その悪女に気をつけてください 外伝 4話ネタバレと感想。狼コミュニティから追放されたナインのその後

そんな苦い思い出をナインが自ら語って聞かせていた相手は、なんとヘイニーとその弟妹でした。

管理人halu

えっ・・・

驚くべきことに、かつてヘイニーに対する人質となっていた彼女の弟こそ、森で出会ったナインを大きな犬だと思い無邪気に懐いてしまった張本人だったのです。

管理人halu

うおおおおお

こうして時を経て真実を知ったヘイニーは、弟と声を揃えて涙ながらにナインへの謝罪を口にしました。

しかしメリッサと出会えたおかげで今は幸せだと慌ててフォローするナインの言葉を聞き、自身もメリッサに恩のある身として、彼女に対する尊敬の念をよりいっそう強めたのでした。

それからほどなくしてナインは「急用ができた」とメリッサから呼ばれ、休日を返上して彼女と共にポジェブラト公爵邸へ戻ることになりました。

さらに、このところメリッサが多忙であることや本日ナインが休みをとっていることをヨナから聞いたというユーリも、喜び勇んでお手伝いにと駆けつけます。

ただし、ナインとの結婚が決まっても変わらずメリッサのことが大好きなユーリと、相手が誰であろうとメリッサの隣を譲る気がないナインは未だに互いをライバル視していました。

そのため２人が顔を合わせると、たちまち室内には険悪なムードが立ち込めます。
しかし、ただならぬ雰囲気に気付いたメリッサが「もしかして仲悪いの！？和解する機会あげよっか！？」と慌て出せば２人とも途端に笑顔を取り繕い、「違います！大の仲良しです！」と一斉に声をあげたのでした。

ちなみに部屋の中にはヨナも控えていて、そんな３人のやり取りを

（面白い・・・）

と思いながら見物していました。

とはいえ、彼女もまたメリッサの人柄に救われた者の１人であることは間違いありません。

ナインとユーリの態度は少々行き過ぎですが、稀有な考えを持つメリッサに傾倒してしまう気持ちは「わからないわけではない」と内心で呟きつつ、ヨナは聖女として祭り上げられた忌々しい過去を振り返るのでした__

その悪女に気をつけてください外伝4話　感想・考察

外伝１-４話では、狼人間の森でナインと出会った人間の子どもがなんとヘイニーの弟だったことが判明しました。

ミゼンの罠だったとはいえ、自分が深く考えずに会いに行っていたせいでナインが酷い仕打ちを受けたと気付いたヘイニーの弟はショックを受けていました。
対してナインの方は、彼が無事だったことが知れて嬉しそうなのが救いです。

管理人halu

元々いつかは出奔して人間社会で生きていくつもりだったナインにとって、ヘイニーの弟との出会いはむしろメリッサと巡り会うために必要なことだった・・・と割り切れているのかもしれません。

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