今回はピッコマで連載中のSarkk/Eunhye kim/binu/Siya先生の
「緑陰の冠」52話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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緑陰の冠 52話 あらすじ
前話ネタバレはこちらから
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しかし皇太子は卑怯にも己の剣に振動する魔法をかけさせていました。
さらに、何度も斬り結んでいるとやがて相手の剣が折れてしまうという効果まで付与されていたため、皇太子は最後には自分が勝つと信じて疑っていない様子ですが…？
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緑陰の冠 52話 ネタバレ
ついに・・始まってしまった・・！！
先に仕掛けたのは皇太子です。
駆け出した勢いと共に突き出された剣先を、ユスタフは難なく受け止めます。
魔法・・
つばぜり合いになればユスタフの方にも振動が伝わり、それで彼が剣を取り落としてしまうのを狙っているのでしょう。
卑怯な・・。
相手がそんな姑息な手段を用いてきたにも拘わらず、ユスタフが動揺の色を見せることはありません。
むしろ
などと心の中で呟きつつ、
魔法が持続するのはせいぜい１分足らずだろうと冷静に分析します。
ふむ・・！
そうして「出し惜しみするなよ」と凄みのある笑みを浮かべた彼のあきらかな挑発にまんまと乗せられた皇太子は、「ナメやがって！！」と皇族の名に相応しからぬ汚い言葉を投げつけてきたかと思うと、感情に任せ乱雑に斬りかかってきたのです。
きた・・！！
当然そのような一撃がユスタフに通じるはずもありません。
怒りを込めて振り下ろした剣をあっさりかわされた皇太子は、挙げ句肘で手首を打突され、自分の方こそ己の武器をうっかり手放してしまいます。
圧倒・・！
彼は咄嗟にこの醜態を「これは剣術の訓練だ」と叫んで誤魔化そうとしましたが、すかさずユスタフから「いいえ、決闘です」とひややかに指摘されてしまい、さらなる屈辱に身を震わせる羽目になったのでした。
こうしてすっかり頭に血が上った状態に陥ってしまった皇太子でしたが、それでもなお彼は自身の勝利に対し絶対的な自信を持っていました。
・・・・。
実は、彼が魔術師を脅して自身の剣に施させた魔法には、「振動を起こす」以上の効果がありました。
は・・・？
やがて皇太子の思惑通りその魔法は発動し、ユスタフの剣は破壊され無残な姿となってしまいます。
やばい・・
しかしその瞬間、勝ちを確信してニヤッと口の端を歪ませた皇太子の顔面を襲ったのは、見事に決まったユスタフによる膝蹴りでした。
え笑
ユスタフの勝ちだあああああああああああ！！
無論この顛末は、一瞬のうちに貴族らの間で広まりました。
そうして「神聖なる決闘」に魔法を持ち込んだ疑いが濃い上に、そうまでして得物を奪った年下の相手に無様に負けた皇太子は、侮蔑と嘲笑をその身に集めることとなったのでした__
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緑陰の冠 52話 感想・考察
５２話の見どころは、決闘中だろうと一貫してポーカーフェイスを崩さないユスタフの余裕たっぷりな戦いぶりです。
皇太子と剣を交えることが決まってからずっと義弟の身を心の底から心配していたランとは対照的に、ユスタフは万が一にも自分が負けるなどあり得ない！という態度を貫いていましたが、今話ではその自信がうぬぼれなどではないことを証明するような圧倒的な強さを見せつけてくれます。
この勇姿を目の当たりにして、オリビアがいよいよユスタフを好きになってしまわないか心配ですね。
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次回第53話ネタバレはこちらから
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