【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 245話 246話ネタバレと感想。惨劇その後。死の淵で男が願ったこと。

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【小説版】悪女は砂時計をひっくり返す

今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の

悪女は砂時計をひっくり返す原作小説版 245話・246話(漫画版は79話?)を読んだので紹介したいと思います。

この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 245話 246話 ネタバレ

・・・の前の管理人のつぶやき。

前話ネタバレはこちらから

↓↓↓

【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 243話 244話ネタバレと感想。ミエールが用意したお茶会・飛ぶ血飛沫・漂う誘引花の残香。
今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の 「悪女は砂時計をひっくり返す」原作小説版 243話・244話(漫画版は79話?)を読ん...

245話

『なんてこと…!! 誰か!?
誰か、お兄様を助けて!! お医者様を呼んで!!!!!
事前に確認していた毒の量が相当なものだったため、とんでもない事態が起こることを予想していたアリアも、一瞬言葉を失ったほどだ。
ミエールの泣き声を聞いて、アリアすら慌てて席を立ち、助けを求めた__
管理人halu
管理人halu

ミエールがアニーに盛った致死量の毒をカインが飲んだっと・・。血飛沫舞う現場、目を瞑りたくなる惨劇だよ…。仕掛けたアリアすら動揺するほど・・。

『お嬢様!?』

幸いなことに、アリアの切迫した声を聞いて、執事はそのまま駆けつけたが、美しい庭に展開されたこの予期せぬ惨劇に対処できず、息を飲み込んだ。

『なん…だ…これは…?』

『急いで…!!!お医者様を呼んでください!!!』

『…はい、はい!!!』

アリアは執事に急いで医者を呼ぶように命じた。
それを受けて執事は慌てて走りながら庭を離れ、庭に入ったメイドたちは遅れて騒ぎを察知して悲鳴を上げた。

『きゃああああああっ!!!!』
『あああああ…!!大変だ!!!!』
『どうしたら…!!!』
『早くタオルを…!!!』
管理人halu
管理人halu

トラウマもんだろこんなん・・。。

カインが吐く血の量も次第に増え、
皆が慌てて悲鳴を上げ、ミエールの泣き声も大きくなっていった。

『そんな…そんな…!!! お兄様ッ…!!!!!!!!』

管理人halu
管理人halu

・・・。

『お、お嬢さま…!?ああ…大丈夫ですか…?』

信じられないような恐怖に顔面蒼白になったジェシーだが、同じテーブルで同じ紅茶を飲んでいたので、アリアの顔色を覗き込んで尋ねた。

『えぇ…私は…。』

そう答えたアリアは、パニックになっている他の人たちとは違い、ゆっくりと理性を取り戻すことができた。

いや、アリアはもはや気分の高まりすら感じていた。
それは、十数年の時を経て、ようやく彼女が望んでいたことが実現できたからだ。
ミエールにも私のように過去の記憶があれば、もっと良かったのにねぇ…?

もしそうだったら、ミエールは死ぬ前に自分の行ってきた行為の当然の帰結だと思うかもしれない。

管理人halu
管理人halu

因果応報・・。

しかし、何も知らずに死を迎えるのも悪くない。
そうすると、本人に余計に不公平感が出てくるからだ。
それほど大きな罪を犯していないカインでさえこのように命を落とすのだから、と悪女を恨んで涙を流したかもしれない。

ミエールの最期も一刻も早く見たいと考えたアリアは、恐怖に怯えたふりをしてカインを見守った。

『あああ…どうしてッ…!!!
お兄様っ!?私は…どうすればいいのですか…?!』

アリアはカインに毒入りのお茶を飲ませた張本人だったのだが。
管理人halu
管理人halu

“どうして”もなにもねぇだろ、と・・笑

そのアリアの憎たらしい姿に、
涙を流していたミエールは怒り狂い目を見開き、アリアに向かって叫んだ。

『どうして!!どうしてあの紅茶を飲ませたのよ?!!
どうしてよ!!?お前のせいで…! お前のせいで…、私のお兄様は…!!
アニーが飲むはずだった毒入りの紅茶を飲んだのよ!!!!!』

管理人halu
管理人halu

あー・・全部言っちゃった・・アホの子や・・

ジェシーとアニーは、お茶を飲んで血を吐くのはカイン以外の誰かであったのだと暗示するミエールの叫びに、一瞬首をかしげた。

『何を言っているの?ミエール?私がカインお兄様に紅茶を飲ませたって何…?』

アリアは自分が何を言っているのかわからないというような、とても困惑した表情で聞き返した。

アリアは何も知らないふりをし始め、ミエールは喋ろうとしても喋れなくなった。

ねぇどうして…?どうしてそんなことを聞くの…?
まさか…!!誰かが飲んではいけないモノ紅茶に入っていたとか…?そうじゃない…わよね?』

管理人halu
管理人halu

追い討ちをかけるアリア。(ヒィ・・

そのアリアの問いかけとともにカインは大きく咳き込み、再びおびただしい量の血が辺り一面に撒き散らされた。

それはカインの最期を示しているようで、庭は悲鳴に包まれた。

管理人halu
管理人halu

・・・ゴクッ。

『嫌あああああああ!!!!』
『ああどうしたらいいの?ああ、どうしたらいいのカインさんが…!!!』

『ミ、ミエール…』

メイドたちが叫ぶ中、カインは、すぐに消えてしまいそうな弱々しい声でミエールを呼んだ。

管理人halu
管理人halu

カイン・・。

その声はあまりにも生気がなく、これは彼の最後の意志であった。
ミエールは今にも死にそうな声に驚いて、目に涙を浮かべながら答えた。

『は…はい…! なんですか…!』

『そう…、じゃ…、ない…よな…?』

管理人halu
管理人halu

毒を入れたのはお前じゃないよな、と。

それは主語のない質問だったが、ミエールはその意味を一息で理解して息を止めた。

『えっと、わ……私は…私は……!!その……!』

管理人halu
管理人halu

・・・。

そして、その後のミエールのはっきりしない答えは、カインに失望と悲しみをもたらすのに十分だった。

カインの目は行き場を失い、波に出会った小舟のように揺れていた。

カインが最期に抱く感情は“失望と妹への悲しみ”だった。
過去に自分の首を切り落としカインにふさわしい死だと思ったアリアは、カインの冷たい手を握って彼を慰めた。

『お兄さま…! ミエールが…!
ミエールが、そんな悪い子であるはずがないじゃないですか…!』

そして、アリアはミエールを庇うふりをして、ミエールの悪行がいかにひどいものであったかを思い出させた。

カインが安心して死を迎えられないように。
アリアは、ミエールが父親を階段から突き落として傷つけたという悪事や、アリア自身にも毒入りのお茶を飲ませて死なようとしたという不道徳な行為を思い出させたのだ。
管理人halu
管理人halu

・・・死の淵にいるカインに・・もう恐ろしすぎる・・。

アリアの言葉が終わると同時に、カインはゆっくりと目を閉じた。

閉じた両目からは後悔の念が涙となって流れ落ち、冷たい手からは力が抜けていた。

そしてカインの頭は、過去のカルマ(業)によってこの自分の最後があることを示すかのように、無力に撫で落ちた。

管理人halu
管理人halu

えっ・・カイン、本当に死ん・・

『あああああああ・・』
『ああ・・どうすれば…!!まだお医者さまが来ていません・・!』

『ダメよ!!お兄様!ダメ・・!!ダメ…! ダメ…!!ダメ…!!!ダメええええええええええっ!!!!!!!』

ミエールは信じられないような悲鳴を上げ、カインの肩を何度も強く揺さぶって、再び目を開けさせるようにしいていた。

『お兄様、お願いです…!!
目を…開けてくださいっ…!!お願い!!!!!!』

管理人halu
管理人halu

いやまじか・・・。

必死に叫ぶミエールについに耐え切れなくなったアリアが、ミエール自身が犯した愚かな行為を彼女の耳元で責めた。

だから、量をうまくコントロールしなさいねって言ったのに。ミエール?』

管理人halu
管理人halu

ヒィィィィ・・・・!!!!

『ああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

アリアはそう、嘲笑うように囁くと、ミエールはついに狂ったようにもがき始め、慌てて見ていたメイドの何人かが彼女を抑えかかったほどだった。

『お前が!!!!お前のせいで!!!お前のおおおおおっ!!!』

“何を言っているの、ミエール?全てあなたのせい、じゃない。”
管理人halu
管理人halu

アワアワアワ…

アリアは細い肩をすくめ、
ミエールの言葉に傷ついたように震え、手のひらで顔を覆って泣いて見せた。
それは、自分で全てを台無しにして、暴走しているミエールを見て、自分の表情を抑えられなかったからだ。
管理人halu
管理人halu

少なくともちょっとの時間は同じ屋敷で過ごした義兄弟だったのに、そんな最期を見ても余裕の演技が出来て、思わず笑顔が溢れちゃうアリアにヒィが止まらんよ・・。

カインが死の淵にいるこの状況で喜びを抑えられない自分をアリアは、さすがにこの時ばかりはおかしいと思ったが、これは自分がずっと望んでいた復讐だから当然だ、とも思った。

『あぁ…でもそうかもしれません…。すべて…私のせいかも…。私がもっとちゃんとあなたを見ていれば…、こんなことにはならなかったのに……!』

管理人halu
管理人halu

っていうパフォーマンス、ね・・。笑

『ああああああああああああああッ!!!!!!!!!』

自分も耐えられないとしか話さないアリアのせいで、ミエールは怒りに耐えられず、暴走してもがき、ついには正気を失ってしまった。
しかし、誰も彼女が倒れるのを助けようとはせず、ただ軽蔑と怒りの表情がミエールの小さな体に注がれるだけだった。

『・・・ミエールさん・・どうして・・・!?』

特に、先ほどカインが飲んだ紅茶がアニーのものだと知っていたジェシーは、怒りと裏切り、そして恐怖に怯えていた。

ミエールの度重なる失態に、もう、誰もミエールに少しも同情しなかった。

管理人halu
管理人halu

・・全部ミエールのやったことだってもうみんな思ってるわけだね・・。

__

__

執事が医者を連れて屋敷に戻ってきたのはすぐのことだった。

それほど時間はかからなかったが、カインはミエールが紅茶に入れた致死量の毒のために、医者にはもう手の施しようがなかった。

カインは、こうして命を落とした__
管理人halu
管理人halu

・・・カインがここで・・。
こんなあっさり・・。カインは周りに比べたらまだアリアへの仕打ちは軽い方だったけど、死んじゃったのか・・。

__

246話

もはや犯人は紛れもなくミエールで、発狂し意識を失ったミエールは部屋に閉じ込められていた。

皇城から派遣された使用人(カイン)の死であるから、当然、この恐ろしい事件の調査は皇城が行うことになった。

『アリアお嬢様!大丈夫ですか?!』

アースは、仕事をすべて放り出して、一足飛びにアリアのもとに駆けつけてきた。

管理人halu
管理人halu

アース、きたぁ・・(いや、テンション上げられんわ・・笑

彼は、調査を担当している帝国の調査チームの一員だった。

心配そうな彼の表情に、アリアはぎこちなく笑った。

『私は大丈夫です。毒を飲んだのはカイン兄さまだけですので。』

私が全部シナリオを書いたのだから、害があるはずないじゃない?

彼女の淡々とした答えに、アースは真実を察したようだが、まだ不安を払拭できないのか、長い間アリアの顔を見ていた。

『本当に、大丈夫です。』

アリアが微笑み返して再びそれを強調すると、その時ばかりはアースも安心した。

『・・・それならよかったです…。
お嬢様がまた被害を受けたのではないかと心配していました…。』

『私は砂時計を持っているのですよ?もし何かあったら、砂時計を使えばいいので。』

砂時計はテーブルの上にあった。
それは、お茶の時間に使うために出した後、まだ片付けていなかったからだ。
そこでアリアは「大丈夫」と言ったのだが、アースの顔がまた暗くなった。

『…お嬢様の能力は…完全ではない、です…。それに、大きな代償を払わなければならないでしょう?死ぬことはないでしょうが、できれば使わないでほしいです…。』

管理人halu
管理人halu

アリアは本物の王族とは違って、使ったら寝たきり+自分の身体の時が高速に進む?っていう重い代償を払わなければいけないんだもんね。

この悩みが消えなかったアースが言うと、アリアもそれは自覚している部分だったため、冷静に頷いて肯定したのだった。

もちろん、これはアリアの人生の中で最も大きなパートを占めていたので、このためには砂時計を何百回も回しても構わないのだが、これ以上アースに心配をかけたくないので、わざわざそんなことは言わなかった。

『だから、砂時計を使わずにいつでも私を使ってください。
私はあなたが思っている以上に能力があって、そしていつでもあなたの連絡を待っていますから。』

管理人halu
管理人halu

忠順なワンコに育ってしまって・・笑

彼のダークブルーの瞳がアリアを見つめてそう言った。
その目には、一片の偽りもなかった。

いつでも彼女の呼び声のために動けるようにしているという彼の言葉に胸がいっぱいになるのを感じたアリアは、少し顔を赤くして頷いた。

『・・・ありがとうございます。』

『そしてこれは私の許可を得ずに外出した使用人(カイン)の件ですので、最終的な指示は我々が行います。調査を怠らず、ミエールにも相応の罰を与えるようにしますので、どうかご心配なく。』

管理人halu
管理人halu

ビュンと飛んでこれたアースがわざわざ騎士たち調査団と来たのは、この状況を騎士たちにも見せてミエールに改めて裁きを与えるため、だね。

『そう言っていただけると安心します。私も捜査に協力しますね。』

そう言うと、アースは今日初めて明るい笑顔を見せてくれた。
しかし、その笑顔の後でこう言った。

『お嬢様あなたがこんなことに巻き込まれてばかりいるから、私はつらいのです…。』

『・・・つらい?』

『何もかも忘れて、ただあなたと話していたいのに…。』

そう言いながら、アースは長く伸びたアリアの髪にそっと触れた。
アースは、髪の毛に触れられたことで少し動揺したが、自分がこんなことをしている場合ではないことに気づき、アースの醸し出す奇妙な雰囲気を断ち切った。
管理人halu
管理人halu

ところ構わず現れてところ構わずイチャついちゃうアースパイセン。

『…さて、私はもう行きます。何かあったらいつでも呼んでくださいね。そして…

アリアが次の言葉を待っていると、アースはそのまま言葉を濁し、アリアの額にそっと柔らかい唇で口付けした。
管理人halu
管理人halu

オッフ。
そして断ち切れなかったアースの雰囲気。笑

扉の外で待っていると、それを見た騎士が目を大きく見開いて顔を赤らめていた。
その直後、見てはいけないものを見てしまったと表現して慌てて顔を向けた。

この二人はお互いに今ではすっかり慣れたもので、キスくらいではもう顔を赤く染めもしなかった。

管理人halu
管理人halu

おい・・なにか他にもっとすごいことあったんじゃないだろうな・・?おい・・。これは少女(?)小説の壁ってやつか・・・?おい・・。

ただ、お互いの目を見つめて、再会を約束したのだった。

『…くれぐれもやりすぎないように、してくださいね。』

『・・・えぇ、わかりました。』

管理人halu
管理人halu

まぁ、アースは色々わかってるっぽいね。調査も名目上、だろうね。

アースは、屋敷に残る騎士や調査員たちに、事件の検証と調査を徹底して公正に行うようにしっかりと指示を出して屋敷を後にした。

__

__

『紅茶を飲んですぐに倒れた、だって?』

『えぇ、そうよ! 飲んだ途端に血を吐いて倒れたのよ!!』

アニーは騎士の質問に興奮気味に答え、当時を再現するかのように倒れる真似をしていた。

『で?アリア様もその紅茶をお飲みになったのか?』

『はい!アリア様も紅茶を飲みましたが、大丈夫でしたよ。倒れたのはカインだけでした!』

アニーの言葉に、騎士はとても真剣な顔でうなずいた。

騎士は、もし同じ紅茶を飲んでいても、カインが一人で倒れていたら、ミエールは紅茶ではなくティーカップに毒を盛ったことになる、と報告書に書いた。

アリアと一緒に最初から最後まで庭にいたジェシーも、
カインと席替えをした人がいたというただ一つのことを除いて、同じ答えを出した。

『席が変えられた・・?』

『・・・そうです。
カイン様が座っていた席、実は、あれはアリア様の席だったのです。』

『…!』

管理人halu
管理人halu

・・・。

そう答えたジェシーの顔は暗かった。今までミエールを信じていたのに、こんなことになってしまったのは、裏切りと失望と怒りのせいだった。

騎士は思いがけない情報を得たので、
ジェシーの次の言葉を急がせた。

『詳しく教えてくれ。』

『…元々、アリア様はそこに座っていました。そして、ティーカップに紅茶もその際に注ぎました。するとアリア様は、紅茶をひっくり返してしまい、その出来事があって席が変わってしまったのです。それはアニーとミエールが、アニーの服を着替えるためにしばらく留守にする必要があったからでした。その後、カインさんが屋敷に到着し、そのままアリア様の席に座りました。そして、そして…』

管理人halu
管理人halu

そこでアリアはカインと席を変えたんだよね。

長い説明を終えたジェシーが最後の言葉を聞き取れなかった時、彼女の答えに代わる衝撃的な証言に、騎士は一瞬言葉を失った。

『カインは元々アリア様が持っていた紅茶を飲みに来て、一方でその紅茶を用意していたミエールは姿を消していた…』

『…その通りです。』

そう断言していたジェシーは、今にも泣き出しそうな顔をしていた。

ジェシーの証言を概説した騎士の表情もショックを受けていた。

もし、ジェシーの証言が本当なら…ミエールは、帝国で注目されていた、皇太子の愛人であるアリアを殺そうとしたのだ。
管理人halu
管理人halu

そっか、これ・・アニーが飲むはずだった紅茶をアリアが持って(アリアは自分の紅茶をこぼしたからね)、で、一旦その毒入り紅茶はアニーとミエールが着替えに行ってる間に、自分の席において、そのままアリアの席にカインが座ったから・・、ジェシーやアニーはこれミエールがアリアを殺そうとしてた、って思ったんか・・。

『お前も…そう思うのか?』

『・・・はい?なに・・・?』

『ミエールの本当の狙いはカインではなく、アリア様だと思うかどうかを聞いているのだ。』

『・・・。 』

アニーには肯定のサインはなかったが、目の前のジェシーのしかめっ面と、アニー自身のしっかりと閉じた唇が答えだった。
管理人halu
管理人halu

でもあれだよね、アニーはミエールの”アニーを殺そうとして”って発言は聞いてるはずなんだけど・・言わないんだね。

__

__

騎士たちは厳正な調査を重ねた結果、アニーの証言も得て、座席が変更されていたことが確定となり、その席変更を行った、アリアを見つけた。

管理人halu
管理人halu

・・・これもしかしてアリアもちょっとやばい空気・・?

『アリア様。私たちは目撃者からそのようなことを聞いたのですが。それは本当ですか?』

『…そんなお話が…?』

騎士の質問に何と答えるべきか選んでいたアリアは、肯定のため息をついた。

アリアはまるで言いたくない秘密を掴まされたような表情だった。
管理人halu
管理人halu

アリアもちょっと動揺・・してる・・?

しかし、騎士は悔しそうな顔でこう言った。

『過去にあなたたちはご家族だったから…、隠蔽したかったのはわかりますが……もう一度や二度じゃないじゃないですか…!もう、許すにも限界があります。ミエールはこの恐ろしいことの代償を払わなければなりません…!!

管理人halu
管理人halu

あー・・笑

まるでアリアがミエールの罪を覆い隠そうとしているかのように誤解していたのだ。

その騎士の反応を存分に楽しんだアリアの目が赤くなった。
長く豊かな睫毛を何度か動かせば、涙が出てきそうな表情をしていた。

なんとなく、見てはいけない顔を見てしまったようで、困惑した騎士は慌ててハンカチを取り出すまでだった。

『・・・ありがとう。あなたはとても親切なのですね。』

『あ、いえ。すみません・・・何か失礼なことを言ってしまったみたいで・・・』

『失礼なことなど…。私がいけないのです…ミエールのミスをかばっていたから、こんなことになってしまって…罪悪感を感じています。』

『罪悪感など!恩情をかけても反省しなかったミエールが悪いのです!』

『そう言っていただけると、少し安心します…』

『…アリア様には申し訳ありませんが、
今度こそ彼女は容赦なく罪を償わなければなりません。』

アリアは答えを遅らせた後、ゆっくりと頷いた。

『…そうですね。私の”浅はかな慈悲”のせいで、さらに無実の人(カイン)が命を落としてしまったのですから…。もう、これからは、それを隠さずに協力します…。』

管理人halu
管理人halu

いや・・正確にはアリアの“綿密で憎悪溢れる”計画のせいで、計画に組み込まれたカインが命を落とした、んだけどね・・笑

アリアがミエールに厳しい罰を与えようと決めると、調査はスムーズで迅速に行われた。

屋敷にいる全員からもう一度証言を確保し、
庭に残された証拠やカインの遺体も収集して分析のためにしかるべき場所に送った。

これ以上ない単純明快な状況証拠だったので、罪の確定にそれほど時間はかからなかった。

これらはすべて、ミエールが意識を失って部屋に閉じこもっている間に起こったことだ。

多くの証拠と多くの目撃者がいたため、ミエールが弁明する機会はなかった。

これ(弁明する機会など与えられないこと)はこれまでの(過去の)アリアの状況だったのだが、今回はミエールがそうなったのだ。

そう、全てはミエールのせいであり、ミエールが作り上げたものであり、
アリアはその邪悪な女に虐げられ、嫌がらせを受けていた善良で純粋な聖女そのものだった。
管理人halu
管理人halu

過去と現在。悪女と聖女。
完全にひっくり返ったね・・(ゾワゾワ…

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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 245話 246話 感想・考察

アリアの計画の最終章。まず“ミエールの手によって”カインが毒を喰らい、そのまま今話で命を落としました・・。

管理人halu
管理人halu

いや・・カインは今の世界線ではアリアにそこまで悪質ってわけじゃなかったから(なんか勝手にアリアに惚れてる非モテ男子なだけだった)ワンチャン助かるかな・・と思ったんだけど・・そこに慈悲はなかった。

カインは死の淵でもミエールの無実を願いましたが、叶わず・・

管理人halu
管理人halu

毒で苦しみながら、ってのもありながらも、しかもアリアによってこれまでのミエールの数々の悪行を思い描きながら眠る、と。いや、”安らかに眠る”の対義語そのものでしょこの状況・・。

そしてアース擁する皇城の騎士団が調査に来るなかで、一瞬アリアにも嫌疑がかけられるかな、と思ったのですが・・

管理人halu
管理人halu

もう完全にアリアのイメージは“聖女”で、むしろミエールみたいな“悪女”をこれ以上かばわないでください・・みたいな扱いを受けてたよね。笑 アースがアリアのことを色々気にかけて悪いようにしないようにしてくれてるのはあるんだろうけどさ。

このままミエールは普通に裁かれるのでしょうか・・。

管理人halu
管理人halu

いや、アリアが一番復讐したいのはミエールだからこのまま部屋から連れ出されて死刑判決受けて、斬首、なだけじゃないでしょ・・アリアの怖いところはこっからだって・・(いや、どこまでいくねん・・笑

次回も気になります・・・!!!

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管理人halu
管理人halu

待望のコミックスは2021年11月05日発売・・!!

次回ネタバレはこちらから!

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【原作小説(ノベル)翻訳】悪女は砂時計をひっくり返す 247話 248話ネタバレと感想。地位も金も名誉も記憶も家族も失った女性のとある供述。
今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の 「悪女は砂時計をひっくり返す」原作小説版 247話・248話(漫画版は80話?)を読ん...

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