
白泉社・花とゆめの名作ゴシックロマンス『黒伯爵は星を愛でる』。19世紀ロンドンを舞台に、吸血鬼ハンターの伯爵レオンと、花売りの少女エスターが織りなす偽装結婚ロマンスを、あらすじ・登場人物・結末までまとめますね。
※この記事には『黒伯爵は星を愛でる』の結末までのネタバレが含まれます。原作未読の方はご注意ください。
©音久無/白泉社
『黒伯爵は星を愛でる』とはどんな作品?
『黒伯爵は星を愛でる』は、音久無(おとくむ)による少女漫画です。白泉社『花とゆめ』にて2014年から2018年まで連載され、花とゆめコミックスより全12巻で完結しています。
舞台は19世紀のロンドン。吸血鬼ハンターの伯爵と、吸血鬼を嗅ぎ分ける力を持つ花売りの少女が、「偽装結婚」から始まる恋を育んでいく——ゴシックな世界観・ヴァンパイア・身分差ロマンスが詰まった、重厚で美麗な人気作です。
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あらすじ——「今日からあなたは私の花嫁です」
19世紀のロンドン。下町で花売りをして暮らす少女エスター・メイフィールドは、半年前に母を亡くし、その1ヶ月後には双子の兄アルジャーノンも「貴族の養子になる」と言って姿を消してしまいました。天涯孤独となり、それでも健気に生きるエスター。
そんなある日、彼女の前にヴァレンタイン伯爵レオン・J・ウィンターソンが現れ、突然こう告げます——「今日からあなたは私の花嫁です」。
実はエスターは、ダンピール(吸血鬼と人間の間に生まれた子)。彼女には吸血鬼を嗅ぎ分けるという特殊な力がありました。そして黒伯爵レオンの正体は、吸血鬼を狩る「吸血鬼ハンター」。エスターは、自分の能力を利用するための偽装結婚だと思い込みますが——レオンの想いは、彼女が考えているよりずっと深いものでした。華やかな社交界と闇に潜む吸血鬼、その狭間でふたりの恋が静かに動き出します。
ヒロイン・エスターの人物像(ダンピールの宿命・偽装結婚への思い込み・出自の真実)は、『黒伯爵は星を愛でる』エスター徹底考察でさらに深く掘り下げています。
主要登場人物
エスター・メイフィールド — 本作のヒロイン/花売りの少女・ダンピール
下町で花売りをしていた庶民の少女。母を亡くし兄とも離れ、天涯孤独に。ダンピール(吸血鬼と人間の子)であり、吸血鬼を嗅ぎ分ける力を持つ。レオンに見初められ「花嫁」となるが、偽装結婚だと思い込んでいる。健気で芯の強い性格。
レオン・J・ウィンターソン — 黒伯爵/ヴァレンタイン伯爵家当主・吸血鬼ハンター
「黒伯爵」と呼ばれるヴァレンタイン伯爵家の当主で、吸血鬼を狩るハンター。エスターに「私の花嫁です」と告げ、彼女を屋敷に迎える。一見クールだが、エスターを深く愛している。
アルジャーノン(アル)/クリス/ギルモア侯爵 — エスターを取り巻く人々
アルジャーノンはエスターの双子の兄。重い病を患い、貴族の養子になると言って姿を消していた。クリスは吸血鬼の王で、エスターに求婚する存在。ギルモア侯爵は、物語の中でエスターの実の父であることが明らかになる重要人物。
本作の魅力——ゴシックな世界で育つ「本物の愛」
『黒伯爵は星を愛でる』の魅力は、耽美でゴシックな世界観と、その中で育まれる不器用で純粋な愛の対比にあります。
偽装結婚——そう思い込んでいるエスターと、本当は心から彼女を想うレオン。すれ違いながらも惹かれ合うふたりの距離が縮まっていく過程は、じれったくも甘く、読者の胸をときめかせます。
さらに、吸血鬼ハンターとダンピールという出自、双子の兄アルの病、エスターの本当の血筋——謎とサスペンスが物語を牽引し、華やかな社交界の裏で繰り広げられる人間ドラマが見ごたえ十分。美麗な作画も相まって、一気読みしたくなる完成度です。
「今日からあなたは私の花嫁です」——
利用するための嘘だと思っていた言葉が、
やがて本物の愛へと変わっていく。それが『黒伯爵は星を愛でる』の、静かで確かなロマンスです。
— 『黒伯爵は星を愛でる』(趣意)
『黒伯爵は星を愛でる』の結末——エスターとレオンの行方
ここからは物語の結末に触れます。
レオンとともに社交界へデビューしたエスターは、やがて自らの出自に関わる真実と向き合います。驚くべきことに、エスターはギルモア侯爵の実の娘であることが明らかになるのです。
さらに、吸血鬼の王クリスから求婚を受けるという試練も訪れます。しかしエスターの心はすでに決まっていました。数々の出来事を乗り越え、エスターはレオンと正式に結ばれる道を選びます。
そして、ダンピールである彼女が抱えていた「死後に吸血鬼になってしまう」運命。この宿命を回避するため、双子の兄アルが薬を生み出します。終盤、エスターが危機に陥った際にこの薬が使われ、彼女は人間として生きられるように。愛する人と、人間として歩む幸せな日々——ゴシックロマンスは、心温まるハッピーエンドで幕を閉じます。
『黒伯爵は星を愛でる』の読みどころ
- 耽美なゴシック世界観:19世紀ロンドン・吸血鬼・伯爵家。美麗な作画で描かれる重厚な舞台。
- 偽装結婚から本物の愛へ:利用だと思い込むエスターと、本気のレオン。じれ甘な距離の縮まり。
- 謎とサスペンス:ダンピールの出自、兄の病、本当の血筋——物語を牽引する伏線。
- 全12巻で完結:結末まで一気に読める安心感。ハッピーエンドが待っている。
- 芯の強いヒロイン:天涯孤独でも健気に生きるエスターの成長が胸を打つ。
『黒伯爵は星を愛でる』の作品情報
- 作者:音久無
- 出版社:白泉社
- 掲載誌:花とゆめ
- 連載:2014年〜2018年(完結)
- 巻数:花とゆめコミックス全12巻
- ジャンル:ゴシック・ヴァンパイア・身分差ロマンス
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よくある質問(FAQ)
Q. 黒伯爵は星を愛でるは完結していますか?
A. はい、全12巻で完結しています。結末まで安心して一気に読める作品です。
Q. エスターとレオンは結ばれますか?
A. はい。数々の試練を乗り越え、エスターはレオンと正式に結ばれ、人間として幸せな日々を迎えるハッピーエンドです。
Q. これは韓国漫画ですか?
A. いいえ。日本の少女漫画です。白泉社『花とゆめ』で連載された、音久無先生の作品です。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 19世紀ロンドンを舞台にしたゴシック・ヴァンパイアの身分差ロマンスです。偽装結婚から始まる恋と、謎を巡るサスペンスが魅力です。

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