【韓国原作小説翻訳】再婚承認を要求します 小説版130話ネタバレと感想。水面下で広がる東西の差・ラスタとエベリー邂逅再び。

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【小説版】再婚承認を要求します

今回はLINEマンガで連載中のAlphatart,SUMPUL, HereLee先生の

再婚承認を要求します原作”小説”版130話(漫画版は123話?)を読んだので紹介したいと思います。

この記事はネタバレを含みます。
原作様の先の展開を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませっ!また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非LINEマンガで原作様も合わせてお読みくださいませ!

再婚承認を要求します 原作小説 130話 あらすじ

…の前の管理人の本日のつぶやき。

前話、原作小説第129話のネタバレはこちら

↓↓↓

【韓国原作小説翻訳】再婚承認を要求します 小説版129話ネタバレと感想。マレーニの弟ウィリアム登場回!ナビエが課す課題。
今回はLINEマンガで連載中のAlphatart,SUMPUL, HereLee先生の 「再婚承認を要求します」原作小説版の129話(漫画版は122話?)...

再婚承認を要求します 原作小説 130話 ネタバレ

管理人halu
管理人halu

前話では、マレーニの家族のこと(弟のウィリアムはクリスタ派)が分かって、ナビエはマレーニと・ウィリアム兄弟に課題を出したりしてた。マレーニを擁護するために、だね。そして今話はソビから始まるようです。やだー。

カルル侯爵はエルギ公爵についてソビエシュに報告していた。

管理人halu
管理人halu

これ、ソビエシュはエルギがハインリの間者だって気付いてて探らせてたんだよね?

カルル侯爵の報告によると、エルギ公爵にまつわる危険な海賊の噂がたくさんあった。
しかし、それらの噂はすべて根拠のないもので、単なるデマなのかどうかはわからない。
管理人halu
管理人halu

エルギが・・海賊と・・?
海賊ってあれだよね?デレデッデ♪ デレデッデ♪ デレデッデ♪ デレレ〜♫のアレだよね?(どれだよ。

カルル侯爵が言い終わると、ソビエシュは小さく嘲笑してみせた。

『海洋国の王室が海賊と癒着していることは誰もが知っている。』

管理人halu
管理人halu

ヨーソロー♪しかしソビ偉そうね。

ソビエシュがそう言ったのは、
エルギ公爵が海洋国「ブルー・ボヘアン」の王家の出身だったからである。

管理人halu
管理人halu

ほう!ブルーボヘアン王国って海洋国だったんだ!知らなかった!脱線するかもなんだけど、なんでハインリと仲良いんだろうね?

『わかった。で?他に何かあるか?』

『…エルギ公爵は貴族上流社会で何度も恋愛スキャンダルを起こしています。』

『それもよく知られていることだろう。』

管理人halu
管理人halu

まーた偉そうに。

『しかし、奇妙なことがあるのです。』

『奇妙…?』

『特に深刻な恋愛スキャンダルでは、いつもエルギ公爵が被害者だそうで、相手が大きな代償を払わなければならないようなことが多いです。』

管理人halu
管理人halu

被害者・・。

『大きな代償?』

『えぇ。ただその詳細は、相手側がすべてのケースで沈黙を守っていたのでわからなかったのですが…』

カルル侯爵は心配そうに付け加えた。

『やはり…彼はいろいろな意味で信用は出来ないかと…。賓客には好きなだけ滞在してもらうのが慣例ですが、この調べが出た以上、何か理由を付けてでもエルギ公爵を追い出した方がいいのではないでしょうか…。』

すると、カルル侯爵はしばらくためらってから、再び話し始めた。

『その…つまり、エルギ公爵はラスタ皇后と親密な関係にあるわけで…、そして過去、彼がスキャンダルを起こした相手は皆、良い結果にならなかったと噂されているので、私はそれが心配で…。』

管理人halu
管理人halu

・・・なるほどね。
エルギはもしかしたら女性をそういう形でその気にさせて、かつ、自分に非がないように、うまく被害者になって賠償金みたいのをせしめたり、立場を上げていたりしていた可能性があったわけね・・。んー、どうなんだろうね・・。少なくとも”ヒャッハー略奪じゃあああヨーソロー♪”の海賊じゃあなさそうね?笑

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管理人halu
管理人halu

ソビエシュの次はラスタパートだーやだー

ラスタから送られてきた招待状を受け取って出席した貴族たちは感心した。

豪華なお茶会だった。
クリスタルハウスの庭に並べられた大きな白いテーブルは、テーブルクロスが日の光を微妙に反射して、とても華やかな印象を与えた。
テーブルの上には、カリッと焼いたクッキー、チョコレートをまぶしたナッツ、淡いピンクや黄色のメレンゲ、桃のプリンなど、さまざまなおいしい料理が並んでいる。
どれもこれも、誰もがため息をついてしまうような出来栄えだった。
管理人halu
管理人halu

・・・。

しかし貴族たちが不思議に思ったのは、
華やかなティーテーブルの周りには、貴族礼服を着た自分たちしかいないことだった。

楽しそうに談笑している”女性”の姿は見当たらないのだ。
管理人halu
管理人halu

これは・・。笑

後から来るのだろうか?
それともお茶会の時間が変更になったのだろうか?

貴族たちは様々な推察をした。
しかし、すぐにラスタが現れて、彼らの疑問は忘れられた。

濃紫色のドレスに傘をさしたラスタが現れたとき、貴族たちは目を輝かせ、感嘆の声を上げた。

このような華麗で威厳のある色を、
このように清らかに着こなせる者が他にいるだろうか!?
と。
管理人halu
管理人halu

チッ…ただな…紫ならハインリも似合うんだからな…!!

紫色のドレスを着て一人で立っているラスタは、まるで下草に咲くライラック(リラ)のようだった。

管理人halu
管理人halu

ライラックは紫色のお花です。
しかし、ラスタには似ていません。

『ようこそ。』

ラスタは甘く微笑んで、貴族たちを優雅に迎え入れた。

『皆さん、楽しい時間を過ごしてくださいね?』

するとラスタは、皿からブドウを取り出して口に入れた。
貴族たちの視線は一瞬にしてラスタの口元に集まった。
ラスタはブドウをすぐには食べずに、丸いブドウを赤みがかった唇に挟んで吸ってみせた。
中に薄緑色を見せた葡萄は、ゆっくりと彼女の唇から口の中に消えていった。
その光景は、卑猥な思いを呼び起こした。
それを見ていた貴族たちは、思わず息を止めたり、乾いた唾を飲み込んだりしていた。

ラスタは微笑みながらゆっくりと「おいしい」と言って、テーブルの先頭に座った。

管理人halu
管理人halu

んだよこれ・・。
ピュレグミかなんかのCMかよ・・。笑

『ん?みなさんお座りください?どうしてみんな立って私を見ているの?』

ラスタは口角を少し上げて笑った。
ラスタは男性をよく知っているつもりだった。

でも、心の捉え方は知らなかった。
管理人halu
管理人halu

引き止めておいたり関係を維持したり、ってことだよね。
だってそれは信頼とか協力とか、誠実とかあなたにはわからない色々なことが必要だから・・。

それがわかっていれば、アランは自分を裏切らなかっただろう。
しかし、彼女はすぐに男性を“捕まえる方法”なら知っていた。

ラスタの経験では、貴族でない男性は貴族の女性に惹かれる。
彼ら平民は、エレガントで知的な貴族の女性を想像するものだ。

対して貴族は、貴族に属さない女性を空想する。
彼らは、貴族の女性は俗物的で計算高いと考え、
貴族に属さない女性こそが本物の愛を与えることができると考えていた。

だからラスタは、彼らが望むものを見せればいいのだ。
管理人halu
管理人halu

貴族には平民を。平民には貴族を。

しかし、このようなラスタの行動は、すぐに上流社会での悪い噂につながった。

貴族が貴族だけを誘って遊びに行ったり、
貴族の女性が貴族の女性だけを誘って遊びに行ったりすることはよくあることだった。

しかし、異性の貴族だけを招いてお茶会をすることは、東大帝国の歴史上一度もなかった。

少なくとも、ラスタの「男たちのお茶会」のことを聞いた貴族たちはそう思っていた。

管理人halu
管理人halu

“ムキッ!男たちの筋肉祭り!ササミと胸肉のコンフィ会”
とかにすればまだ笑いとれたのにね?

……とれないし、そういう問題じゃないね?ごめんね?パワー!

ラスタのお茶会に参加してラスタの魅力にとりつかれた貴族たちも、この件ではラスタの味方をしなかった。
貴族上流社会はワンセットであり、その中で貴族たちは男女ではなく、利害関係や派閥によって分けられていた。
ラスタに排斥された貴族の女性たちは、招待された男性貴族たちと同じ家柄に属していた。
当然、彼ら男性貴族は自分の家柄に味方するしかなかった。
管理人halu
管理人halu

まとめると、貴族は愛とか恋とか”不確かなもの”より、割としたたかに利益・家柄・派閥っていう”実物的なもの”に従うから、そりゃラスタには会いたいし恋しちゃうけど、お友達(家柄)の女性貴族を虐げる皇后なら、家のこともあるし、ついていけねぇよ、、って感じね。

アランが愛よりも家族を優先したことに傷ついたラスタは、今度も同じ過ちを繰り返してしまった。

その理由は、貴族のこの習性を理解しきれなかったからだ。

管理人halu
管理人halu

ここで明らかになったけど、当時アランはラスタに恋してた(子供も産んだね)けど、ラスタは奴隷だったから、自分とこ、ロテシュ子爵家を優先して、ラスタを見放した、と。典型的な貴族の行動をとっていたわけだね、アランは。

さらに、ラスタがエルギ公爵と親しくしていたことで、ラスタの行動にさらに疑念が生じていた。

保守的で閉鎖的な貴族たちの間では、真の皇后であるナビエが、悪い噂の絶えない平民の皇后に取って代わられたことを快く思わない者が多かった。

彼らは、ラスタの実の親がイスカ子爵家であることを知っても、ひるむことはなかった。

貴族の血を引いているとはいえ、
平民として育ってきたのだから、平民だと認識したのである。

そして皇后になっても、他の男と付き合うだって?
そのラスタといつも一緒にいる友人も、他国の王族で女たらしとして有名な人間だった。

管理人halu
管理人halu

ヨーソロー・エルギ、だね。

彼らは、ラスタが東大帝国の皇室に属するにはふさわしくないと考え、激怒した。

管理人halu
管理人halu

いいぞー!排斥じゃー!

さらにその裏では、パルアン侯爵も揺さぶりをかける重要な役割を果たしており、コシャールが追放されたことに激怒していた。
管理人halu
管理人halu

お!パルアン、チッスチッス!元気してた?
ナビエのお手紙を全力疾走でハインリに届けてくれたりその節はありがとね!

『(ラスタの偽両親の)イスカ子爵は異国から来た落ちこぼれの貴族ではないのか?
そんな彼は私たちの国で、本当に貴族として扱われるべきなのだろうか?』

パルアン侯爵は、イスカ子爵夫妻を転がる石のように言い、権威主義的な貴族をさりげなく扇動した。

『しかも、その没落した異国貴族の血が皇家の血脈に流れる。
それが外国の王室や外国の高貴な身分の家族であれば話は別だが…!!』

などだ。

管理人halu
管理人halu

パルアンはラスタとソビエシュの子にラスタの没落貴族の血が混じることを忌み嫌ってる(ように見せて、周りの貴族を煽動してる。

__

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これらの状況は、緊迫していたため、
ラント男爵はついにラスタを訪ねて行き、心配そうに忠告した。

『皇后陛下…。その…最近、悪い噂が流れています。』

『悪い噂とはどういうこと?』

『その…』

ラント男爵は下品な噂をそのまま話すのは嫌だったので、可能な限りのアドバイスをした。

『エルギ公爵は評判が悪いのです、皇后陛下。
彼と付き合えば不愉快な噂が立つのは避けられません。
彼は東大帝国の皇后のそばにいるにはふさわしくない人物です…。』

『ラスタはエルギ公爵と付き合っているから嫌われているの?』

『その通りなのです…。
そして、数日前に男性貴族だけでお茶会を開いたことも…その…』

『そんな話をしにきたの?!』

ラスタは厳しい態度で不快感を示した。

管理人halu
管理人halu

いきなりラントが来て”エルギと離れろ”だの”男性とばっかパーティーすんな”だの言われちゃったからね。ラスタは怒っちゃう。プンプン?

『真の友情をどうしてそう言うの?!
ちゃんと知りもしないで好き勝手誤解しないで!!!』

管理人halu
管理人halu

・・・いやでもさ、お前男性貴族の前ではピュレグミ(※プロモーションを含みます)食ってたじゃんかよ・・。いやらしく・・。

ラスタはラント男爵の言葉を全く受け入れなかった。

驚いたラント男爵は、もう一度忠告しようとしたが、
結局何も説得できないまま仕方なく立ち去り、ソビエシュに後を頼むことになったのだ。
管理人halu
管理人halu

ソビじゃ無理だろ・・

__

ソビエシュもラスタの噂をあちこちで耳にしていたので、その夜はすぐにラスタに苦言を呈した。

『…最近、そなたの悪い噂を聞いているんだ…。気をつけてくれ…、ラスタ。』

ラスタは腹立たしく思いながらも、最後には落胆して「はい」と答えた。

しかし、心の中ではとても不公平だと思っていた。

『…全部、南宮のあの魔法使いの女のせいだ。』

管理人halu
管理人halu

んーーーーーーーーー。え?

んーーーーーーーーーーーーーーーーー。え?

ラスタが名指したのは、南宮の側室候補であるエベリーだった。

管理人halu
管理人halu

え?なんで?

『(ラント男爵含む)貴族たちがラスタを悪く言うのは、陛下があの女を守り、大切にしているからだ。陛下が貴族たちにそんな馬鹿げたこと(噂を立てるのは)はやめなさいと厳しくお命じになれば、すべてが終わるのに。あの女が…。

管理人halu
管理人halu

え?まじでどっから本当にそうなるの?え?宇宙の法則が乱れてるの?なんでそうなるの?これ理解しようとした奴が負けな感じ?

横にいた、ベルディ子爵夫人はそのラスタの結論が少しおかしいと思ったが、彼女を怒らせないためにあえて何も言わなかった。
管理人halu
管理人halu

す、”少し”・・?
少し、ですか・・?ソウデスカ…(諦め

他にもベテランのメイドであるアリアンは、そんなこと気にもしていないのでラスタを慰めず、メイドになったばかりの新人たちも、皇后に話しかける勇気がないので口を閉ざしていた。
管理人halu
管理人halu

誰もまじなんも言わない・・・笑

__

__

ラスタは、誰にも慰めてもらえず一晩中悶々とした日々を過ごし、夜が明けてすぐにようやく南宮に行ってエベリーに会いに行った。

エルギ公爵を訪ねる、と言う体裁で向かったのだ。
管理人halu
管理人halu

うーわ。。ほんまエベリーご愁傷・・

『あなたは誰ですか?』

しかし、エベリーはラスタを見るや否や、ひどく無礼な態度をとった。
その態度は全く礼儀正しくなく、その目は軽蔑に満ちていた。
管理人halu
管理人halu

笑う。
馬車で来た初日に2人は会ってんのにね笑

『ラスタは誰か、だって?』

ラスタはショックを受けた。
貴族の中には、自分が皇后であることを知らずに悪口を言う者もいたが、少なくとも自分に声をかけるときには礼儀を守っていた。

ラスタは、突然現れた少女のこのような態度を見て、怒りを覚えた。

実はラスタよりもエベリーの方が皇室の礼儀作法に疎かったのだが、エベリーが魔法使いであることを知っていたラスタは、そんなことは考えもしなかった。

『無礼な奴だ。』

ラスタはナビエの真似をして顔をしかめ、冷たく威厳のある言葉を発した。
そのナビエの”ような”声に、エベリーの表情は暗くなった。

管理人halu
管理人halu

ナビエの真似すんのまじでやめろ・・・。

『あなたは先日、ラスタに会った。ラント男爵からラスタが皇后であることを聞いたでしょう?よくもまあ無礼なことをしてくれたものね。投獄されたいの?

管理人halu
管理人halu

そうやって変に権力使うこと覚えたから、コイツは・・。ベリーも・・。

『私を投獄するならば、陛下も黙ってはいないでしょうね。』

エベリーは、到着した日以来会っていなかったソビエシュを盾にした。

ソビエシュはラスタに対して最も有効な盾だった。
だからこそラスタは怒りを募らせて身震いした。

『ラスタの前では礼儀作法も守らないこの無礼な女が、ラスタの夫を盾にするなんて、なんてうぬぼれているのかしら!』

ラスタはひどく怒っていた。

『陛下は、皇后であるラスタと平民であるあなたのどちらの味方をすると思う?』

ラスタはそう呟き、平静を装うエベリーをじっと見つめ、
ベルディ子爵夫人に皇后に無礼を働いたこの目の前の少女をすぐに投獄するように言おうとしていた。
管理人halu
管理人halu

・・やべぇよコイツ・・本当やべぇよ・・。

しかしその前に、エベリーは冷たい笑みを浮かべて話した。

『…もうすぐあなたは私の姉になるのよ、お姉さま?だからそんなに厳しくしないで?』

管理人halu
管理人halu

・・・・え?

南宮に滞在していたこともあり、エベリーは東宮を訪れる多くの賓客と出会った。

彼ら貴族は、魔法使いである彼女に興味を持ち、いろいろと面白い話をしてくれた。
その「面白いこと」の中に、現皇后(ラスタ)が前皇后(ナビエ)を側室時代に”姉”と呼んでいたという話があった。
だからエベリーは、
ラスタが公の場でナビエを「姉」と呼んでいることをすでに知っていた。

その事実を知らないラスタは、
エベリーが自分を「姉」と呼んだ途端、恐怖のあまり泣き出して叫んだ。

管理人halu
管理人halu

泣くな・・笑

『どうしてラスタが姉なのよ!?』

鳥肌が立った。
他人の家に蛇のように住み着いて、隙あらば夫を奪おうとしているこの傲慢な女が、他人の前では友好的に見せている、と。
これにはラスタも寒気がしたのだ。

エベリーは眉をひそめ、笑顔で説明した。

『え?旦那さまが同じだと姉妹になるって聞いたのですが?』

ここでラスタはエベリーが単なる皮肉を言っているのだとようやく気づいて、すぐに冷たく笑って返した。

『あらあら。その入れ知恵はどこから来たのかと思っていたら、前皇后からだったのね?』

『前皇后?』

『何を聞いたのか知らないけど、今は状況が違うわ?前皇后は陛下と政略結婚をしただけで、陛下を心から望んでいたわけではない。そのようなただの契約上だけの関係であれば、あなたはラスタの妹になることができるでしょうね?でもね、ラスタと陛下との結婚は愛のためだから、当然、あなたはラスタの妹にはなれないの!』

『へぇ。ナビエ様が陛下に何も感じなかったことを、どうして知っているの?』

『あなたよりもよく知っているわ!
だってラスタはあなたよりももっと前皇后・ナビエと一緒にいたからね!』

『!!!』

『だから、二度と姉なんてと呼ばないで。あなたからそんな言葉聞きたくないから。』

『お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん』

管理人halu
管理人halu

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

エベリーがあざ笑うように「お姉さん」と連続して言うと、ラスタのこめかみの血管が締まった。

管理人halu
管理人halu

クッソ笑いました。ありがとうございます。

苛立ったラスタは、再びベルディ子爵夫人に命じてエベリーを連れ去ろうとした。

しかし、またしてもここで思わぬ事態が発生したのだ。

『何という無礼な行為だ!』

今度はラスタの偽の両親が現れたのだ。
同じく南宮に滞在していた彼らは、騒ぎを聞いて近づいてきた。

管理人halu
管理人halu

はい・・?ややこしくすな・・。

イスカ子爵は、最近最も話題になっていた少女が南宮で自分の娘に無礼な扱いをしているのを見て、怒って飛びかかり、エベリーの頬を叩いた。

パアアアン‼︎

管理人halu
管理人halu

・・・・は?

『なんて無礼な奴だ!この平民が!皇后様をそんな風に扱うなど!』

鋭い叱責にエベリーは目を見開いて驚いた。

管理人halu
管理人halu

いや、初対面の女性にいきなり平手食らわすお前こそなんて無礼なんだよ、ふざけんな。

イスカ子爵夫人もエベリーを冷たく侮辱した。

『なんて大胆で悪意だらけの側室だこと!
そんな汚い口で私の娘に近づこうとしないで!』

驚きで大きくなったエベリーの目は、冷たく細められた。

管理人halu
管理人halu

いや・・胸糞すぎんか・・コレ・・読むのやめたい・・。

しかしここで落ち込むどころか、エベリーは獰猛な表情を浮かべていた。
イスカ子爵はこの表情を見て舌打ちをした。

『まったく…この無礼な娘の親は誰だ?!
まあ、ちゃんと育ててもらっていれば、その歳で身体を売ってまで皇帝の側室になることはなかっただろうよ!』

管理人halu
管理人halu

・・・クソが・・。

エベリーは怒っていたが、ラスタは嬉しそうに笑っていた。
実の娘が見つからない限り、何があってもイスカ子爵夫妻は彼女の親なのだ。

『あぁ、もういいわお父さん お母さん。
もういいの。こんな人間と話をしても、あなたたちが疲れてしまうだけよ?』

管理人halu
管理人halu

・・・。(イライライライライライライライライライライライラ

ラスタは、偽の両親を愛情のこもった声ですぐになだめ、二人を後ろから押して別の場所に連れて行った。

その背中を見て、エベリーは我慢していた涙を流さずにはいられなかった。

孤児院で育ったエベリーにとって、イスカ子爵夫妻からの侮辱は非常に傷つくものであったのだ__

管理人halu
管理人halu

いや・・エベリー・・よくコイツらの前で泣かなかったな。偉いよ・・。あのピュレ女はエベリーが”姉”っていうだけで泣いてたから・・。そして、コレ絶対仕返ししてやろうな・・!!(ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!!!!!!

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管理人halu
管理人halu

はあああああーっ。
癒しのナビエパートだ・・

ナビエは、大神官などに贈り物を送り、暗に自分の人脈を広げていた。

また、西大帝国との関係が良くない国も含めて、他国と手紙のやり取りを始めていた。

ナビエの側近たちが彼女の執務室で働くようになってから、ナビエは猛烈な勢いで皇后としての仕事を進めていった。

初日の仕事を終えたナビエの側近たちは声をそろえてこう言った。

『彼女は機械のようだ。』 と。

管理人halu
管理人halu

仕事っぷりがね。

働き者の皇后を憎む者はいなかった。敵でもない限りは。

ナビエの仕事の速さと手際の良さを一番喜んでいたのはマッケナだった。

『陛下、これをご覧になってくださいよ?皇后陛下の側近の方が持ってこられた書類、帝国の組織改編のための文書なのですが。もうこれ、あとは、これを承認して実行に移すだけなのですよ!』

管理人halu
管理人halu

西王国から西大帝国への組織改編の書類、ナビエが作成したことによって、もうあとは実行するだけ。天才かよ・・。

マッケナは飛び上がって喜び、まるで踊っているようだった。
管理人halu
管理人halu

ヒャッホウ!

しかし、ハインリの表情は、マッケナの喜びを見ても沈んでいた。

マッケナはその表情に気づかないふりをして喜びを表し続けていたが、やがて心配そうに尋ねた。

『陛下、どうしてそんな表情をしているのですか?気に入らないのです?私が少しでも楽になってほしいとは思わないのです?』

ハインリは、マッケナがこう言い出すと止まらないことを知っていたので、しぶしぶ答えた。

『ちょっとした問題があるんだ。いや、”ちょっとした問題”ではないかもしれない…。』

管理人halu
管理人halu

・・・?

『何でしょうか?』

『クイーンが…』

『皇后陛下が?』

『クイーンは…私の身体だけを愛しているような気がするのだ』

管理人halu
管理人halu

!!!!!!!!!!!!!笑
なんでいきなりこの話になるのよ笑笑
こっちもこっちで宇宙の法則が乱れてるわ笑笑

『はい?皇后陛下が少なくともあなたの身体を愛しているってことは陛下にとっては救いではありませんか?』

マッケナの冷たい言葉にハインリは目を細めた。

管理人halu
管理人halu

サラッと会話の流れに乗れるマッケナよ・・

『お前は…結婚しても同じことが言えるのか?』

『だって私の結婚への道は、すでに陛下によって塞がれていますもの。こうやって家に帰る時間もないのに、どうやって結婚するというのですか?』

『お前は、クイーンのお兄様のコシャール卿の次に人気のある理想の婿だろう?』

管理人halu
管理人halu

そうなんだ・・!!

だーかーらー結婚式をする時間もないのにですか?』

マッケナは、鼻息を荒くしながらはっきりと伝えた。
しかしやがてマッケナ は、それ以上の皮肉を言わずに、ハインリに真摯なアドバイスをしたのだ。

『…いいですか、陛下。真の愛が生まれるためには、ですね。
一緒に時間を共有することが何よりも必要なのです。陛下も皇后様も日中はいつもお仕事で忙しいでしょう?だから、もしかしたらお互いに親しくなる時間があまりないのではないでしょうか?』

管理人halu
管理人halu

マッケナ、いいぞー!!!!

再婚承認を要求します 原作小説 130話 感想・考察

マッケナ先生の恋愛談議が始まるところで今話は続きます。

管理人halu
管理人halu

先生ー!教えてやってくだせー!!
ハインリは学んだらすぐに実践する子だからー!(意味深。
(しかしそもそもマッケナには経験はあるのか・・?笑

そして、また対照的に描かれた東西皇后の水面下の国務の差たるや・・

管理人halu
管理人halu

ムキッ!男★祭り vs 各国重役との関係構築のための手紙交換・帝国編成への協力・・。もう比べるのもお恥ずかしいわ・・。今はまだ水面下だけど、もう勝負ついとるで・・。

しかし、中盤のラスタの展開見ましたか・・?

管理人halu
管理人halu

クッソイライラして振り返りたくもないわ・・笑
なんも考えないで男性貴族たちとピュレグミPRするとこまでは、自業自得でいいんだけどさ、いきなり平手打ちする偽両親、アレヤベェだろ・・。血は繋がってないけど、あんたらソックリだよ・・。

そして今話ではまたエルギのちょっと不穏な話も出ましたよね。

管理人halu
管理人halu

いやもうエルギ登場から今まで色々色々あったけど、もうどっちサイドなんかまじわからんよな・・。(コレずっと言ってるけど・・。今回は海賊とコネがある”ヨーソロー・エルギ”なんだっけ・・?笑

さて、エベリーが仕返しするときには私も立ち会おうと思います。

管理人halu
管理人halu

いやーエベリーまじよく耐えたわ。本当頑張った。
今なんであなた、魔法使えなくなったのかわからんのだけど、あなた魔法力戻ったら“チュン!”ってラスタを消し去っていいよ?わいが許す。

 

そして・・

管理人halu
管理人halu

本作の翻訳は(一旦)ここで終了となります…!
※当サイトは維持・運営コストの問題で、近日中にサイト閉鎖か、ちょっと広告掲載多めを考えています…ごめんなさい…!
今まで楽しんで下さった方、本当にありがとうございました!!

コメント

  1. より:

    haluさんこんにちは
    ラスタ回でしたね!
    もう逆ハーレムでも何でも作ればいいですあっちは。
    しかしハインリとマッケナのギャグペアが相変わらず可愛い( ´Д`)=3
    ハインリって…思考がヒロインですよね!

    • halu halu より:

      鷲さん
      こんにちは!いつもコメントありがとうございます!ノ(*-ω-)ノ╮*_ _)╮

      >ハインリって…思考がヒロインですよね!
      ハインリは外伝(少女漫画)の主役も兼任して張れると思いますな笑

  2. より:

    haluさん、お返事ありがとうございます。
    最近、こちらの再婚承認の更新が無くて寂しくしております。
    また続きが読めるのを楽しみにしております。
    どうぞよろしくお願いいたします!

  3. より:

    突然のことに驚いています。
    サイト閉鎖は悲しいです。
    広告多めでもいいので存続していただけたら嬉しいです。
    Haluさんのお陰でハインリとナビエ様の初夜とかあれやこれやをとても楽しく読んでこれたので感謝しかないです。
    このサイトが大好きです。

  4. より:

    えーーー!
    悲しい。
    毎日楽しく読んでました(;ω;)
    でも今まで楽しい文章をありがとうごじいました!
    また再開する日を楽しみにしています。

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