こんにちは。ネタバレの総合商社、ハッピー☆マンガ道場へようこそ。
今回は安武わたる先生の「声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~」37話を読んだので紹介したいと思います。
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声なきものの唄 37話 あらすじ
前話36話のネタバレはこちら
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真苗は父の使いに連れられ、父の本宅へとやってきます。
そこには本妻である淑子がいました。
真苗を見るなり、表情をこわばらせていました。
しかしすぐにその顔は笑顔へと変わるのです。
父は淑子へと真苗を託し、仕事へと向かうのでした。
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うーむ?
淑子は自身の子供である2人の女子と一人の男子がいました。
その中で実子と同じく育てることにしたのです。
真苗は全く違う生活に泣き通し。
そんな中で野良犬のポチと、真苗付きの女中・お菊の存在によって屋敷での生活へと慣れ始めます。
淑子も真苗にきちんとした洋服を着せ、少しずつ作法を仕込んでいくのでした__
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声なきものの唄 37話 ネタバレ
真苗の母は元々東陽楼の妓でした。
そんな母は真苗が10歳の頃に亡くなりました。
しかしその葬儀に父は来ず、真苗だけを使いのものに連れてこさせました。
そうして自身の本宅で本妻である淑子に真苗を対面させます。
真苗は淑子と顔を合わせると、彼女は心底憎んだ顔を浮かべますが、すぐさま笑顔になります。
真苗は母の葬儀にすら来なかった父を殴りつけますが、父は真苗を突き飛ばします。
次に目を覚ました時、淑子は妾の子である真苗を引き取った経緯を、自身の子供たちに聞かせていました。
妾の子という言葉の真意が分からない真苗は、淑子に問います。
するとそこにいた、淑子の長男・繁泰は真苗を指差して、お前のことだと告げるのでした。
そうして彼を女郎の子だと蔑むのでした。
しかし淑子はその発言をした繁泰を殴りつけます。
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や、なんか家全体が荒れとるな・・
そして同時にそこにいた2人の姉妹、敬子と則子にも真苗は弟であると言いつけるのでした。
真苗はその雰囲気にぼんやりしてしまうのでした。
その日から真苗は泣いて暮らします。
ご飯も喉を通らず、淑子は心配を口にします。
屋敷の中では真苗の存在を口々に噂する使用人たち。
それを耳に入れてしまった淑子は真苗の耳に入らぬように口止めするのでした。
そんな中真苗はかつての自身の家に帰ろうと、家出しようとします。
ですが庭が広すぎてどこからが出口なのか全く見当もつきません。
そこで真苗は野良犬のポチと出会い、飼うことを許されます。
それと同時に真苗が唯一心を許せる女中・お菊の存在を知ります。
そして淑子は真苗を可愛がるかのように、
洋服を着せたりと甲斐甲斐しく世話をするのでした。
気を許した真苗は少しずつ食事を取るようになります。
ですが作法を教えてもらっておらず、
淑子の心に突き刺す言葉を気づかない内に口にしてしまいます。
淑子はそこでも作法を教えることを約束し、言及はしませんでした。
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淑子さん、ええひとやないか。
父は真苗が屋敷にすっかり慣れたことで、淑子を褒めます。
最近の作法なども特にしつけが良くなり、真苗の母親はそういうことを一切教えていなかったことに苦言を呈します。
淑子はその言葉にそこが良かったんでしょうと、口に出してしまいます。
そのことで夫の気持ちに火を付けてしまいます。
普段はそんな風に誰かに心を妬くようなしぐさを見せない淑子が可愛らしく見えたのでした。
そうして彼女を抱く夫に、淑子は心の中で夫の今までの成功までの道のりを考えていました。
いつも強引で、女の犠牲を当り前ととらえている夫。
抱くだけ抱いて、夫はまた出かけて行くのでした。
4年後、真苗は試験で全科目一位になるほどの秀才になっていました。
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真苗すげぇな。
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声なきものの唄 37話 感想・考察
今回は真苗の過去編でした。
かなり彼も苦労し、それなりに人に裏切られていたのだなと思える回でした。
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うーん。なんか複雑な気分ね。
しかし彼を育てた義理の母の存在、彼女は実際真苗を憎んでいたのだろうなとも感じる場面があり、誰も幸せになっていないところが悲しさを呼びます。
見どころは、ところどころで現在の真苗に通じる表情を見せるところです。
やはり歪んだ家で育ってしまうと、こういう風にどこか歪みが生じるのでしょうか。
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環境がひとを作るっていうよね。
そして心のより所になっていたものを失う悲しみ。なんだか悲しい回でもありました。
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次回38話のネタバレはこちら!
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