こんにちは。ネタバレの総合商社、ハッピー☆マンガ道場へようこそ。
今回は斉木久美子 先生の「かげきしょうじょ！！」５巻を読んだので紹介したいと思います。
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かげきしょうじょ！！５巻 あらすじ
前巻はこちら↓↓↓
“紅華音楽学校文化祭”とは、本科生の卒業公演ともいえものです。
その中で、予科生である100期生が文化祭の1日目に10分の寸劇、コーラス5分の合わせて15分の出演ができることになりました。
しかし、寸劇に選ばれるのは予科生40人中4人で、残りはコーラスのみ。この4人を誰にするかはオーディションで決められることになりました。
演目は“ロミオとジュリエット”。自分以外に票を入れる投票制です。
一週間後に立候補の希望を聞かれることになり、さらさはロミオかティボルトのどちらにするか悩みます。
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かげきしょうじょ！！５巻 ネタバレ
さらさがSNSにどちらの役にするか悩んでいると書き込むと、暁也から電話がかかってきました。
暁也のアドバイスで、さらさはティボルト役に立候補することを決めます。
前回のリベンジです。
さらさは自分の部屋で台詞の練習をしますが、自分の個性の出し方がわからず愛に意見を求めます。
愛から“脚本では見えていない部分を想像してみよう”と提案されたさらさは、愛と共にティボルトのキャラクターに肉付けをはじめます。
もともと二次元が大好きなさらさは、二次創作の要領でティボルトの設定を次々と生み出し愛を驚かせます。
あとは、一番大事なオーディションの台詞の時のティボルトが、何を思いながら死んだか。さらさはこれをしっかりと考えることにしました。
オーディションの日が迫りますが、皆ライバル視と緊張からこのところずっと重苦しい雰囲気が流れています。
さらさはいまだにティボルトの最後の気持ちに近づけずにいました。
そんな時、たまたまお風呂上りにテレビに映っていた暁也を見て、ある記憶と感情が呼び起こされました。
自分ができない歌舞伎を当たり前のようにやれる暁也のことが、大好きだけど羨ましくて、つい「暁也くんも歌舞伎が出来なくなればいいのに」と酷いことを考えてしまった幼い日の黒い感情。
それは、あこがれのジュリエットをあっさりと持ち去っていったロミオに対するティボルトの感情と、重なるところがありました。
そしていよいよオーディション当日です。
講堂に入ると各教科の先生方も何人か審査員としてスタンバイしていました。
ロミオ、ジュリエット、ティボルト、乳母の希望者4人一組で組まされて、本番さながらにグループ演技をすることになりました。
愛はというと、“恋”の感情が分からないままオーディションを迎えました。
“恋”や“一目惚れ”の気持ちはまだわかりませんが、さらさとの大事な思い出を心に蘇らせて美しいジュリエットを演じたのでした。
それからも次々とオーディションは進んでいきます……。
5巻にもスピンオフが収録されています。
“愛の指導役・野島聖編”です。聖先輩の紅華音楽学校入学前の高校生時代の話です。
“JPX48”のセンター“小園桃”の大ファンで、同じくJPX48が好きな他校のオネエ系の友達と一緒に握手会に通っていたこと。
JPX48の握手会や、密かに目指している紅華音楽学校受験のための稽古で忙しく、ちょっと友人たちの輪から浮いていたこと。
同じ学校の子達からいじめられて怪我をし、握手会に参加できなかったオネエ系の友達。そしてトップアイドル小園桃の神対応……。
辛いことがいろいろあっても、自分の“好き”を貫いて啖呵を切る聖の格好いいこと！
聖の“好き”には気合が入っていることが分かるスピンオフでした。
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かげきしょうじょ！！５巻 みどころ
“塩対応” “ロボ” と、
散々な言われようだった愛のジュリエットの演技の美しさは必見です！
人と積極的に係わってこなかった愛が、さらさとの出会いを“宝物のよう”と思い返すシーンは感動的です。
さらにその後流す涙の美しいこと！
皆、何回も自分の内面と向き合うことを繰り返して、強く美しい紅華乙女になっていくのでしょうね！
まだまだオーディションは始まったばかり。さらさや紗和のティボルトにも期待です！
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