今回はSpoon/Plutus先生の「ある日、お姫様になってしまった件について」3話を読んだので紹介したいと思います。
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ある日、お姫様になってしまった件について3話 あらすじ
前話、第2話のネタバレはこちら！
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アタナシアの前世でネットで話題になった小説
『かわいらしいお姫様』
その物語が紐解かれる第3話です。
今のアタナシアの父親の皇帝・クロードのフルネームは、小説に出てくる皇帝と同じ。
私、アタナシアのフルネームは、小説のなかで不遇を遂げる姫と同じでした。
小説『かわいらしいお姫様』の主人公はジェニットと呼ばれるお姫様。
ジェニットはクロードの心を溶かしました。
小説では、ジェニットは父親と結婚相手と共に幸せに暮らしました。
小説では、皇帝・クロードは出生直後のアタナシアを放置しました。
アタナシアは、クロードの愛を全てジェニットに奪われました。
さらに、濡れ衣を着せられ、父・クロードに殺されてしまいます。
小説のなかの姫と今の私の境遇は同じなのではないか＿_
そう気付くアタナシアの目からは涙が溢れていました＿_
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ある日、お姫様になってしまった件について3話 ネタバレ
アタナシアの父親の皇帝・クロードのフルネームは、クロード・デイ・エルジェア・オベリア。
それはアタナシアの前世でネットで人気だった
小説『かわいらしいお姫様』の皇帝と同じフルネームです。
そして、いまの私。
アタナシアのフルネームは、アタナシア・デイ・エルジェア・オベリア。
それも小説に出てくるお姫様と同じフルネームです。
ゾクゾクゾクッ・・！！///
赤ちゃんのアタナシアは、小説の内容を思い出してみます。
『かわいらしいお姫様』はロマンスファンタジー小説です。
主人公は、オベリア帝国の次女・ジェニット。
ジェニットは、美しい外見と天使のような優しい心を持ち、全大陸の人々から愛されていました。
クロードは国民から帝国を救った英雄として称賛されていますが、
実際は皇位継承者だった兄を殺して帝位につきました。
クロードがジェニットの存在を知ったのは、ジェニットが14歳の時。
ジェニットの母親は、クロードに婚約を解消され、ジェニットのお産中に亡くなりました。
ジェニットの伯母は、クロードから姪を守るためにジェニットの出生を隠し、アルフィアス公爵家にジェニットを隠して育てるよう、頼みました。
隠された彼女の存在を知ったクロードは最初はジェニットに冷たく接しました。
しかし、ジェニットは氷のようなクロードの心を溶かしました。
ジェニットは父親・クロードと、
結婚相手・アルフィアス公子と共に一生幸せに暮らしましたとさ＿＿。
ここまではハッピーエンド・・？
（小説はまだ続きます）
アタナシアの存在は、出生直後クロードに伝えられましたが、クロードはアタナシアを後宮に閉じ込めて放置しました。
そのせいで、アタナシアは人目を気にする気弱な姫として成長しました。
アタナシアがクロードと初めて会ったのは、9歳の誕生日。
深夜、アタナシアは皇帝宮の庭園でクロードと出くわしました。
クロードはアタナシアを無視しましたが、愛情に飢えていたアタナシアにとっては運命的な出会いでした。アタナシアはクロードから愛されるために努力し、才芸に秀でた優雅な姫として成長しました。
そして14歳になったアタナシアは、社交界デビュー（デビュタント）の時にクロードに手を引かれて登場する同じく14歳のジェニットを見て、希望が打ち砕かれました。
陰うつで暗いアタナシアと、明るく華やかなジェニット。
アタナシアは、唯一望んだクロードの愛さえジェニットに奪われました。
さらにアタナシアは、18歳の誕生日にクロードに殺されることになります。
ジェニットのカップに毒をもった犯人にされたからです。それは濡れ衣で、真犯人はジェニットの伯母。
姪のジェニットを第1皇位の継承者にするための陰謀でした。ジェニットの伯母は、アタナシアを幽閉もしくは第1姫から外れる程度の処分を望んでいました。
しかし、クロードは犯人だと決まってもいないアタナシアを殺してしまうのです。
後で事実が明らかになりましたが、クロードはアタナシアに罪悪感も後悔も感じなかったといいます。
一方、ジェニットは罪悪感を感じていましたが、
恋人・アルフィアス公子に慰められて乗り越えましたとさ＿_。
じゃんじゃん（END）。って全然ハッピーエンドじゃない！！
なんでアタナシアが死ななきゃいけないのよ。
いまの自分は小説の中の姫と全く同じ名前。
とても他人事には思えないアタナシアは報われない小説の中のアタナシアを想い涙を流します＿_
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ある日、お姫様になってしまった件について3話 感想・考察
小説の詳細が描かれる第3話。ここで初めてジェニットの外見が明らかになります。
確かに可愛らしいです。
小説で描かれるクロードの冷酷さと残虐さ、アタナシアの一途さと悲惨さが強烈です。
まっったく報われん。
小説に出てくるアタナシアは、ウェーブの金髪のロングヘアーで瞳の大きな、絶世の美少女なのに。
赤ちゃんのアタナシアが自分が小説のアタナシアだと気づいたようで、ここからが本番という感じがする第3話。
アタナシアは小説通りの人生を進むのでしょうか、
それとも新しい人生を切り開くのでしょうか。
後者ならどのようにして自らの死亡エンドを回避するのか、
これからのアタナシアの言動が気になって仕方ありません。
原作もぜひに。
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