今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の
「悪女は砂時計をひっくり返す」84話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は物語の核心に触れるネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
悪女は砂時計をひっくり返す 84話 あらすじ
前話ネタバレはこちらから
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少し先の物語になりますが、原作小説版も翻訳してるのでよかったら合わせてどうぞ！表現キツいので【一応、閲覧注意】・・笑
予想外の言葉に最初は戸惑っていたアースですが、アリアの真意を知ると、彼女の望みが叶うよう取り計らうことを約束してくれたのです。
オスカーによる密告が役立ち着々と有力な証言が集められていく中、かつて彼とアリアに関わりがあったと知ったアースは、こっそりとオスカーを観察します。
しかしあまりに弱気なオスカーの姿に、彼に対する警戒を解いたのでした。
悪女は砂時計をひっくり返す 84話 ネタバレ
アリアがこの後に及んでミエールを・・庇（かば）った・・
・・・。
アリアがなにを目論んでいるのか皆目見当のつかないミエールはしばらく怯えていましたが、鉄馬車に揺られている内に、
という楽観的な考えを抱き始めるのでした。
まぁミエールは他にもう選択肢がなかった。
同じくアリアの意図を見抜けなかったアースですが、彼は罪人全員の移送が終わった後、本人に向かって素直に理由を尋ねました。
しかし
「復讐は自らの手で」
という言葉を聞いてアリアの心情を察したアースは、彼女の希望通りにミエールの身柄を引き渡すことを約束したのです。
ﾋｨｨｨｨｲｲｲｲ!!
そういうことね・・ギロチン一発じゃ終わらせない、と・・。
将来の不安の芽を摘むために、彼はこうして反逆者らの力を徹底的に削いだのでした。
その後開始された罪人たちの取り調べは、ある１人の密告者のおかげでスムーズに進みました。
裏切り者と謗られても仕方のない立場となったその人物とは、イシースから家門の今後を託されたはずのオスカーです。
オスカー・・。
ふむ・・。
そのため、計画について証言することを決めたのは支配的な姉に対する意趣返しではないかと思われていたオスカーですが、本人によればそんな気はまったく無く、平和のため、そしてイシースがこれ以上その手を汚すのを止めるために告発を決意したようです。
どこか虚ろな表情で「僕にできる事はこれくらいですから・・・」と呟くオスカーの様子をこっそりとうかがっていたアースは、彼に抱いていた警戒心をたちまち霧散させました。
もうオスカーも立場も何もかもが当時と変わってしまったね・・
利用するためとはいってもアリアの方からオスカーに近付いた過去やイシースとの力関係を知らされたアースは、今現在の彼の思惑を見定めようとしていたのです。
その結果アースは、オスカーは自分の敵にはなり得ないと判断を下したのでした。
悪女は砂時計をひっくり返す 84話 感想・考察
８４話で注目したいのは、イシースを裏切ったオスカーが登場するシーンです。
彼は感情がそのまま顔に出てしまう腹芸の出来ないタイプですが、そのわりには一体なにを考えているのか作中の人物にも読者にも伝わらない、胸の内が読めないキャラクターです。
それはおそらく気弱で自己主張が苦手という性格ゆえでしょうが、一体自分はどうすべきなのか、どうあるべきなのかオスカー自身わかっていなかったというのもあるでしょう。
アースからは見下されてしまいましたが、姉の支配下から脱したと言える今話の彼は、未だ頼りない印象ではあるものの多少の成長を感じさせます。
次回ネタバレはこちらから
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少し先の物語になりますが、原作小説版も翻訳してるのでよかったら合わせてどうぞ！表現キツいので【閲覧注意】・・笑
※アリアがいい感じにガチ悪女してて最高です・・
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