【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 213話 214話ネタバレと感想。夜明けを迎えた帝国・全員の”その日”

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【小説版】悪女は砂時計をひっくり返す

今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の

悪女は砂時計をひっくり返す原作小説版 213話・214話(漫画版は72話?)を読んだので紹介したいと思います。

この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 213話 214話 ネタバレ

・・・の前の管理人のつぶやき。

前話ネタバレはこちらから

↓↓↓

【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 211話 212話ネタバレと感想。ロースチェント邸に押し入る王国騎士たち・イシースの決戦前夜
今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の 「悪女は砂時計をひっくり返す」原作小説版 211話・212話(漫画版は71話?)を読ん...

213話

イシースの頭の中には、レストランでのアースとの会話が少し残っていたが、あまりにも幸せそうな彼の姿を見て、本当にアースとの関係が悪いのだと納得することができた。
『じゃあ、また明日。ゆっくり休んでください。明日は、忙しくなる。』
『えぇ陛下、あなたも。』
管理人halu
管理人halu

決戦前夜、イシースの元をローハンが訪ねたんだよね。で、明日は一緒に戦場に言って、皇太子の没落を見よう、と。夕陽みたいに言うな。

ローハンが帰った後、イシースは彼の言葉通り、明日に備えて寝ようとベッドに横になった。

しかし、再び頭に浮かんだ皇太子のことが気になって、イシースは眠れないまま夜明けを迎えなければならなかった。
今まで心待ちにして準備してきた日だ、気持ちよく眠れるわけがない。
ようやく…ようやくよ…!
私を辱めた皇太子を私の足元に跪かせることができる…!
そして、あの下賤な女にも…!

新しい権力の始まりにふさわしい立派な服を着たイシースが屋敷の外に出ると、あっという間に兵士たちが集まり、頑丈な鎧と鋭い剣を身につけて待機していた。

管理人halu
管理人halu

ふむ・・やっぱり当日まで泳がせてるわけだね・・。(だよね・・?まだ確信はないからちょっとだけ怖い・・

彼ら兵士たちは、自分が指示を出せば、敵を斬り、帝都城を攻略するだろう。

『これはイシース様、お越しになるのが早いですね。』

兵士たちの間で指示を出していたローハンは、気持ちよさそうな顔でイシースを迎え、その横には清らかな顔を取り戻したミエールが、もう変装する必要もないとばかりに立っていた。

管理人halu
管理人halu

ミエールも、まだいる(無事)、っと。

皇太子の情報を売り、帝国の情報を売り、
ローハンの好意を買い、彼女の命を救ったミエールも、笑顔でイシースを迎えた。

管理人halu
管理人halu

・・・。

『こんにちは、イシース様。』

ミエールは、最近まで刑務所に入って泣いていた少女と同一人物とは思えないほど自信に満ちていた。

『おはようございます、ローハンさん、そしてミエールさん。』

管理人halu
管理人halu

そういやぁミエールは結局ローハンに身分を全部打ち明けたんだね。(まぁローハンは最初から全部知ってると思うんだけどさ・・

『えぇ、鬱陶しいネズミを殺すには良い夜明けですね。』

『今すぐ出発するのですか?』

『いいえ、夜明け後に出発しましょう。
公爵の屋敷に滞在していた兵士たちがあなたに同行しますので、急ぐ必要はありません。』

公爵の屋敷に泊まっていた兵士は、少なくとも100人はいた。
イシースは、全員が自分を守ることに同意してくれたという安堵感を顕著に感じながら、その配慮に感謝した。

『こんなにたくさんの兵士が私を守ってくれるなんて、安心しました。そして夜明け後に出発すれば、戦いは終わっているでしょうからね。』

『えぇ、そうですね。』

そして、長く待つことなく、夜の闇はあっという間に消え、夜明けが始まった__

__

__

その間、簡単な朝食をとったイシースは、大勢の兵士が既に占拠しているかもしれないと想定して、興奮を抑えて明るい顔をしているミエールと、同じく気持ちよさそうな表情をしているローハンと一緒に馬車に乗って皇城に向かった。

・・・でも…どうしてこんなに静かなのかしら?

しかし、なぜか通りは何事もなかったかのように静かだった。

いくら目的地が皇城とはいえ、夜明け前に多くの兵士が襲撃に出発しているのだから、辺りは騒がしくて当然のはずだが、なぜだろう。

『…もう終わったのですか?少し呆気ない、ですね。』

イシースが不安げに尋ねると、
ローハンは「そんな感じがしますね」と笑って同意した。

『敵があまりにも弱かったようですね。これもミエール様がくれた情報のおかげですよ。』

『・・・本当ですか?!』

ミエールは、突然のローハンの褒め言葉にどうしていいのかわからず、それを見て笑ったローハンはミエールの髪に優しく触れて彼女を肯定していた。

『もちろん、あなたはどんな情報屋よりも役に立っていますよ』

『お役に立てて本当に良かったです…』

ローハンに向かうミエールの瞳は、美しく輝いていた。

それはまるで、かつてミエールがオスカーに送っていたのと同じ目のようだった。
イシースは、このミエールの短い滞在の間で、
ミエールがローハンを愛しているのだということを理解した。
管理人halu
管理人halu

いや・・もうこの辺はぐちゃぐちゃしないでいいよ・・笑

帝国の情報を漏らして命拾いしたばかりだっていうのに、彼を誘惑するとはね…。

ミエールはオスカーに一生を捧げるかのように振る舞っていたが、この短期間でオスカーを裏切ってしまったのだろう。

そんな女だと知らずに、ミエールをオスカーと結婚させてしまうとは、恐ろしいことをしてしまった。

苛立ったイシースが、
ローハンとの結婚式の後、ミエール含むロースチェント伯爵家を追い出すのも悪くない、と考えた時だった。

馬車は、目的地からまだ少し離れた広場で急に止まった。

管理人halu
管理人halu

・・・。
馬車、広場でストップ・・。

『到着したようです。』

『え?どういうことですか?帝都城まではまだまだ長い道のりのはず、ですよ。』

イシースが尋ねると、ミエールも目を見開いて馬車の窓を開け、外の様子を確認していた。

管理人halu
管理人halu

ミエールも当然聞かされてない、っと。

『ここは・・・あれ?
どうしてここにこんなに人がいるのでしょうか?…え?どうして…!!!

そして、ミエールは何か不思議なものを見つけたようで、疑問に思いながらも言葉を発することができないようだった。

あまりにも驚いた様子だったので、イシースはミエールの見たものを確認しようとしたが、突然、彼女の視界がぐるっと変わった。

『あああああいたああああッ!』

そして、大きな痛みが遅れてやってきた。

『さあ、イシース、みんながお前を待ってるぞ。』

と、イシースの髪を乱暴に捕まえたローハンは、足で馬車の扉を蹴った。

管理人halu
管理人halu

口調が・・

それを近くで見ていたミエールは、
信じられない光景とローハンの突然の行動に青ざめて震え始めた。

『ミエール、お前ももうすぐだ、だから心配しないでここで静かに待っていろよ?』

管理人halu
管理人halu

ヒィ!!

そう言ってミエールには優しげな、しかし脅すような声色で話したローハンが、イシースを開いたドアから引きずり出した。

そこで待っていたのは、イシースが大嫌いな男に他ならなかった。

どうして、どうしてここにいるのよ…!!

イシースは叫びたかったが、
ローハンに地面に叩きつけられたため、叫ぶことができなかった。

『がはっ!!!!』

帝国で最も高貴な存在と呼ばれていたイシースの周りに集まっていた観客は、それを見て驚き、飲み込んだ。

彼らは歩みを止めて、皇太子や他の貴族、帝国の騎士たちがなぜそこにいるのか、広場で何が起こっているのかを確認したが、今何が起こっているのか全くわかってないようだった。

夜明けから数時間後、かなりの数の傍観者がそれを見に集まってきた。
冷たい地面の上のイシースに目もくれなかったローハンが、彼の手を振りながら言った。

『アーステロペ殿下のご命令通り、罪人をお連れしました。』

管理人halu
管理人halu

きたあああああああああああああああ!!!
やはりローハンこっち側だったあああああ!!!(いや・・だいぶ前から分かってたんだけど、一応ね・・笑 ここで確信、ってことで。

ローハンは今、ようやく厄介払いができたようで心底嬉しそうだった。

アリアはイシースに駆け寄り、彼女を確認した。

『大丈夫ですか?もう、どうしてこんなに乱暴にするのよ……。』

口調は心配そうだったが、表情は全く違っていた。

アリアは今、イシースを落とし穴に落とせることに喜びを感じていた。
もちろん、それは誰にも見えない顔であり、すぐ近くにいるイシースにしか見えない顔であった。
管理人halu
管理人halu

ヒィ!!ヒィ!!!

『下賤の貴様がよくも…!!!!』

イシースは寄ってきたアリアを突き飛ばしたが、
近くで待機していた騎士たちがすぐにイシースの腕を掴み、首を押し付けて縛った。

騎士たちに囲まれたアリアの顔は不安と恐怖に包まれており、
イシースが逃げようともがくと、ローハンは戸惑いながらもこう言った。

『イシース様、やりすぎですよ。あなたは自分が何をしたかわかっていない…。いいですか、アリア様がこんなあなたにも優しさを見せたのに、あなたはそうやっていっつもご自身の邪悪な気性だけを見せるのですか?』

ここまでの間、いかに我慢してローハンがイシースの機嫌を取ろうとしていたかが、その口調からうかがえた。

『誰がそんなに下賤なのか知りませんが、全く浅はかですね。あなたは少なくとも帝国の貴族たちの支持を得ているのだから、少しは期待していたのですが…イシース公女、とても残念だ。』

そして、ローハンは急にアリアの味方を始めた。

管理人halu
管理人halu

浅はか=アリアはもはや侯爵家の生まれ、だからね・・

アリアは自身は確かに下賤の出自ではあるので、まさか自分の味方をしてくれるとは思わなかったのか、まばたきしながらローハンを見つめていた。

『あなた(アリア)は悔しそうですね?ということは伯爵夫人はまだ話していない、ということか…。アリア様は真実を知って、クロア王国に来るべきです。アリア様が滞在するのは、ここの帝国ではなく、クロア王国なのですから。

管理人halu
管理人halu

うおっ・・ここでローハン言うんか・・?
ちょっと状況がしっちゃかめっちゃかになっちゃうから後でにしてくれ・・笑

『・・・お母様に?』

何を言っているのかわからないアリアがローハンに尋ねると、ローハンは答えずに意味深な笑みを浮かべていた。
管理人halu
管理人halu

・・・言わんか。

アリアは意味が分からないと目を丸くすると、アースはローハンを止めるように割って入った。

『役に立たない言葉を言いたいなら、お前は帰れ。』

『あぁっ…!お前は今の俺は役立たずだと言うのか…?俺にはまだ仕事があるのだがな…?』

ローハンはそう言って馬車を指差すと、
そこには隠れていたミエールが震えていて、騎士たちの手で引きずり出されていた。

管理人halu
管理人halu

あ・・しっかりミエールも・・笑

幸い、髪の毛を掴まれたり、イシースのように地面に投げつけられたりはしなかったが、そんなことをされなくてもミエールは申し分ないほど怯えていた。

__

214話

『ローハン様!どうして?!いったい何が起こっているの……?!!』

ミエールは、四方八方から注がれる鋭い視線でうまく言葉を発することができていなかった。
もともと人に愛され、何不自由なく育ってきたミエールには想像もつかないことだった。
牢屋に入っていても、これまでは貴婦人として扱われていたが、今は違う。
彼女は街のクズ以下の扱いを受け、冷ややかな目で見られていた。

『よくも私の名前を気軽に呼んでくれたな。自分が何者かもわからないくせによ。俺は、自分の命欲しさに家族や国を売るような、お前のような人間が一番嫌いなんだ。』

管理人halu
管理人halu

ローハンの豹変っぷりもやばいけどな笑

冷たい目と口調のままのローハンを見て、ミエールは動揺し、そして再び顔を上げて哀れな顔をしていた。

ローハンが「ミエール様はとても知識が豊富で知的な女性ですね」と褒め、温かく愛らしい目で彼女を見たのは、ほんの少し前のことだった。

管理人halu
管理人halu

笑う。

さっきの馬車がまさに冷静と情熱のあいだだったね。

しかし、それはすべて偽物だったのだろうか?
現在の冷たい顔と過去の温かい顔が重なり、ミエールから涙が流れそうになった。

自分に言ってくれた言葉や行動がすべて偽物だったことは、もっと信じられないことだった。

管理人halu
管理人halu

おめでたいな・・

『ローハン様っ!!!!!!』

そこでミエールは再び彼の名前を呼んだが、やはり戻ってきたのは冷たい表情だった。

それに加えて、彼の名前を呼び続けるミエールに、ローハンはこう切り捨てた。

『これ以上、私の名前を呼ぶな。あぁ…虫唾が走る。』

『うわああああっ…!!!!』

あとはミエールの泣き声だけで、会話を聞いていたイシースは、物事を把握して整理しようとしていたが、ローハンとやり取りしていた手紙や書類を思い出し、ハッと顔を上げた__
__

__

『わ、私はあなたと交換した書類を持っています…!!!!』

管理人halu
管理人halu

あぁーそうだったよね、これ、結婚とか約束してたよね。どうするんだろうね。

それらは国王の印章が押された書類であり、罠でっても、印章が押された書類があったら、ローハンはこの件の共犯者にある可能性がある。

そこでイシースは、さっさと自分の味方をしてこの馬鹿げたことを止めろと主張したが、その戯言にローハンは笑って答えた。

『ハッ…!本物の印章だと思っているのか?』

『…!!!』

でも…クロア王国の公文書にも同じ印章があったわ…!

とイシースは思った。
彼女は、念のために公文書とも比較したことも思い出したのだ。

『間違いなく一致していた…! ヴィカ様とも確認した…!!』

『そうなのか?じゃあ、一緒に確認した奴に聞いてみないとなぁ?』

イシースがまだ信じられないのだが、ヴィカは後ろで手をヒラヒラ振っていた。

不思議なことに、非常に長い間、貴族党の手伝いをしていて、この仕事を依頼したヴィカは、ゆっくりと外に出て行った。

『私を信頼してくれたからこそ、こんなことになってしまいましたが、もう少し人を確保しておくべきだったですねぇ。』

ヴィカは、少し申し訳なさそうに言った。

『申し訳ありませんが、私が持ってきた書類はすべて偽の印章でできています。』

『…どうして…、どうして…?』

一番信頼していた人が裏切り者だったことに気づいた彼女は、どんな反応をすればいいのか。

管理人halu
管理人halu

いや・・これイシースは天誅なんだけどさ、周りは敵・嘘・誤魔化しだらけで読んでるこっちも人間不信になりそうね・・笑

イシースは、信じられないという感じで、ただヴィカを見つめていた。

ヴィカは長い間、貴族党の貴族たちの相談相手であり、大きな助けとなっていたのに、裏切るとは彼女は全く想像もできなかったのだ。

状況を受け入れられないのはミエールも同じで、泣き声が強くなっていた。

管理人halu
管理人halu

ミエールは通常運行でただ泣き叫ぶだけか・・変わらんな・・。

__

__

ミエールの叫び声がまた広場に広がり、
その間、愚かにも思考を失っていたイシースは、再び答えを見つけたようで、こう尋ねた。

『た、たとえ印章が偽物でも、
ローハン様が自分でお書きになって交わしたのなら同じ効果があります!!!』

イシースは最後の望みのように言った。
ローハンの直筆であれば、それは公式文書と同じ効果を果たすだろう。

『はぁ…、まだわかりませんか?他国の裏切り者を捕まえるなんて簡単なことを、どうしてここまで面倒な仕事をしたのか…。なぁ…、ヴィカ?』

『ええ、時間をかけてクロアに送ったのではなく、私があなたの手紙に返信したのです。』

管理人halu
管理人halu

隣にいたヴィカと手紙のやり取りをしていたイシース。
もう同情するわ・・

完璧な罠だとようやくここで認識したミエールも、泣くのをやめて青ざめていた。
もちろん、イシースも同様だった。
アースにはめられ、それに踊らされていたこと、
そして、ついに逃れられない罠にかかってしまったことを悟ったのだ。

『あぁ…失望したよ、アーステロペ!こんな些細なことに私を利用したなんて。何か大きなことが起こったと思って、喜んで俺の忙しい時間を割いてお前を助けたっていうのに…!』

ローハンは嘆き始めていた。

管理人halu
管理人halu

こんな些細なこと・・笑

『お前は俺からたくさんのことを得ただろうが。お前が俺にした好意だけを強調するな。』

『そうだったっけな…っと。
でもまぁ…また欲しいものもできた、からな。』

とローハンは意味深な笑みを浮かべ、アリアに目を向けた。

管理人halu
管理人halu

やめなさい。笑

詳細を知らないアリアは再び顔をしかめて首をかしげると、アースは彼をにらみつけてイライラした。

『もう無駄口を叩くな、終わったからもう帰れ。
ミエールに関することは全て書面に残しておけ、また何かあれば人を遣わす。』

『・・・あぁわかったよ、そうする。
他の罪人を乗せた馬車も入ってくる、そろそろ解散だな。』

__

__

ローハンの言葉が終わると同時に、大きな音のする馬車が広場に到着した。

罪人を乗せた鉄の馬車だった。
罪人が逃げられないように硬い鉄でできた馬車は、
鉄の棒で壁ができていて、中が見えるようになっていた。

『罪人が多いから遅れているんだってな。』

帝国で評判の高い貴族が罪人として形作られた馬車に乗っているのを見て、観客たちは驚きの声を上げ始めた。

そして、その中にいたカインは、
自分を見つめるアリアの姿を見て、怒りが収まらないように叫び始めた。

管理人halu
管理人halu

カイン・・笑

『アリア!?どうしてだ!どうしてそこにいるんだ?どうして?!』

まるで連れ去られたかのようだった。

『自分がどんな状況に置かれているのかわからないみたいですね。』

アースはそうつぶやいて続けた。

『全く…。アリア様が私と恋人として一緒にいるのが当たり前なのに、どうして彼は騒いでいるでしょうか?…おい、あいつを黙らせろ。』

アースの命令を待っていたかのように、騎士がカインに猿轡をしたが、カインは相変わらず悲鳴を上げてもがいており、顔面を何度も殴られてついに正気を失ってしまった。

管理人halu
管理人halu

ヒィ!!!
カインは一瞬でお役御免になった・・笑

『お兄さま…!!!!』

カインが過酷な扱いを受けているのを初めて見たミエールが叫んだ。
そしてプレデリック公爵も、馬車の中にいて、そこからイシースを見つめていた。

『さて、イシース様。
あなたがローハンに渡した請求書が証拠として採用されました。
きちんと整理されていて、よかったと思いますよ。
これによって私の時間とエネルギーをだいぶ節約することができました。』

アースがそう言って騎士たちに合図すると、騎士たちは待っていたかのように、ミエールとイシースの近くに立った。

まともに立てない二人だったが、騎士に背中を押され、ミエールは顔を地面につけて倒れてしまった。

『あああああああああああっ!!!!!!!!!』

ほんの数ヶ月前であれば、集まった人たちが可哀想なミエールに手を差し伸べただろうが、残念ながらミエールのために手を差し伸べたのはアリアだった。

『ミエールさん、大丈夫ですか?』

アリアがミエールを嘲笑いに来たのかと思ったアースは、
そのアリアがミエールを心配するかのように下唇を噛んだときに、自身を戒めた。

まぁ、アリアがミエールにした同情は、恥辱と侮辱以外の何物でもなかったが。
管理人halu
管理人halu

・・笑

『…アリア様、あなたは心が優しすぎるようです。何度もあなたを陥れた者にも、とても親切にされる…。』

アースは不満げに言い、
早く戻るように合図したが、返ってきたのは想定した彼女の答えではなかった。

『アース様、あなたにお願いがあります。』

『お願い?』

『ええ、ミエールのことです。どうか…聞いて頂きたいのです。』

『えぇ。ですが、もう、ミエールは処刑されますよ。』

管理人halu
管理人halu

・・・ミエール、処刑か・・。
そしてアリア・・なんだ・・?ここに来てミエールを助けるとかは・・ないよね?

アースだけでなく、ミエールもローハンも、そして広場に集まった全員が、アリアの次の言葉を待っていた。

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 213話 214話 感想・考察

ついに”その日”がやってきました・・

管理人halu
管理人halu

もともとは”クロア王国が帝国に反旗を翻す日”だったんだけどね・・見事にアースの術中で、”イシースやミエールを含む全ての不穏貴族たちを断罪する日”になったね・・

イシースやミエールをこの日の夜明けまで泳がせていたのはやはり大衆への見せしめのため、だったようですね。

管理人halu
管理人halu

2人は完全に何が起きたのかわかってなかったっぽいね。ミエールなんてローハンに恋しちゃってたくらいおめでたかったから・・。

そして始まった断罪・・

管理人halu
管理人halu

まずはイシースが馬車から引きずり出されて・・。もうローハンの豹変振りが半端なかったよね・・ずいぶんフランクな国王様だこと・・笑

他にも罪人として捕らえられた貴族もこの広場に集められるみたいですね・・。

管理人halu
管理人halu

そして・・次は処刑・・?
これ・・アリアが斬首(?)された光景に似てる感じ・・?

しかし最後の最後でアリアはアースに頼んでミエールにだけは何かをするようお願いするようですが・・

管理人halu
管理人halu

なに・・?まさか許すってことはないはずだから、懺悔の言葉だけ言わせて、処刑・・とか・・?ガクガクブルブル…。てゆか今話を通して、もう誰も信じられなくなりそうだったわ・・笑笑

次回も気になります・・・!!!

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管理人halu
管理人halu

待望のコミックスは2021年11月05日発売・・!!

次回ネタバレはこちらから

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【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 215話 216話ネタバレと感想。50年後の平和のために。悪女は立場をもひっくり返す。
今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の 「悪女は砂時計をひっくり返す」原作小説版 215話・216話(漫画版は72話?)を読ん...

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