今回は乃木坂太郎先生の「夏目アラタの結婚」4巻を読んだので紹介したいと思います。
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夏目アラタの結婚 4巻 あらすじ
前巻のネタバレはこちら!
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真珠の母親は育児放棄をしたものの、虐待はなく一緒に歌を歌う普通の人間でした。
第2回裁判による真珠の告白。
3人の被害者を殺害したのは父親である三島正吾の犯行。
真珠はバラバラの遺体を埋めただけと、弁護人の宮前は主張します。
困窮した生活とストーカー被害による追いつめられた真珠の心理背景。
傍聴席のアラタに送る笑顔をはじめ、虚実が入り混じった怪物級の演技力により、法廷の雰囲気は真珠に同情が集まります。
補充調査の追加ありで終了した公判。
しかしアラタは気が付いたのです。
重要証人となり得るはずの三島が既に殺されていることに。
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夏目アラタの結婚 4巻 ネタバレ
宮前に真珠から父親の情報を聞き出すように頼まれた桃。
しかし、真珠にその意図が見透かされると、桃はプレッシャーに耐えられなくなり逆に自分の父のことを正直に話します。
一方、アラタは真珠の幼少期を調べるべく養護施設などを訪問。
当時の様子を園長先生に聞きながら、
いじめの標的となり闘えない子もいたと後悔するアラタ。
また、真珠の母親については虐待を受けたと想像しましたが、実際は違っていました。
オドオドした普通の母親だったというのです。
確かに歯の治療はしないし、ご飯とツナ缶だけの着たきりスズメ状態の真珠でしたが、アパートを訪問した時に部屋から聞こえてきた歌声。
それを聞いて、この親子は大丈夫と判断されたようです。
真珠と面会して、自分の母親は歌うことはなかったと話すアラタ。
すると真珠は「赤とんぼ」の歌いますが、途中で嘔吐してしまい面会は中止に。
自分が殺すはずだったのに何故死んだ。
そんな姿を見せた真珠は、アラタに離婚届を送るのでした。
___
真珠がアラタと獄中結婚が週刊誌にスッパ抜かれる中、第2回の公判が始まります。
法廷に入る真珠は制服姿。
JKスタイルに藤井たち傍聴マニアの興奮が止まりません。

おい。笑
どうやら宮前の作戦で、表向きは生活の困窮をアピールですが、本当の狙いはストーカー被害という真珠の主張に説得力を持たせるためようです。
証言台に立つホームレスの稲葉は、アパート暮らしの真珠の様子を語り始めました。
被害者たちと真珠が男女の関係にあったこと。
何者かが被害者の山下と口論があったこと。
真珠は当時の事情を説明するようです。
この瞬間、空気が変わったと感じるアラタ。
スカートが捲れて太ももが露わになった真珠は恥じらいながら、宮前の質問に答えます。
ストーカー被害のきっかけは、実習先に熱中症のホームレスが搬送されてきたことから。
「品川真珠」という名札から、母親が環ではないかと質問する患者。
もしかしたら、この人が父親ではないかと思う一方、
関わりたくないと悩んだ真珠は“殺すしかない”と告白をします。
唐突過ぎる展開に母からの話と入院記録を述べる真珠ですが、これだけで三島が真珠のストーカーという証拠はありません。
母と赤ん坊と自分の写真を持っていた三島。
自分は体を壊して働けないから助けてくれと、一緒に住もうとすり寄ってきたのです。
アラタもどこまでが真実なのか判断がつきかねる迫真の告白。
真珠の相手が自分と同じくらいと知り、遂には三島は真珠に対して関係を求めてきたというのです。
しかし、殺すことはできなかった。
何故なら自分が好きになる人は、自分にとっての理想像だからだったです。
病院から盗んだ薬で自殺しようと思いながら過ごした日々。
結婚したものの週刊誌書かれて夫が迷惑したと離婚届の提出を話す真珠。
わざとらしい咳払いで自分をアピールするアラタ。
気が付いた真珠は傍聴席に向けて満面の笑みを浮かべるのでした。
父親の虐待と犯行の可能性を吐露した真珠の感情を落ち着かせるため、一旦休廷に入りました。
真珠の様子をメモした裁判長は、その演技力は怪物と評します。
人の心に忍び込む天才は、ベテランの真贋を持ってしても見極めは困難。
怪物の心の奥底を覗きすぎないよう同席する裁判員に注意を促します。
再び始まる裁判。
しかし傍聴席は休廷前と一転、温い雰囲気になっています。
真珠の演技に話半分で聞けと、騙されないよう心の中で警告するアラタ。
真珠は父が周防を殺害してバラバラに切断していたと供述します。
共犯にすれば警察に何も話せなくなると宮前が言葉を続けます。
結局、3人を殺害した父親は時間が欲しいと失踪。
対する検察側は金ノコやブルーシートなど、真珠の不自然な買い物を証拠提出。
何より3人の被害者の死因は毒殺だと指摘します。
被告人質問の準備期間を申請について、補充調査の必要性を裁判長は認めます。
真珠の父親「三島正吾」の所在確認は重要として今回は閉廷。
指輪が欲しいとジェスチャーをする真珠にOKサインを送るアラタ。
周囲の冷やかしに頭を抱えながら、落ち着いた態度の真珠に納得がいきました。
三島正吾は見つからない。
アパートの畳に残された何者かの血痕は、真珠が既に殺した正吾のものだとアラタは確信するのでした。
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夏目アラタの結婚 4巻 みどころ

第2回公判を軸に描かれた第4巻は、真珠の両親についてもクローズアップされました。
どっちも殺すという物騒な感情しかない真珠。
それでも一緒に母親と楽しそうに歌う様子が本当ならば、憎しみの感情には疑問の残るところです。
一方の父である三島。
真珠の告白どおりならば相当のゲス親ですが、アラタが想像するように殺害された可能性が高く、品川ピエロとしての殺害は4人になりそうです。
看守が指輪を外すなど、観る者、聞く者に対しての演技力の卓越した真珠。

裁判長が怪物とメモする“真珠劇場”は圧巻の一言です。
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