のふりをしてアリアの命を奪ったのだ。
それは、過去だけでなく、アリアが時間を戻した後も、エマやベリー、アニーを通して試みてきた方法だった。

ミエールは自分を落ち着かせようとしていたが、それがまたエマの死を思い出させるようだった。

もう、そんな大胆なことをする勇気もなくなってしまったようだ。
それに気づいたアリアは、何を心配しているのか、と笑顔でこう言った。

『何をそんなに心配しているの?ちょっとしたサプライズをするだけで十分じゃない。例えば、お腹が痛くなるような薬を紅茶の中に入れるくらいのかわいい悪戯よ?そんなの誰も咎めないわ?

管理人halu
管理人halu

・・・うわうわうわうわ・・!!!!

深刻に考えていた自分に対してお腹を壊す程度の悪戯をしろと言われて、ミエールはアリアを馬鹿にしたように無理に笑った。

それくらい、ミエールにとっては朝飯前だったからだ。
ミエールは何度も人を殺そうとしたことがある人間だったからだ。

逆に、そんな些細な悪戯が復讐になるのかというミエールの笑顔が見えたので、アリアは思わせぶりに、柔らかな笑みを浮かべながら一言付け加えた。

『もちろん、そんな軽い悪戯でも何度も繰り返されれば、大きな恐怖になるでしょう?何を食べても、お腹が痛くなったら、もう食べられないかもしれない。謎の病気を疑うかもしれないわ。』

管理人halu
管理人halu

アリア・・アニーすらもか・・
でもアニーはボブーン男爵と結婚させるじゃなかったの・・?
毒自体をそこまで強いものにしなきゃ大丈夫なのか・・?
いや、でもそういう問題じゃ・・。

『…!!!!』

アリアが言っていたように、こんなのとても小さな悪戯だが、たかが腹痛、されど腹痛、最初の数回は見過ごされてしまうだろうが、それが繰り返されれば、アニーは自分が病気ではないかと疑ってしまうだろう。

ミエールは心の中でその思いに達したのか、
かなりもっともらしい策を想像するようになった。

管理人halu
管理人halu

もうどう動くか考えちゃってるってことだよね・・

単純で小さな復讐だが、その効果は非常に大きいと思ったのだ。

『本当のことを言うとね?私はアニーがメイドとしていちいち私に干渉してくるのが好きではなかったの。だから彼女が腹痛を訴えているのを見たら、とても嬉しいわ?

管理人halu
管理人halu

ヒィ・・。
これがジェシーをこの場から追い出した理由か・・。

さらに、アリアが黙秘に徹すると言ったことで、ミエールの顔は満面の笑みを浮かべていた。

ミエールは、今までに比べれば小さな悪戯だと思っていたので、すぐにでも実行したい様子だった。
それを確認したアリアは、時が来たわね・・と微笑みながら、囁くようにミエールに口を開いた。

『誘引花を使ってみたらどう?』

『・・・誘引花…?』

『そう、誘引花。
比較的簡単に手に入る花なんだけどね?使い方次第で毒にも薬にもなる花よ。』

『でもそれって…ちょっと危ないんじゃ…?』

使い方を間違えると死に至るほどの毒性があるという。
管理人halu
管理人halu

・・・やばいやばい・・。

『”危険”といっても、ごく少量であれば、お腹を壊したり、嘔吐したりする程度で済むわ?それに、誘導花は薬用植物でもあるから、捕まっても言い訳ができるのよ?』

管理人halu
管理人halu

“ごく少量であれば”・・ね・・?
(ピンポーン!!用法用量をお守りくださいぃぃぃ・・!!!

『・・・。』

もちろん、用量を間違えれば、ば死に至ることもあるのだが、アリアはそんなことは言わなかった。
どうせ、毒入りのお茶を飲むのは、自分でもアニーでもないだろうから。
管理人halu
管理人halu

!!!!!!!!
え・・・?!!!“アニー”でもない・・・?
ゴメンちょっとこんがらがってきた・・。ミエールが自分で飲むってこと・・?

『・・・いい考えだと思います。』

『うん、そう言ってくれると思った。
それじゃあ花を手に入れるための場所を探しておくわね?』

ミエールがうなずくのと同時に、ドアの外に新しいお茶を持ってきたというジェシーの声が聞こえてきた。完璧なタイミングだった。
管理人halu
管理人halu

ジェシー・・なにも知らず戻ってきたわね・・。

『えぇ、どうぞ?』

アリアの許可が下りると同時に、ジェシーは、まるで心配事がなくなったかのように澄ました顔のミエールを見て嬉しそうに微笑んだ。

・・・ミエールが、過去に追い込んだ愚かな悪女に今度は追い込まれているとは知らずに。

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 241話 242話 感想・考察

これ・・最初はアリアがアニーすらもミエール断罪の道具として利用するのかと思いましたが・・

管理人halu
管理人halu

違うっぽい・・?この誘引花の毒を飲むのはアリアでもアニーでもないって言っていたものね。純粋に考えればミエール本人が飲むことになるんだろうけど、自分で作って自分で飲むってこと・・?それともまだ悪者残ってたっけ・・?カインは殺すまでもないと思うし・・わからん・・。

それにしてもこんな豹変を繰り返すアリアのことをすぐに信じて行動しちゃうミエールは最後までミエールでしたね。。

管理人halu
管理人halu

ずっとこの子はこうだったね。自分でちゃんと考えないから、誰かに良いように使われちゃって、、だから失敗しても自分の”せい”じゃないって思い込んじゃう、の繰り返しで・・。なんか可哀想な子ではあったよね・・。

人の良いジェシーをアリアがそのままにしておいたのは、ミエールからの不満をジェシーがきっと聞いてくれて、結果的にミエールからアリアを頼る手伝いをしてくれるだろう、って言うまさに今みたいな状況を作るのと、おそらくミエールに対してアリアはずっと誠実に接していた、っていう目撃証拠を作るためですよね・・

管理人halu
管理人halu

この世界(時代)の証拠は”目撃証拠”が何よりも優先されていたからね。前回の伯爵突き落とし裁判でもそうだった。だからアリアは目撃者を作ろうとしてるんだよね・・?

物語も新章に入りました。おそらくこれが最終章となると思います・・!

管理人halu
管理人halu

章題は“逆転の運命”ね・・。
“悪女は運命すらもひっくり返す”んかねぇ・・?
鳥肌の章題やでぇ・・。

次回も気になります・・・!!!

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管理人halu
管理人halu

待望のコミックスは2021年11月05日発売・・!!

次回ネタバレはこちらから!

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【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 243話 244話ネタバレと感想。ミエールが用意したお茶会・飛ぶ血飛沫・漂う誘引花の残香。
今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の 「悪女は砂時計をひっくり返す」原作小説版 243話・244話(漫画版は79話?)を読ん...

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