【外伝・原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す “外伝3章” 285話 286話 ネタバレと感想。その悪女インフルエンサーにつき。

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【小説版】悪女は砂時計をひっくり返す

今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の

悪女は砂時計をひっくり返す原作小説版  外伝(サイドストーリー)1章 285話・286話(漫画版は94話?)を読んだので紹介したいと思います。

この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 285話 286話 ネタバレ

・・・の前の管理人のつぶやき。

前話ネタバレはこちらから

↓↓↓

【外伝・原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す "外伝3章" 283話 284話 ネタバレと感想。悪女は貴族令嬢も手中に入れる。
今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の 「悪女は砂時計をひっくり返す」原作小説版  外伝(サイドストーリー)1章 283話・2...

285話

管理人halu
管理人halu

貴族社会(社交界)に流れる自らの噂をあえて好きにさせたアリア、だったよね。

『皇太子妃殿下は貴方と本日お打ち合わせを行うことができません。』

『えっ…?!そんな…どうしてでしょうか…!!
私は一週間前に予約して…、今日伺うように言われていたのに……!』

管理人halu
管理人halu

・・?
アリアに対して誰かが面談に来てるっぽいね。

アニーの厳しい言葉に、応接室の前で長い間順番を待っていた貴族は驚いた。

アニーは持っていたリストを確認すると、彼の言葉通りに彼の名前はリストに書かれていた。
アニーは自分のミスで彼が漏れてしまったことに気づき、口をつぐんでしばらく目を丸くしていた。
管理人halu
管理人halu

アニーのミスだったか。笑

…どうしよう…。

しかし、アリアが本日確保した枠での打ち合わせはすでに全て終了していた。

しかし、ここで自分が悩んでいても、状況は一向に改善されない。

そうよ、この人は次の機会にもう一度呼べばいいじゃない。
管理人halu
管理人halu

・・・・。

これは皇太子妃という強いバックボーンがあるからこそできることだった。

アニーは何事もなかったかのように曖昧に答えた。

『本当に予約して…いますか?おかしいですね。
そんなことはないと思うのですが・・・だって、だとしたらどうして名前が書いてないのです?』

『何を…言っているのです…?』

どうやら、彼は自ら皇城に足を運び、予約をし、入城確認書までもらっていたようだ。

だからこそ、こうしてここ応接室まで行くことができたのだ。

貴族のあまりの不機嫌さに、
アニーは首をかしげて、もう一度リストを見るふりをした。

しかし、すぐに首を振って否定的な答えをすると、その貴族の顔が真っ青になった。

『もう一度!もう一度確認してください!!
皇太子妃様が私に会いたがっているのは間違いありません!!』

管理人halu
管理人halu

・・・誰だろうね、この貴族。アリアが呼んだのかな?

『・・・。』

貴族は必死にアニーにしがみついて懇願し始めた。

アニーはこれに戸惑った様子を見せた。
それは、一週間も待ってやっと自分の番を迎えた相手を、これほど冷たく扱うのはいくら自分でも心外だと感じたからである。

あまりに貴族は絶望的な表情をしていたので、アニーはアリアのいる応接室に入っていった。

__

__

『…皇太子妃様。
その…もう1名、客人に10分程度の時間を与えていただけませんか…?』

扉が閉まると同時に、とても困った顔をしたアニーがアリアに尋ねた。

もう応接室を出ようとしていたアリアは、目を折り曲げてアニーにおなじみの質問をした。

『ハァ…今度は誰よ?』

それは、アニーが来客リストを今まで何度も間違えていたからだった。

管理人halu
管理人halu

もう何回も。笑

アニーはこうして頻繁にミスをしていたが、一方でミスに対処するのがとても上手だったので、アリアは許すかのように彼の名前を尋ねた。

『・・ストロー子爵です。』

『ストロー子爵?』

管理人halu
管理人halu

ストロー子爵?

『大事な話があると言っています…。』

アリアに会いたい人間が、些細な用事を抱えていたということは一度もなかった。

誰もが自分の利益を満たすために重要な目的を持ってアリアに会いに来ているのだ。

以前もアニー自身のミスがあり、お陰でアリアは予定にない1人、2人と多くの人に会うことがあったので、今回も大丈夫だろうと思っていたアニーだったが、今回は思いがけずアリア拒絶されてしまった。

『断っておいて。』

『えっ…?』

『会わないわ。』

『…。』

どうして・・?

突然の事態に、アニーは大きく口を開いた。

管理人halu
管理人halu

・・いや、完全にあなたのせいでしょ・・笑

アリアの後ろで待っていたジェシーも目をまん丸に開けて不思議がっていた。

きっと何か理由があるのだろうと思ったアニーは尋ねた。

『その…すみませんが、理由を聞いてもいいですか?』

『その彼、ストロー子爵は貴族党の残党よ。
前のロースチェント伯爵と非常に良い関係を築いていたからなんとか処罰を免れたみたいなのだけれど。』

ストロー子爵は仕事でロースチェント伯爵と頻繁に会っていた人物だ。

アリアは彼を屋敷で何度か見かけたことを覚えていた。
アニーは屋敷で彼を何度も見たことを思い出して、手を叩きながら声を上げた。

『あぁ…!!思い出しました…!!でも…、どうしてあんなに老けてしまったのでしょうか…?まだ1年しか経っていないはずなのに……!』

それは、いろいろなことがあったからだろう。
捕まらないように必死で逃げてきたのだろう。

ジェシーも思い出したように声を上げた。

『ああ、なんてことでしょうか…。
どうして彼はまだ帝都にいるのです…?罰を受けていると思っていたのに…。』

『私もそう思っていましたが…、彼は捕まって処罰されなかったのでしょうか?』

『まあ、罪が軽かったんじゃない?
もしかしたら、最後まで取引を続けていた関係なのかもしれないわね……。』

ただ、はっきりとした記憶がないことを考えると、
本当に些細なレベルの仕事にしか関わっていなかった可能性が高い。

そう考えたアリアはすぐに出かけるから、とアニーに促した。

『アニー、この手のトラブルはこれからあなたに全部任せるわ。大きな間違いでなければ、私にもう報告しなくてもいいから。』

アリアにとってこのようなトラブルが些細なことにすぎず、仮にミスが頻発したとしても、大した損害ではない。
そして、慈悲深い皇太子妃をもう演じないと決めたのはアリアだったので、アニーが打ち合わせの予約を間違えて、貴族や他の来場者の心に反することをしてもいいと思ったのだ。
管理人halu
管理人halu
・・大丈夫か・・?
せっかくアリア、”無性の愛”とか”信頼”とかわかり始めてきたのにね・・。(まぁわかり始めたの外伝からだから、また外伝内で悪女に戻ったんだけどさ。。笑

『ただ、法律に反することはしないでね?
何かあっても私がカバー出来る範囲内でのみ行動して欲しいの。』

その言葉にアニーはすぐに頷いた。
それはつまり、些細な違反をしても救われるということだった。
それを聞いて、アニーは心で喜んだ。

『心配しないでください!
では!ストロー子爵の件は、私の立場でしっかりと引き受けますね!』

思い切った答えをしたアニーは、すぐに応接室を出て行った。

管理人halu
管理人halu

行ってしまった・・笑

すると、アニーを待っていたストロー子爵が駆け寄ってきて、

『何が…あったのですか?』

と促した。
そんな子爵にアニーは腕組みをしたまま首を振った。

『どうしようもありません。』

『…!!!
どうして…?!』

『あなたはそれをよく知っているはずですが?』

『・・・何…です?』

アニーの目はとても冷たかった。

「あなたは自分の罪をよく知っているはずだ」と。

しかし、彼がまだ理解できないと言い張るので、仕方なくアニーは説明を加えた。

『場所こそ違えど、あなたは過去に皇太子妃様とよく会っていたのでしょう?だから、アリア様ともう面談する必要ないじゃないですか。』

『・・・!!!』

その言葉に、ストロー子爵の目が強張った。

『そ、そんなことは過去の話です…! 私は前伯爵ろ取引していただけです! 貴族がロースチェント伯爵と取引をしていないはずがありませんから…!しかも見ての通り、私は罰せられもしなかった……!!』

『処罰されなかったからといって、許されるわけではないでしょう…?皇太子妃殿下は貴方のように、過去に悪事を働いた人にはお会いしませんので、どうぞ、静かにお戻りください。』

管理人halu
管理人halu

・・きっつ。

『…!』

熱弁を振るっていたストロー子爵の頭が、アニーの厳しい答えになすすべもなく倒れた。

しかし、その気落ちしているストロー子爵が絶句している間に、アニーは彼の横を通り過ぎて、こう言った。
管理人halu
管理人halu

・・?

『ああ…!のどが渇いたわ…。
誰か持ってきてくれないかしら。みんな忙しいから、誰にもお願いできなくて…』

管理人halu
管理人halu

・・うーわ。
アニーのできる範囲のことで(法律内で)、やりたかったこと、これか・・笑(ヒィィ

『・・・!!』

もはや彼に言っているようなものだった。
その結果、ストロー子爵の目は容赦なく震えていた。

彼は葛藤しているようだった。
それは、貴族の誇りを捨てなければならないからだった。

しかし、最後には・・・。

『・・・しょ、少々お待ちください…。』

ストロー子爵はプライドを捨てて、応接室の前から急いで出て行った。

管理人halu
管理人halu

・・。

貴族とは思えない、その足取りはとても急いでいた。
アニーは、うまくいくとは思わなかったいうように、颯爽と去っていった貴族を見て、ゆっくりと口元が上がってきた。

あぁ…貴族という存在は、こんなにも扱いやすいものだったのね…。

ストロー子爵がアニーのために冷たい飲み物を持ってくるのに、時間はかからなかった__

管理人halu
管理人halu

・・・。
なんかアニーも黒く染まってきたわね・・笑

__

286話

管理人halu
管理人halu

アリアパートに戻るみたい!

『思っていたよりも美しいものなのですね…』

アリアは、宝石商の主人が持ってきた宝石に触れながら、満足げに微笑んだ。

それは、滅多に見ることのできない貴重で美しい宝石だった。
海で採掘されたその宝石。青を中心とした色がアリアの目を引いた。

黄色や赤もあったが、最も美しいのは、アースの目の瞳のような青だった。

かなりの時間それを眺めていると、宝石商の主人の顔には満足そうな笑みが浮かんでいた。

『しかもこれ…食べられるのですよね?』

管理人halu
管理人halu

この前貴族令嬢たちとの間でも小出しした話だよね。アリアのジュエリービジネス。食べられる宝石。

『ええ、一度にたくさん食べなければ人体には影響ありません。』

『たくさん食べないと、ね…』

アリアは困っていた。

値段も高いし、大量に食べるほどではないだろうが、
万が一、大量に食べる人がいたら、自分への責任を回避することはできないはずだ。

『もし、大量に食べる人がいたらどうするのです?』

『そうですね…正直…まだ何も考えていません。』

『では、(食べられる)正しい基準を設定してください。もし被害が出てしまったら、私にも責任がありますから。』

『わかりました。』

『市場にいくら出すつもりです?』

『…非常に高い価格で発売するつもりです。そう、プレミアムをつけて、です。』

『なるほどね…。』

少量を高額で出すと更に価格が上がり、
更に購入者に気に入ってもらえることがあり好ましいことではあった。

『その…ですので…、
皇太子妃様には利益を大きくするためにお力をお貸し頂きたいのですが…』

『私が…?どうやって…?』

実際のところアリアは、“彼が何を求めているのか分かっていた”のだが、聞き返した。

『私が持ち込む宝石類はすべて最初にお渡ししますので…、それを身につけていただければと思います。』

管理人halu
管理人halu

出た、インフルエンサー業 笑

ほら、やっぱりね。
私(皇太子妃)ほど宣伝に効果的な人間は他にいないものね。

アリアは、宝石を提供される代わりに、身につけることを求められたことに唇を尖らせて、こう答えた。

売り上げの30%、でいかがでしょうか。』

『・・・はい?』

『私の名前で、ある場所に、その売上の30パーセントを寄付してください。』

管理人halu
管理人halu

寄付・・。
アリアは受け取らないんね。

『寄付…?どちらに…?』

『将来建てる予定の私の施設に、です。』

売上の30%の寄付を求められた宝石商の主人は、かなり苦悩していた。
アリアがどれだけの影響力を持つのかを計算しているようだった。

管理人halu
管理人halu

実際30%以上売上上がらないと意味ないからね。

アリアは馬鹿にしたように続けた。

『あなたが(このビジネスで)既に相当額の利益を出せることはもう知っていますから、気にするふりをするのはおやめなさい?』

そう聞いて、宝石商の主人は、仕方がないと笑った。

アリアの評判を利用すれば、いずれにしても、相当額を稼げるのだから、悪い話ではない。

『…わかりました。そうさせていただきます。』

『次回からは契約書をお持ちください。私が言ったことをすべて記入してくださいね』

『はい、全て記入してお持ちしますね。
…しかし、そんなに寄付しないといけない施設なんて…、どんな施設なんですか?』

宝石店で売られているジュエリーは、
職人の技が伴っていて、そもそもの売買価格もどうしようもなく高かった。
だから、売上の30%は莫大な金額になっているはずだ。

そんな大金をどんな施設に使うのだろう。
そんなふしだらな想像をしていそうな男に、アリアは馬鹿にしたような笑みを浮かべて答えた。

『心配することはありません。危険な施設であるはずがないではありませんか。今の私の大切な場所(地位)を安定させるには、皆さんに喜んでもらえる施設に決まっています。』

人々の期待に応えることこそが、アリアが選んだ居場所を守ることだった。

管理人halu
管理人halu

アリアが選んだ居場所=皇太子妃の地位ってのもあるけど、色んな噂を実績でひっくり返せたり、誰にももう、変なこと言わせないために、ってことよね。

アリアは、既に自分の全財産と、
皇太子妃に支払われる自分の維持費を合わせて、施設を建てていた。
アリアが作った施設は3つあり、
最初に計画したのは医療機関、次に学校、そして最後に図書館だった。
管理人halu
管理人halu

すげぇな・・・。

これらはすべて平民が無料で利用できる施設であった。

管理人halu
管理人halu

聖女や・・誰がなんと言おうが紛れもない聖女や・・

しかし、特に医療機関については、他の機関に比べて医療スタッフや薬に莫大な費用がかかっていた。

アリアもそもそも大金を持っていたし、寄付をしてくれる人もあちこちから集まってきていたのだが、そろそろ誰かしらの寄付を受けようかと考えなければならない状況になっていたのだ。

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 285話 286話 感想・考察

今話では、アニーからほとばしり始めたブラックオーラとアリアのビジネスの進展その後が描かれました。

 

管理人halu
管理人halu

アニー・・。
あなたすぐ調子に乗っちゃうから・・。

初登場(?)のストロー子爵は元貴族派(アース反対派)だったので、アリアも特に気に留めずアニーにその処遇を任せましたが、アニーがなかなか恨みを買いそうで・・。

管理人halu
管理人halu

水持ってこさせてたよね。笑
最後苦虫噛みしめることにならなきゃいいけど・・。

そして、アリアのジュエリービジネスでは、アリアが新商品の宝石を身に着ける代わりに、売上の30%をアリアの指定する施設に寄付する契約で進めそうですね。

管理人halu
管理人halu

変な噂も実績(やってること)でひっくり返して、噂を言っている側を少数派にさせる作戦かもね。実際こんなことアリア以外に出来ないだろうし、平民は救われてるだろうしね。宝石もおべっか遣いが大好きな貴族令嬢たちは絶対買うだろうし、施設への寄付額も増えそうだね。

てゆかただでさえ、お金持ちのアリアが更にビジネスで成功して・・

管理人halu
管理人halu

これどこまで行っちゃうんだろうね笑
アリア独りで一国と同程度の経済力持つみたいになるんかね?なんかバキみたいだね笑

次回楽しみですな・・!!

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管理人halu
管理人halu

待望のコミックスは2021年11月05日発売・・!!

次回ネタバレはこちらから!

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【外伝・原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す "外伝3章" 287話 288話 ネタバレと感想。それぞれの未来・それぞれの幸せ。
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